kakikenです。
テレビなどの天気番組で散々煽った日曜の関東地方の大雨予報。
確かに地域によって豪雨があったりしましたが、肝心?の東京競馬場では午前中から小康状態で降っても小雨レベル。
重馬場想定での予想をしただけにレース前は諦めのテンションでした。
では日曜のGⅠの予想を振り返ります。
日曜東京11R 安田記念 芝1600М
(予想)
土曜の半乾きの良馬場では上りが速いヨーイドン競馬でした。
日曜は雨が降るのは確実ですが、どこまで悪化するのかが読めないです。
しかし、はっきりと言えるのはヨーイドン競馬になるということ。
さらには良馬場よりは上がり3Fの時計が掛かるということ。
この点でペース、血統がハマりそうなのが、
④ジオグリフ
平凡な勝ち時計のヨーイドン競馬が得意。これがドレフォン産駒、この馬の特徴。この馬の好走するパターンのほとんどがこれに該当。皐月賞を勝った時も速いペースにならない馬場で34秒台の上りでした。そもそも安田記念の人気薄での激走馬はGⅠで勝ち負け経験のある馬が多く(ダノンスコーピオンも該当しますが)血統、ペース含めて条件にピッタリハマるこの馬に穴馬としての期待をします。
本来重馬場になれば買いと思っていたウインカーネリアンは7歳、GⅠで勝ち負けしていない、格で劣るので今回は見送りました(結構多くの競馬ファンがウインカーネリアンに目を付けていることも、消しの要因です)。
多くのファンが重馬場で注目している馬として
⑬ステラヴェローチェ
血統に関しては木曜公開の『安田記念出走馬血統診断』で書いてますので省略しますが、血統構成的に良馬場、重馬場兼用、母母父ゴーンウェストの血からヨーイドン競馬も合います。GⅠ惜敗も多い馬なので格的に劣る事もありません。
重馬場で上り3Fの時計が掛かることで浮上するのが
⑩ソウルラッシュ
良馬場なら消しの馬でしたが、渋って上りが平凡になればこの馬向きになりそうです。
ここで勝てばモレイラ騎手は来年も短期免許が取得できますが、勝てなければ短期免許取得条件を満たさないので来年以降は日本の騎乗は不可能。馬場が渋った今回は文字通りラストチャンスです。
時計も上りも掛かる馬場なら香港馬はマークしないといけません。
⑦ロマンチックウォリアー
この馬の父はトライマイベスト系で重馬場の高松宮記念を制したマッドクールの父がトライマイベスト系。日本の重馬場適性のある父なので仮に宝塚記念への叩き台でも好走する可能性があるのでチョイスします。
⑮ヴォイッジバブル
陣営は良馬場希望らしいですが、東京の重馬場なら香港の良馬場なので陣営の発言から重馬場がダメと判断するのはやめた方が良いと思います。
④⑦⑩⑬⑮
今回はこの5頭。
木曜の時点から高評価変わらずはステラヴェローチェのみ。
パラレルヴィジョンは血統的にはウインカーネリアン同様にかなり合っていると思いましたが、今回は血統より格を重視して切りました。
重馬場想定でヨーイドン競馬予想ということで、今回はジオグリフとソウルラッシュ、香港馬2頭を重視しました。
ちなみに6番手は⑰セリフォス。香港での実績から今回は6番手止まり。
今回は重馬場、平凡時計での決着想定での馬場の読みからの結論。
勝ち時計は1分33秒後半から1分34秒台、上り3Fは速くて34秒台と予想。
万が一勝ち時計1分32秒台で、上り3F32秒台が出たなら予想は大外れかも?
(結果)
1着⑦ロマンチックウォリアー 1番人気
2着⑤ナミュール 4番人気
3着⑩ソウルラッシュ 2番人気
:
6着④ジオグリフ 12番人気
9着⑬ステラヴェローチェ 7番人気
17着⑮ヴォイッジバブル 8番人気
馬場状態稍重、勝ち時計1分32秒2。
レース上り3F33秒9(最速は2着ナミュールの32秒9)。
これ、ほぼ良馬場です。
この時計は想定外です。
セリフォスの川田騎手が渋った馬場が合わないようなコメントしていましたが、それは予想外の後方の位置取りになったことを悔やんでいるコメントと思われますが、東京の芝は正面(最後の直線)が異常なほど良い馬場ですが、向こう正面の馬場は正面ほど良い馬場では無いのでセリフォスに合わなかったのでしょう。
そしてこの向こう正面の馬場の悪さを読んで、GⅠでも速い流れにならないと判断し、スローペースのヨーイドン競馬向きの馬ジオグリフに期待したのです。
その期待したジオグリフは6着。
さすがにこの時計、この上りだと少し足りない馬になります。
1番人気~5番人気が掲示板独占した結果での12番人気6着なら立派な結果です。
ただ「もっと雨が降って馬場が悪化していれば」と悔しい結果でもあります。
それにしても勝ったロマンチックウォリアーの強さは予想以上でした。
競馬の上手さ、さらには上り3F33秒4という高速の上りの脚といい、本当に強い馬にしかできない高い適応力を感じました。
逆に17着に破れたヴォイッジバブルはいかにも香港馬という結果。そこそこ速い時計に速い上り3Fに対応できずの惨敗でした。
2着ナミュールは良馬場でも重馬場でも微妙な感じがしたので切りましたが、逆に良馬場に近い稍重という微妙な馬場がベストマッチした感じでした。
3着ソウルラッシュも想定より速い時計、上りのレースになりましたが、この程度までは許容範囲の時計だったのでしょう。
惜しい結果でしたがモレイラ騎手にとっては(今後規定がどうなるかわかりませんが)現状今回の安田記念が日本でのラスト騎乗のGⅠとなりそうです。
9着ステラヴェローチェももっと馬場悪化してこその馬とは思いましたが、良馬場でもここまで負けるのは予想外でした。マイルが合わないと思いたいですし、こんなことなら安田記念スキップで宝塚記念に出走して欲しかったですね。
違った意味で雨の影響が出た安田記念の予想結果でした。
以上、日曜の重賞GⅠ予想を振り返りました。
東京の5週連続GⅠが終わりました。
オークス、ダービーを的中できたので悪くない結果でしたが、この春のGⅠは気象条件に翻弄され続けましたが、安田記念も天気の翻弄された結果となってしまいました。
ラスト宝塚記念は何とか的中させたいです。
さて今週末以降は北海道競馬も開幕し、本格的な夏競馬となります。
メンバー含めてやる気、相性がイマイチな重賞が多々ありますので今後の週末重賞の予想公開はランダムとさせていただきますのでご了承ください。