脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

傾向が通じない今年の低レベル3歳重賞をあえて傾向で予想~4/30土曜重賞・青葉賞の予想~

kakikenです。

 

何度も書きますが今年の3歳重賞はメンバーを見るたびに「なんだこりゃ」と感じる血統構成の馬ばかりで低レベルを感じてしまいます。

今回の青葉賞も酷いメンバーです。買いたい馬がゼロ。

こういう時は予想を見送るべきですけど、一応予想はしておきます。

 

では土曜の重賞の予想です。

土曜東京11R 青葉賞 芝2400М

昨年の青葉賞予想では過去の傾向に当てはめて1,2着は的中できました。

今年の三歳重賞はことごとく過去傾向が外れる異常事態ですが、今回も過去傾向に当てはめて予想します。

★6年連続1番人気が馬券になっている

1番人気の馬は毎年信頼が高いです。なので1番人気の馬はマークが必要です。しかし今年は最終的に何が1番人気になるかも予想できません。そんな状況での1番人気の馬など信頼しろというのが難しいですけど。今年は候補としてレーン騎手の⑪レヴァンジルか、⑦川田騎手のロードレゼル、横山武騎手の⑬ジャスティンスカイ。

★ノーザンF生産馬が毎年2頭馬券になっている

毎年多数出走するのでチョイスに困るのですけど、今年は3頭のみ。

クワイエットホーク

⑪レヴァンジル

ジャスティンスカイ

安直にこの3頭BOXを買えばワイドは当たるということになるのですけど、今年はノーザンF生産馬を買えばいい重賞でことごとく外れてます。それだけ3歳世代のノーザンF生産馬のレベルが低い。今年も3頭しか出せないくらい弾が無いのかもしれませんがノーザンF生産馬の楽園である東京競馬場でどうなるか。結果に注目です。

ちなみにこの3頭、血統的には今の東京は合っています。

★前走アザレア賞・ゆきやなぎ賞大寒桜賞連対馬がいい

昨年該当したのがゆきやなぎ賞2着の後アザレア賞勝利したリーブルミノルのみ。結果は5番人気10着大敗。使い詰めが原因の可能性もありますが青葉賞後は2勝クラスですら連対できない馬なのでそもそも能力が足りなかったことが一番でしょう(よくよく好走馬を見ると全てノーザンF生産馬なのでノーザンF生産馬を買えばいいというべきなのかもしれませんが)。

今年は2頭

サンライズエース     前走大寒桜賞2着

⑩ディライトバローズ    前走ゆきやなぎ賞2着 

ノーザンF生産馬ではありませんが2頭ともドゥラメンテ産駒。東京芝2400Мは合いそうなので今年は期待できるかもしれません。

 

以上が青葉賞の好走馬の傾向です。

昨年はノーザンF生産馬のワンダフルタウンが勝ち、1番人気だったキングストンボーイが2着、ノーザンF生産馬のレッドベロシティ3着。

今年で言えば安直に1番人気からノーザンF生産馬に流せばいいレースなのかもしれません。

もし1番人気ロードレゼルの場合⑦ー①⑪⑬

それ以外ならノーザンF生産馬3頭とゆきやなぎ大寒桜賞経由の2頭を入れた5頭

①②⑩⑪⑬

 

 

以上土曜の重賞予想でした。

積極的に買える馬がいないので今回は傾向に当てはめただけですが、そろそろ傾向通りに的中してほしいものです。

では土曜の競馬を楽しみましょう!

 

 

 

何故か来ないあの王道血統、良馬場なら波乱あり!~2022天皇賞・春の出走馬血統診断~

kakikenです。

 

今回はGⅠのある木曜、出走馬血統診断をします。

天皇賞・春には血統で面白い傾向があります。

あの王道血統が相性最悪なのです。

その血統はキングカメハメハ

キングカメハメハ産駒はこのレースで馬券になったことがありません。

キングマンボ系まで広げて2011年エイシンフラッシュキングズベスト産駒)の2着があるだけ。

昨年阪神施行で変化するかと思いましたがやはり馬券になりませんでした。

今年も有力馬にキングカメハメハ系の血がある産駒が何頭もいます。

そこで思ったのが「良馬場なら荒れる!」です。

しかし週末、嫌がらせのような中途半端な天気予報。

パンパンの良馬場だったらキングカメハメハの血がある馬はバッサリ切れると思っていますが、万が一馬場が渋れば、渋った馬場が得意のキングカメハメハ系が来る可能性は残るでしょう。

というわけで今回は総合評価、良馬場と重馬場の評価で診断します。

 

 

①アイアンバローズ    総合B  良馬場C 重馬場B

オルフェーヴルステイゴールド系)

母父Royal Anthem(ヌレイエフ系)母母父Red Ransom(ロベルト系)

ステイゴールドの血は春の天皇賞では王道血統ですが、オルフェーヴルはイマイチなので評価を下げます。

今の阪神の使い込んだ硬い馬場はオルフェーヴル産駒には向きません。ただ、馬場が渋ると合う感じ、しかもこの馬自体は後半馬場の方が好走傾向にあることから馬場が渋れば面白い存在になりそうです。

 

②ハーツイストワール    総合C  良馬場C 重馬場C

ハーツクライ 母父キャプテンスティーヴ(ダマスカス系)

母母父ブライアンズタイム(ロベルト系)

母系が完全にダート血統で使い込んだ荒れ馬場の良馬場は合いそうですが、時計勝負になると厳しい印象で良馬場なら高速決着がありえる今の阪神では評価を下げます。なのでむしろ時計の掛かる重馬場が合いそうですがGⅠの流れだと厳しい。今年の皐月賞のようなGⅠなのに緩い流れになれば好走可能。

 

③ディバインフォース     総合C  良馬場C 重馬場B

ワークフォースキングマンボ系)母父ゼンノロブロイサンデーサイレンス系)

母母父Alzao(リファール系)

全体にタフさのある血統構成で悪くはないがGⅠでの底力でいくと全て物足りない。

 

④ユーキャンスマイル  総合C 良馬場C 重馬場C

キングカメハメハ  母父ダンスインザダークサンデーサイレンス系) 

母母父Sharpo(ネイティヴダンサー系)

母父ダンスインザダークは硬化した今の阪神芝は合うので買いたくなるが、相性最悪のキングカメハメハ産駒ということ、追い込み脚質も合わない。何より年齢的な衰えを感じる。

 

マカオンドール   総合A 良馬場B 重馬場A

ゴールドシップステイゴールド系)

母父Darshaan(ミルリーフ系)母母父ヌレイエフ

勝ち切れないツメ甘馬なのでGⅠのタフな流れは絶対合う。前走阪神大賞典は位置取りも後ろ過ぎたが、前残りの緩い流れも合わなかった。昨年のようなレコードタイム決着だと一抹の不安はあるがタフな流れを作るタイトルホルダーの存在が今回この馬にプラスに働くはず。

 

⑥メロディーレーン  総合D 良馬場D 重馬場C

オルフェーヴルステイゴールド系)母父Motivatorサドラーズウェルズ系)

母母父Shirly Heights(ミルリーフ系)

タイトルホルダーの半姉でスタミナはあるが、本質がスローのヨーイドン競馬向きでGⅠの流れは合わない。

 

⑦テーオーロイヤル  総合B 良馬場B 重馬場B

リオンディーズキングカメハメハ系)

母父マンハッタンカフェサンデーサイレンス系)母母父krisS(ロベルト系)

スタミナがあり、それなりの速い時計にも対応できているので能力の高さを感じるが底力はイマイチ。マイペースの先行で力を発揮するタイプ、タイトルホルダーのタフな流れに巻き込まれてどうなるか不安。キングカメハメハリオンディーズという点もGⅠでは荷が重い印象。

 

⑧クレッシェンドラヴ 総合D 良馬場D 重馬場B

ステイゴールド 母父サドラーズウェルズ 母母父kris(ネイティブダンサー系)

血統だけ見れば悪くないが、この馬自身は緩い流れ向きでGⅠ向きではない。重馬場で時計も上りも掛かるようなレースになれば好走可能。

 

⑨ヒートオンビート 総合C 良馬場C 重馬場A

キングカメハメハ 母父ディープインパクト

母母父Marjyu(ノーザンダンサー系)

キングカメハメハ産駒ということでこのレースではマイナス。しかし母母父Marjyuは重馬場得意の血統なので馬場が渋った時は一気に浮上する。

 

⑩トーセンカンビーナ  総合A 良馬場B 重馬場A

ディープインパクト 母父Hawk Wing(ミスタープロスペクター系)

母母父パントレセレブル(ヌレイエフ系)

このレースの穴馬だろう。昨年ディープインパクト系産駒がワンツースリーしていることからディープインパクト産駒のこの馬にはマークが必要。先週阪神マイラーズカップ3着ファルコニアの全兄で今の阪神の馬場は間違いなく合っている。20年京都での天皇賞で5着しているので能力は足りている。問題は追い込みという脚質。例年このレースは直線一気の追い込みなどあり得ないので差しが届く展開になるかが条件。

 

マイネルファンロン 総合C 良馬場C 重馬場B

ステイゴールド 母父ロージズインメイ(ヘイロー系)

母母父ブライアンズタイム(ロベルト系)

ステイゴールド産駒に母母父ブライアンズタイムで血統構成的には悪くない。使い込んだ阪神の馬場も合う印象。高速決着は向かないので馬場が渋ってどこまでという印象。

 

⑫ハヤヤッコ   総合D 良馬場D 重馬場C

キングカメハメハ 母父クロフネ 母母父サンデーサイレンス

パワータイプでスタミナタイプではない。芝ならスローのヨーイドン競馬が向くがさすがにGⅠでは厳しい。

 

⑬ロバートソンキー 総合B 良馬場C 重馬場A

ルーラーシップキングカメハメハ系)

母父サンデーサイレンス 母母父シンボリルドルフパーソロン系)

母母父シンボリルドルフから絶対的スピードが不足している。しかし、この馬はマカオンドールと似ていて格下馬だが神戸新聞杯3着しているように重賞のタフな流れの方が向く馬。恐らくこのメンバーでもそこそこ上位に来るはず。さすがに良馬場のGⅠでは厳しい印象だが、ルーラーシップ産駒ということで重馬場や、タフな流れで時計が掛かる馬場になれば好走可能。

 

⑭ヴァルコス 総合C 良馬場C 重馬場C

ノヴェリスト 母父ダンスインザダーク 母母父Alzao(リファール系)

スタミナ豊富な血統構成。逆に言うと絶対的なスピード不足。今の硬い阪神の馬場は合うと思うがさすがにGⅠはスタミナだけでは物足りない。

 

⑮タガノディアマンテ 総合C 良馬場C 重馬場B

オルフェーヴルステイゴールド系)

母父キングカメハメハ 母母父トニービン

高速決着など時計勝負は絶対向かない。平均かそれ以下の時計で安定して走るタイプなのでGⅠ向きではない。父オルフェーヴル、母父キングカメハメハと重馬場に合う構成なので重馬場で緩い流れならそれなりに好走は可能かと。

 

⑯タイトルホルダー  総合B 良馬場B 重馬場A

ドゥラメンテキングカメハメハ)母父Motivatorサドラーズウェルズ系)

母母父Sharly Heights(ミルリーフ系)

タフな流れで押し切れるスタミナ、スピードともに兼備している馬で能力的には抜けている。しかし野芝開催の中山セントライト記念大敗から野芝色の強い今の阪神芝への適性が若干不安あり。レース相性の悪いキングカメハメハ系でしかも適性が合わない時の脆さがあるのがドゥラメンテ産駒の特徴なので過信はできない。さらに言えば今週末の阪神が内が悪く差しが決まる馬場ならバッサリ切ってもいいだろう。

 

⑰シルヴァーソニック 総合B 良馬場C 重馬場B

オルフェーヴルステイゴールド系)

母父トニービン 母母父リファール(ノーザンダンサー系)

アイアンバローズとほぼ似たタイプで、オルフェーヴル産駒なので今の硬い阪神の馬場は合わない。だた母系はアイアンバローズ同様悪くない。GⅠでは物足りない印象、良馬場より馬場が渋った方が合う感じ。

 

⑱ディープボンド 総合A 良馬場A 重馬場A

キズナディープインパクト)母父キングヘイローダンシングブレーヴ系)

母母父カコイシーズ(ネイティブダンサー系)

昨年2着、このレースは近年ディープインパクト系が良い。母父の野芝適性が高いキングヘイローからも今の硬い阪神芝は合う。重馬場実績もあり重馬場も何ら問題ない。普通に走れば勝ち負け。唯一不安は大外枠。大外で位置取りなどで後手を踏んだり、好位取るのに手間取って道中ムダな脚を使わされると内枠でロスなく立ち回った馬にやられる可能性はある。

 

 

以上、天皇賞・春の出走馬血統診断でした。

確定枠順を見て「おいおいやめてくれよ」というのが率直な感想でした。

2強が同枠。恐らく多くの人が同じことを思ったのではないでしょうか?

「8枠で決まり」と。

確かに有力馬が入っているので一頭くらい来るとは思いますが、多くの人が同じことを考えている時って、その期待は大体裏切られますから8枠絶対とは決して言えないでしょう。

昨年もでしたが、今年の阪神は圧倒的に内枠有利。3200Мなら枠は関係ないということでは無いと思います。不利な大外に2強が入った。

その辺りが馬券的に面白くするかもしれません。

今のところ、ディープボンドが絶対的優位で、タイトルホルダーには死角あり。

狙いはマカオンドールとトーセンカンビーナの2頭です。

週末の馬場チェックのポイントは最後の直線で内側が伸びるかどうかです。外が伸びる馬場だといよいよタイトルホルダーは不利になって行くと思います。

 

 

 

 

 

キタサンブラック産駒は期待外れかも~4/24日曜阪神マイラーズC&東京フローラSの予想結果~

kakikenです。

 

では日曜の重賞予想を振り返ります。

日曜阪神11R マイラーズカップ 芝1600М

(予想)

このレースはディープインパクトキングカメハメハ系を買えば当たるようなレースですが、今年のメンバー15頭中10頭がディープインパクトキングカメハメハ系の血がある馬たち。なのでどの馬を選ぶかということになります。

血統だけで見れば一番今の阪神に合っている感じなのが

⑦ホウオウアマゾン

ただこの馬はヨーイドンの切れ味勝負は向きません。前走大敗した東京新聞杯の予想でも私は『切れ負けする』と軽視しました。先週あたりから阪神芝は上り3Fの速さが目立ってきているので「今回厳しいな」と思いました。好走するならハイペースで逃げて粘り込むしかないと思っていたところ、日曜は雨予報。レースへの影響が出るくらい降るかわかりませんがとにかく上がりが速くならないなら好走できると思います。

正直この馬以上に狙える馬がいないので今回はホウオウアマゾンの相手探し。

土曜の阪神芝は相変わらずの内枠有利。③ファルコニア、④カラテ、⑤レッドベルオーブ、⑨エアファンディタあたりまで。一応外枠からは⑭ダイワキャグニーを抑えます。

ー③④⑤⑨⑭

万が一上り3Fが32、33秒台前半だったら諦めます。

(結果)

1着⑬ソウルラッシュ   6番人気

2着⑦ホウオウアマゾン  1番人気

3着③ファルコニア    4番人気

6着⑤レッドベルオーブ 7番人気

7着④カラテ      2番人気

11着⑨エアファディータ 3番人気

13着⑭ダイワキャグニー 9番人気

 

逃げた14番人気の10歳馬ベステンダンクが粘りに粘って4着したように、明らかに先行、内枠有利の馬場でした。

稍重で明らかに走りにくそうな馬場なのでホウオウアマゾンが絶対来ると確信していました。直線最後まで競りかけて来たファルコニアに交わされなかったことからこういう力のいる馬場の適性が相当高い馬だとわかります。

馬連、ワイド両方的中できると確信していましたが、結果はワイド③ー⑦のみの的中に終わりました。

そのホウオウアマゾン以上にこの馬場がハマっていたのがソウルラッシュ。不利な外枠、しかも差し切ったあたり、相当適性があったようです。ソウルラッシュはルーラーシップ産駒。ルーラーシップ産駒はタフな馬場が得意ですけど、マイル戦でしかも外枠ということで完全にノーマークでした。

3着ファルコニアも全兄トーセンカンビーナ(長距離実績)がいるようにマイル戦では短い印象でした、むしろマイルより長めが合いそうな馬がいい馬場、それだけタフな馬場だったということでしょう。

 

 

日曜東京11R フローラステークス 芝2000М

(予想)

東京も日曜は雨の影響がありそうですが、東京に関しては土曜の馬場を見る限り良馬場でも重馬場のような感じだったので気にせず重い血統の馬を選びます。

2年連続でオルフェーヴル産駒が2着しているように過去このレースで好走している馬には重馬場得意な血が入っています。今年はオルフェーヴル産駒はいませんが重馬場がいい血統の種牡馬がいます。

キタサンブラックです。

先週皐月賞で2着したイクイノックスがキタサンブラック産駒。イクイノックスはノーザンF生産馬ですがノーザンF生産馬は種牡馬キタサンブラックを何とか走らせようという気合を感じます。このレースにも2頭奇しくも同枠に入りました。

⑧キタサンシュガー

⑨ラスール

⑧キタサンシュガーはフラワーカップ7着。このレースは前走フラワーカップ経由の馬がよく好走するのですが今年はフラワーカップ組はキタサンシュガーだけ。

⑨ラスールはデビューから注目され、ルメール騎手が乗り続けています。牝馬では間違いなくノーザンF生産馬が一番力を入れている馬です。間違いなく狙い撃ちしているレース、素直に乗ろうと思います。

他の馬では素質の高さを感じさせる2頭をチョイス。

⑥マイシンフォニー

前走明らかに適性が合わないフィリーズレビューに出走。私は絶対来ないと軽視しましたが、合わないながら4着するあたり素質の高さを感じました。芝2000Мなら守備範囲、母父デピュティミニスター系という重馬場得意の血統もありますので今の東京は合うはずです。

⑬ルージュスティリア

前走チューリップ賞でも狙った馬でしたがスタート直後絶望的な大出遅れ。追走に脚を使わされた中でのナミュールと並ぶメンバー上り最速。長くいい脚が使えるということで東京コースは合いそうですし、血統的にも馬場が渋っていい欧州ブラッシンググルーム系の血が母母父にありますので重い芝は合うはず。

もう一頭重馬場で狙える馬として

⑩ホウオウバニラ

この馬はドゥラメンテ産駒で母父アカテナンゴ。開幕週のエアレーション馬場で重馬場

になると欧州色が強くなりますが母父アカテナンゴはまさに重い馬場が合います。母父アカテナンゴは土曜福島牝馬ステークス3着だったサトノダムゼルと同じ。福島も重たいタフな芝でしたからこの馬も重い芝は合うはずです。

⑥⑧⑨⑩⑬

⑬ルージュスティリア以外の4頭がノーザンF生産馬。この春の東京芝はエアレーションをしています。エアレーション馬場が得意なノーザンF生産馬に期待です。

(結果)

1着②エリカヴィータ    5番人気 ノーザンF生産馬

2着③パーソナルハイ    4番人気

3着⑭シンシアウィッシュ  9番人気

4着⑥マイシンフォニー   6番人気

6着⑨ラスール       2番人気

7着⑩ホウオウバニラ    7番人気

8着⑧キタサンシュガー   8番人気

15着⑬ルージュスティリア  1番人気

 

全くダメでした。

道中4番手が勝利、逃げ馬が2着、2番手の馬が3着。

土曜の記事の最後で指摘していましたが東京は先行有利な馬場。

厄介だったのがこのレースの直前の芝レース石和特別が1800Мだったこと。

東京芝は1800Мだけ差しが決まる特徴があります。

実際石和特別は差し馬が1,2着だったことで騎手心理として「差しも届く」と思ったのかもしれません。それが淡々としたペースの前残りのレースの原因になりました。積極的に前を取りに行ったのは3着シンシアウィッシュのデムーロ騎手だけ。結果的にこれは正しい判断だったということです。

私がチョイスした最先着馬がマイシンフォニーの4着。この馬はフィリーズレビューに続き4着。切れる脚の無いツメ甘の馬キャラになりそうです。こういう馬はGⅠのペースの方が合いそうです。オークス出走出来れば面白かっただけに残念ですね。

6着ラスール、7着ホウオウバニラにはもっと先行してくれることを期待していただけに後ろ過ぎた位置取りが悔やまれます。

重さのある血統構成の馬を重視したので勝ったエリカヴィータ、2着パーソナルハイは重さの面で足りなかったことから軽視。血統うんぬんではなく、位置取りが重要だったレースになってしまいました。

勝ったエリカヴィータはノーザンF生産馬。期待したキタサンブラック産駒は案外でしたが他の馬で勝つあたり、やはり東京の重賞はノーザンF生産馬向きなのでしょう。

そのキタサンブラック産駒ですが、位置取りが後ろだったとは言え、強い馬ならもっと差のない競馬は出来ていたはず。適性がある馬場なのにこの程度では能力的にラスール、キタサンシュガーはそもそも足りないと判断するべきかもしれません。

今後も牡馬戦線でキタサンブラック産駒の注目馬が出走を予定していますが、キタサンブラック産駒は馬場に左右される脆い血統なので軸で買うべきではない産駒だと思います。

最下位に沈んだ1番人気ルージュスティリアはアクシデントが無くてこの結果は完全に適性が無かったということ。オーバーシードのフカフカの芝が合わないのか、予想より非力な馬なのかもしれません。それならば狙うべきは新潟のような野芝オンリー馬場や硬い馬場ですね。

初週の馬場を見て感じたことは例年以上に内枠、先行有利な馬場かもしれないということです。次週以降、内枠、先行を意識して予想しようと思います。

 

 

 

以上日曜の重賞予想を振り返りました。

今週末は天皇賞。ディープボンドとタイトルホルダーの一騎打ちムード。ただ春の天皇賞は一騎打ちにはならない歴史があります。どちらか1頭が飛ぶレースになる可能性が高いですね。死角はタイトルホルダーの方が多いと思います。この馬はまくり差しが決まる馬場だったセントライト記念の惨敗があるように差し馬場になったら脆い馬です。昨年も早仕掛けレースになりましたからタイトルホルダーには厳しいレースになるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

ノーザンFがあの新種牡馬で勝ちに来ている?~4/24日曜阪神マイラーズC&東京フローラSの予想~

kakikenです。

 

早速日曜の重賞予想です。

日曜阪神11R マイラーズカップ 芝1600М

このレースはディープインパクトキングカメハメハ系を買えば当たるようなレースですが、今年のメンバー15頭中10頭がディープインパクトキングカメハメハ系の血がある馬たち。なのでどの馬を選ぶかということになります。

血統だけで見れば一番今の阪神に合っている感じなのが

⑦ホウオウアマゾン

ただこの馬はヨーイドンの切れ味勝負は向きません。前走大敗した東京新聞杯の予想でも私は『切れ負けする』と軽視しました。先週あたりから阪神芝は上り3Fの速さが目立ってきているので「今回厳しいな」と思いました。好走するならハイペースで逃げて粘り込むしかないと思っていたところ、日曜は雨予報。レースへの影響が出るくらい降るかわかりませんがとにかく上がりが速くならないなら好走できると思います。

正直この馬以上に狙える馬がいないので今回はホウオウアマゾンの相手探し。

土曜の阪神芝は相変わらずの内枠有利。③ファルコニア、④カラテ、⑤レッドベルオーブ、⑨エアファンディタあたりまで。一応外枠からは⑭ダイワキャグニーを抑えます。

ー③④⑤⑨⑭

万が一上り3Fが32、33秒台前半だったら諦めます。

 

 

日曜東京11R フローラステークス 芝2000М

東京も日曜は雨の影響がありそうですが、東京に関しては土曜の馬場を見る限り良馬場でも重馬場のような感じだったので気にせず重い血統の馬を選びます。

2年連続でオルフェーヴル産駒が2着しているように過去このレースで好走している馬には重馬場得意な血が入っています。今年はオルフェーヴル産駒はいませんが重馬場がいい血統の種牡馬がいます。

キタサンブラックです。

先週皐月賞で2着したイクイノックスがキタサンブラック産駒。イクイノックスはノーザンF生産馬ですがノーザンF生産馬は種牡馬キタサンブラックを何とか走らせようという気合を感じます。このレースにも2頭奇しくも同枠に入りました。

⑧キタサンシュガー

⑨ラスール

⑧キタサンシュガーはフラワーカップ7着。このレースは前走フラワーカップ経由の馬がよく好走するのですが今年はフラワーカップ組はキタサンシュガーだけ。

⑨ラスールはデビューから注目され、ルメール騎手が乗り続けています。牝馬では間違いなくノーザンF生産馬が一番力を入れている馬です。間違いなく狙い撃ちしているレース、素直に乗ろうと思います。

他の馬では素質の高さを感じさせる2頭をチョイス。

⑥マイシンフォニー

前走明らかに適性が合わないフィリーズレビューに出走。私は絶対来ないと軽視しましたが、合わないながら4着するあたり素質の高さを感じました。芝2000Мなら守備範囲、母父デピュティミニスター系という重馬場得意の血統もありますので今の東京は合うはずです。

⑬ルージュスティリア

前走チューリップ賞でも狙った馬でしたがスタート直後絶望的な大出遅れ。追走に脚を使わされた中でのナミュールと並ぶメンバー上り最速。長くいい脚が使えるということで東京コースは合いそうですし、血統的にも馬場が渋っていい欧州ブラッシンググルーム系の血が母母父にありますので重い芝は合うはず。

もう一頭重馬場で狙える馬として

⑩ホウオウバニラ

この馬はドゥラメンテ産駒で母父アカテナンゴ。開幕週のエアレーション馬場で重馬場

になると欧州色が強くなりますが母父アカテナンゴはまさに重い馬場が合います。母父アカテナンゴは土曜福島牝馬ステークス3着だったサトノダムゼルと同じ。福島も重たいタフな芝でしたからこの馬も重い芝は合うはずです。

⑥⑧⑨⑩⑬

⑬ルージュスティリア以外の4頭がノーザンF生産馬。この春の東京芝はエアレーションをしています。エアレーション馬場が得意なノーザンF生産馬に期待です。

 

 

 

以上日曜の重賞予想でした。

では日曜の競馬を楽しみましょう!

 

 

 

 

 

 

 

予想外に重すぎる芝に完敗~4/23土曜福島・福島牝馬Sの予想結果~

kakikenです。

 

では土曜の重賞予想を振り返ります。

土曜福島11R 福島牝馬ステークス 芝1800М

(予想)

福島ですがこのレースで好走している馬は中山重賞好走歴があります。

なので中山重賞好走歴のある馬からチョイスします。

⑫アブレイズ

この馬は3歳時中山芝1800Мフラワーカップの勝ち馬。そして前走が中山芝1800М中山牝馬ステークスで12番人気2着。中山芝1800Мでの好走が光ります。こういう馬は福島に代わっても変わらず好走するパターンが多いです。血統的に母父ジャングルポケットはこのレース含めてこの時期の福島芝1800、2000Мでは好走する血統でもあります。

①シャーレイポピー

この馬は昨年の紫苑ステークス16番人気4着。

福島牝馬ステークスで一番注目すべき中山重賞好走歴が紫苑ステークス紫苑ステークス好走馬はこのレース好相性です。2020年はフェアリーポルカ紫苑ステークス2着、15番人気で3着したランドネも紫苑ステークス3着。馬券になっていなくて1ケタ凡走馬(4,5、6着)あたりの馬は狙えます。この馬もアブレイズ同様ジャングルポケットの血が母母父にありますし血統的にも狙えます。

⑮ルビーカサブランカ

デビューから安定して走り続けている馬。2,3、4着が多く、そういう馬は切れる脚が無いのが特徴、そういう馬はタフなレース、タフな馬場が得意。今の福島はクッション値が柔らかめですが、この馬はクッション値が柔らかめの札幌や函館芝で安定して走っていることからも適性が高いと思います。重馬場で緩い流れになるのが懸念材料でしたが、良馬場で出来そうなので好走必至でしょう。

④アナザーリリック

この馬はGⅠ芝1600МのNHKマイル、芝2000М秋華賞でともに7着とGⅠでも差のない結果を残していますが、この馬のベストは芝1800M。芝1800Мなら馬場は選びません。血統的には少し見劣りしますが実績もあり、ベスト条件のレースなので好走期待です。

①④⑫⑮

(結果)

1着④アナザーリリック    3番人気

2着②クリノプレミアム    6番人気

3着⑧サトノダムゼル     5番人気

5着⑮ルビーカサブランカ   2番人気

9着⑫アブレイズ       1番人気

10着①シャーレイポピー    4番人気

 

 

土曜の福島の芝レースは時計が掛かっているという印象で予想より重い馬場というイメージがしました。

結果的に重馬場実績のある馬が上位に来ましたのでやはり馬場が重かったと思います。

あとは内枠でロスなく競馬した馬が好走していたようです。

勝ったアナザーリリックは予想でも指摘したようにベストの芝1800М戦もあって好走しました。

2着クリノプレミアムは中山牝馬ステークス組は相性がいいレースなので当然気にはなりましたが切った理由はオルフェーヴル産駒ということ。重馬場なら当然買っていましたが良馬場ならオルフェーヴルは少しズレると判断したからです。ちょっと読みが甘いというか、福島の芝を軽く見てしまったようです。

3着サトノダムゼルは母父アカテナンゴ母母父ダンシングブレーヴと欧州色の強い血統で福島は合うと思いましたが、このレースは基本4,5歳のレースで6歳馬ということで切ってしまいました。今の重すぎる芝もこの馬には合っていたと思います。

5着ルビーカサブランカは追い込み脚質、外枠と悪い条件が揃っていましたが重い馬場もこなせますが、適性で言えばもっと硬い馬場で高速馬場の方が合うのかなと。

9着アブレイズはちょっと負けすぎな感じで「なぜ?」と思いましたが、正直1番人気だったことには驚きで、敗因はキズナ産駒の気まぐれ、それとこの馬はキャラとして穴でこそ好走する馬なのかなとも思いました。

10着シャーレイポピーは全く馬場が合っていない感じ、馬場が重すぎたようです。

 

 

 

以上土曜の重賞予想を振り返りました。

日曜は重賞2つありますがやる気があるのは東京のフローラS。

東京競馬では土曜の芝レースに関しては例年以上に逃げ、先行が粘る馬場でした。

芝がフカフカすぎて直線差しが利かない感じがしました。

日曜のフローラSも例年先行有利なので『先行を買えばいい』と思いつつ、先行有利は騎手はみんな知っていますから、激しい競馬になりそうです。結局適性が決めてになりそうなので適性に合った馬をチョイスしたいと思います。

 

福島だけど中山重賞実績が鍵のレース~4/23土曜福島・福島牝馬Sの予想~

kakikenです。

 

この時期は冬馬から春馬への切り替わりの時期でただでさえ競馬予想が難しい時期なのですが、この寒暖差で芝レースは馬場適性が極端になりそうです。

ちなみに木曜雨が降った後に今日は気温の急上昇。

こういう時、馬場が硬化しやすく、好走するのはキングカメハメハ系です。

今週末はキングカメハメハ系(どのレースにも数頭出走していますので参考にならないですけど)を中心に予想するといいかなと思います。

 

では土曜の重賞予想です。

土曜福島11R 福島牝馬ステークス 芝1800М

福島ですがこのレースで好走している馬は中山重賞好走歴があります。

なので中山重賞好走歴のある馬からチョイスします。

⑫アブレイズ

この馬は3歳時中山芝1800Мフラワーカップの勝ち馬。そして前走が中山芝1800М中山牝馬ステークスで12番人気2着。中山芝1800Мでの好走が光ります。こういう馬は福島に代わっても変わらず好走するパターンが多いです。血統的に母父ジャングルポケットはこのレース含めてこの時期の福島芝1800、2000Мでは好走する血統でもあります。

①シャーレイポピー

この馬は昨年の紫苑ステークス16番人気4着。

福島牝馬ステークスで一番注目すべき中山重賞好走歴が紫苑ステークス紫苑ステークス好走馬はこのレース好相性です。2020年はフェアリーポルカ紫苑ステークス2着、15番人気で3着したランドネも紫苑ステークス3着。馬券になっていなくて1ケタ凡走馬(4,5、6着)あたりの馬は狙えます。この馬もアブレイズ同様ジャングルポケットの血が母母父にありますし血統的にも狙えます。

⑮ルビーカサブランカ

デビューから安定して走り続けている馬。2,3、4着が多く、そういう馬は切れる脚が無いのが特徴、そういう馬はタフなレース、タフな馬場が得意。今の福島はクッション値が柔らかめですが、この馬はクッション値が柔らかめの札幌や函館芝で安定して走っていることからも適性が高いと思います。重馬場で緩い流れになるのが懸念材料でしたが、良馬場で出来そうなので好走必至でしょう。

④アナザーリリック

この馬はGⅠ芝1600МのNHKマイル、芝2000М秋華賞でともに7着とGⅠでも差のない結果を残していますが、この馬のベストは芝1800M。芝1800Мなら馬場は選びません。血統的には少し見劣りしますが実績もあり、ベスト条件のレースなので好走期待です。

①④⑫⑮

 

 

以上土曜の重賞予想でした。

今週から東京開催が始まります。

このブログでも何度も書いていますが東京はダート戦の方が安直に当てられます。

出目なぞりや人気なぞりがハマりやすいです。

あと金曜正午時点でダートは不良です。これからダートも乾いていくと思いますが芝レース同様キングカメハメハ系がこういう馬場状態では強いです。

土曜の東京競馬は芝もダートもキングカメハメハ系が中心になりそうです。

では土曜の競馬を楽しみましょう!

まさかの上り3F33~34秒台勝負で完敗~4/17日曜中山・皐月賞の予想結果~

kakikenです。

 

これから悪化する馬場より乾燥して回復に向かう馬場の方が状態の見極めが難しいです。

これは過去何度も書いてますが、今回の結果的にそれを実感する羽目になりました。

 

ではGⅠ皐月賞の予想を振り返ります。

日曜中山11R 皐月賞 芝2000М

(予想)

出走馬の血統や適性は木曜の記事で書いていますのでここでは省略してシンプルに予想を進めます。

 

昨年の皐月賞の予想記事でエフフォーリアに関してこう書きました。

「近4年4枠7番が連対している」と。

そのエフフォーリアは勝ちました。つまり、

近5年4枠7番の馬が連対している

今年の7番は

⑦ボーンディスウェイ

今年の弥生賞の予想振り返りの記事で「皐月賞の穴馬はボーンディスウェイです」と書きました。週中のコラムで書いた通り、皐月賞の好走パターンの馬だからです。馬券を外したのはホープフルS5着だけ。新馬、未勝利でも取りこぼすが重賞でも安定して走るような馬が皐月賞には合うからです。血統も今の中山にマッチしています。

 

トライアル含めてこの世代の芝2000Мのレースを調べましたがタフなレース、実は消耗戦だったのが弥生賞ディープインパクト記念。

前半1000Мが61秒1 後半1000Мが59秒4

上り3Fが34秒台なら単なるスローのヨーイドン競馬ですがこのレースの上り3Fが35秒台なので早仕掛けの消耗戦だったことがわかります。

先週あたりから中山芝2000Мは外枠、早仕掛けのまくりが決まりやすくなっていて「外枠の差し馬がいいのでは?」とも思ったのですけど、あくまでも早仕掛けペースに合う馬を選ぶことを重視して、このレースを好走した3頭を評価します。

②アスクビクターモア

⑦ボーンディスウェイ

⑫ドウデュース

 

もう1頭。昨年のエフフォーリアはじめ皐月賞共同通信杯勝ち馬と相性がいいレース。今年の勝ち馬は

①ダノンベルーガ

 

今回は絞ってこの4頭にしました。

①②⑦⑫BOX

複勝

(結果)

1着⑭ジオグリフ     5番人気

2着⑱イクイノックス   3番人気

3着⑫ドウデュース     1番人気

4着①ダノンベルーガ    2番人気

5着②アスクビクターモア 6番人気

14着⑦ボーンディスウェイ 12番人気

 

 

『もう少しペースが流れるかと思っていました』

レース後、ドウデュース武豊騎手のこのコメントが全てを物語ってくれています。

1000М通過が60秒1。

ここまでは平均的、皐月賞では稍重あたりでのペースと同じ。ただここからペースが上がるのがGⅠでしたが今年はペースが上がりませんでした。

前半4F、後半上り3Fを差し引いたタイム、中盤3Fラップが37秒4。中盤緩んだことがこの結果を生みました。

分かりやすい例として稍重で行われた土曜の3歳1勝クラスの山藤賞と比べると、

       勝ち時計   前半4F  中盤3F 上り3F

山藤賞 稍重 2分00秒3  47秒6   35秒3  35秒6

皐月賞 良  1分59秒7  47秒2   37秒4  34秒9

 

GⅠレースなのに1勝クラスのレースより2秒も中盤ラップのタイムが遅い。

これでいかに中盤が緩んだかがわかると思います。

余談ですが、今年の山藤賞の中盤ラップは昨年の皐月賞の中盤ラップとほぼ同じで、勝ち時計は山藤賞の方が速いです。昨年、稍重ながらこの速い中盤ラップを刻んだタイトルホルダーやエフフォーリアの強さがここからもわかります。なので山藤賞を勝ったローシャムパークは馬場適性次第ですがGⅠ級でG2,G3なら軽く勝つレベルの馬です。

ローシャムパーク、今後注目しておくべき馬です。

 

話を戻します。

この緩い流れになってしまうと上り3Fが速くなってしまいます。

勝ったジオグリフの上り3Fが34秒3、2着イクイノックスが34秒6、3着ドウデュースが33秒8。

木曜の出走馬血統診断で⑭ジオグリフ、⑱イクイノックス評でヨーイドン競馬向きと評価していましたがまさにその流れになってしまいました。

なぜそんな流れになったのか。

原因は日曜の中山の馬場が完全な外枠有利、差しが決まる馬場になっていたこと。

予想でも指摘しましたが、特に芝2000Мは先週から外枠しか馬券になっていないくらい偏った傾向がありましたが、日曜もそれが続きました。

逃げたらダメな馬場というのは騎手もわかっていましたから、このレースでもスタートしてもどの馬も積極的に前へ行きません。

「どうぞ、どうぞ」と譲り合う感じでした。そして道中も「最後は外が伸びる、直線勝負でも十分届く」という騎手心理が中盤早仕掛けにならず緩んだ原因です。

ドウデュースの武豊騎手も馬場を読んで外差しが決まると目論んでいただけに『もう少しペースが流れるかと……』のコメントになったのでしょう。

私は「さすがにGⅠなのでそんな競馬にはならないだろう」と考えてタフな流れ向きの馬をチョイスをしたのですが、武豊騎手と同じ感想をレース後思いました。

勝ったジオグリフ、2着のイクイノックスは持続力、タフさは無いですがパワータイプではあるのでペースがハマるとこの結果になるんですね。ドレフォン産駒が勝てたのはこの緩いペースがあってのこと。

ジオグリフは勝ち運に恵まれた馬ですね。

弱い馬がGⅠ好走などできるわけないのでこの好走は評価すべきでしょうが、ダービーで好走できるかと言われるとまだ疑問符が付きます。

むしろダービーへの期待値が高まったのが3着ドウデュース,4着のダノンベルーガ

特に不利な内枠でしかも先行して直線もあの粘りですから皐月賞で一番強い競馬をしたのはダノンベルーガだと思います。ドウデュースは弥生賞皐月賞としっかり好走していることから世代でトップクラスの強さだと今回わかりました。

ダービーはジオグリフやイクイノックスよりドウデュース、ダノンベルーガの方が有力でしょう。

アスクビクターモアも不利な内枠から逃げて5着で強い競馬をしましたが、中盤ペースを緩ませたことが悔やまれます。ただ、この馬は上りの脚が無い中山巧者なのでダービーは重馬場など上りが掛かる馬場にならない限り厳しいと思います。

皐月賞好走馬キャラと期待したボーンディスウェイはこの流れでは来るわけないです。

不向きな上り3F勝負になったので、この大敗は納得です。

私も日曜の露骨な外枠有利な馬場に「7枠、8枠が馬券が絡みそうだな」と思いましたし、7枠8枠の6頭からなら、消去法でジオグリフ、イクイノックスが残るので「この2頭押さえておくか?」とも思いました。ただドレフォン産駒、キタサンブラック産駒への信頼感の無さから買えませんでした。

結果的にノーザンF生産馬で上位独占。今年は小粒だとこき下ろしましたがしぶといですね。牝馬戦線は壊滅的ですが、ダービーはドウデュース、ダノンベルーガは確実に好走する雰囲気ですし、山藤賞勝ちのローシャムパークもノーザンF生産馬で今後重賞で好走するでしょう。

結局「ノーザンF生産馬買えばいい」に3歳牡馬戦線は今後なって行きそうです。

 

 

以上、皐月賞の予想を振り返りました。

まさかのGⅠでのヨーイドン競馬には驚きましたし、雨の影響が残った良馬場でこの上り時計が、しかも芝2000Мで出るとは思いませんでした。

回復途上の馬場での競馬はやはり馬場読みが難しかったです。

今週末から春の東京開催が始まります。

東京開催は芝よりダートの方が馬券は簡単です。

特にダート2100М。このブログでは冬の開催でも取り上げましたが、5~8番人気が絡みやすい条件のレース。2月もハマりまくりで美味しい思いをしました。

この春開催でもそのハマりに注目しようと思います。