kakikenです。
どんなレースでも的中すれば嬉しいものですが、ダービーの的中価値は有馬記念、金杯と同等くらい縁起物ですね。
今年は金杯W的中させましたので、ダービーも確実に的中させたいですね。
そこで今回は一度登録馬を血統やここまでの出走履歴から馬場適性の分析をしてみようと思います。
アドマイヤハダル 評価C
父ロードカナロア 母父ディープインパクト 母母父ダンシングブレーヴ
東京は基本キングマンボ馬場なのでロードカナロア産駒は悪くない。ポイントは母母父ダンシングブレーヴ。この血は野芝やエアレーション無し馬場の荒れ馬場が得意な底力のある血統。キレキレの上り勝負は不向き、今週末の東京の上り3Fが速ければ適性微妙、掛かれば適性あり。現状の馬場よりもっと荒れ馬場の方が合う印象。
ヴィクティファルス 評価D
父ハーツクライ 母父Galileo 母母父Silver Hawk
今の東京芝はトニービンの血は悪くないがハーツクライ産駒の好走イメージは無い。実際この5週芝レース44R中わずか1勝。母母父がロベルト系というプラスはあるものの母父ガリレオが合う馬場でもない。この馬のイメージは時計の掛かるレースで切れる脚を使う感じ。芝2400Мで言えば勝ち時計2分27秒以下で上り3F33秒台のようなレースが向く印象。現状そこまで遅い勝ち時計は見込めず不向き。
エフフォーリア 評価A
正直全メンバーで一番今の馬場が合っている。母系がアドマイヤムーンの近親、この血は北海道の洋芝や重い芝が得意で、今の東京のタフな重めの芝にベストマッチ。
今の東京はシンボリクリスエスの血が好走しまくっていて、シンボリクリスエス系エピファネイア産駒でもあるこの馬は凡走要素がほぼ見当たらない。
気になるのは若い横山武史騎手が簡単にダービー勝てるものなのか?ということと、先週のソダシ同様、先行馬で厳しいマークに合うのが確実という点。
グラティアス 評価D
父ハーツクライ 母父Lizard Island 母母父Poliglote
レシステンシアの半弟。父がダイワメジャーからハーツクライに変わり距離は問題ないが硬い馬場が合うイメージが血統構成からは無く、強調材料も乏しい。
グレートマジシャン 評価B
父ディープインパクト 母父Solokhov 母母父Monsun
母がドイツの馬とあってゴテゴテの重厚な欧州母系。重い芝は合うが、欧州色が強すぎるというのは逆にマイナス。脆さが出る危険性がある一方、毎日杯、セントポーリア賞の内容は高い能力を感じる。
サトノレイナス 評価C
父ディープインパクト 母父Not For Sale 母母父Confidencial Talk
この馬は全兄サトノフラッグより切れ味のある印象だが、そこが逆に今の東京が合わない印象を与えてしまう。母父カロ系母母父ダマスカス系で重い芝は合う印象。桜花賞では超高速馬場に対応したがこの血統にはタフさ、底力は感じない。前につければ伸びあぐね、いつもの最後方からでは届かないという中途半端さを感じる。
シャフリヤール 評価C
父ディープインパクト 母父Essennce of dubai 母母父Great Avobe
以前このブログで述べたが「毎日杯を高速時計で勝った馬はその後GⅠで必ず馬券になる(ほぼ勝っている)」というデータがある。
この馬は今年毎日杯をコースレコードで勝利。例年のマイラー馬場でのダービーなら鉄板級軸馬。しかし今年はスタミナが要求される馬場になるのは確実。全兄アルアイン同様、スピードの持続力はあると思われるがスタミナとなると正直厳しい。能力の高さは認めるがスタミナ面から惨敗もありうる。
ステラヴェローチェ 評価D
父バゴ 母父ディープインパクト 母母父Grand Slam
皐月賞は時計も上りも掛かる馬場だったこともありこの馬向きだった。母母父がゴーンウェスト系で母系にはスタミナやタフさを感じない。重馬場得意ということで今の重い馬場が合う可能性はあるが、正直勝ち時計2分27秒以下でドスローのヨーイドンレースくらいしかこの馬が好走するイメージは無い。
タイトルホルダー 評価C
父ドゥラメンテ 母父Motivator 母母父Shirley Heights
例年の馬場なら絶対不要な馬。この馬は切れる脚が無いので、先行有利で時計も上りも掛かった皐月賞は向いた。今回はある程度時計も上りも速くなり全てがこの馬には不向きに思える。母系からもこのタフな馬場で好走するイメージは無い。唯一評価すべきはドゥラメンテ産駒という点。重くタフな馬場は間違いなくドゥラメンテは合う。その父親の血が受け継がれていれば3着くらいならあり得る。
タイムトゥヘヴン 評価D
父ロードカナロア 母父アドマイヤベガ 母母父ノーザンテースト
マイルカップでは当時の東京の芝を硬く軽い馬場と読んで高い評価をした馬。野芝が合う母系だが軽い馬場向きで、今の重いタフな東京の馬場は合わない。底力にも欠けるのでGⅠでは厳しい。
ディープモンスター 評価A
父ディープインパクト 母父Bellamy Road 母母父Dixieland Band
この馬は切れないディープインパクト産駒の典型。例年の馬場なら低評価も今年の馬場なら適性がある。母系がタフさとスタミナを感じるアメリカン血統という点が今の東京の芝の適性そのものである。現時点、エフフォーリアに勝てるのはこの馬と見ている。
バジオウ 評価B
父ルーラーシップ 母父ハービンジャー 母母父サンデーサイレンス
この馬も例年のマイラー馬場ならまず不要な馬。母系はタフでスタミナのあるダンシングキイの一族、重くタフな今年の馬場は絶対合う。ローテや鞍上などマイナス要素が多いが素質の高さは間違いなく穴馬候補。
バスラットレオン 評価B
父キズナ 母父New Approach 母母父Cape Cross
母系は重い馬場への適性は高い。スタミナ面に不安を感じるがキズナ産駒の爆発力が今週も続いているなら侮れない一頭。
ヨーホーレイク 評価B
父ディープインパクト 母父フレンチデピュティ 母母父Caerleon
そこそこ時計に対応できてそこそこ上りも使える。馬場不問の万能タイプで例年のマイラー馬場でも上位争いできる馬。母父が重い芝得意のフレンチデピュティということでも今の馬場への適性は高い。掲示板には来る馬。後は掲示板の上か下かだけ。
ラーゴム 評価D
父オルフェーヴル 母父Candy Rige 母母父Distored Humor
皐月賞が余りにも案外過ぎる大敗でタフさ、底力の無さを感じた。評価できるのはオルフェーヴル産駒という点だけ。母系からはスタミナ、タフさ、底力は無さそう。
レッドジェネシス 評価C
父ディープインパクト 母父Storm Cat 母母父Sadller’s Wells
血統構成のバランスはいい。しかし王道すぎる血統(先週のキンカメとディープのクロス同様に)がスタミナには問題無いがGⅠのタフさ、底力が足りない印象がある。
ワンダフルタウン 評価B
父ルーラーシップ 母父ディープインパクト 母母父Acatenango
この馬も例年のマイラー馬場馬場なら不要。切れ味勝負が不向きなので上り3Fが速い場合は不要。とにかくペース次第の馬。道中淀みなく流れて、勝ち時計2分22,23秒台の高速決着なら馬券圏内濃厚。
以上が登録馬の馬場適性診断です。
出走回避したダノンザキッドは例年のマイラー馬場なら有力でしたが、今の重いタフ馬場なら不要だったので、個人的には出走して人気になって飛んでほしかったです。
現状エフフォーリア、ディープモンスターの一騎打ちムード。
そこにB評価の馬がどう絡むか?
今年はタフな馬場想定なのでコースロスなく回れる内枠が有利になりそうなので枠順も重要かもしれません。確定枠順にも注目です。
後は週末の馬場の勝ち時計、上り3Fの速さ、土曜のハマり血統をチェックし、面白いオカルト予想『○○の隣枠が来る』シリーズもありますので、それらを加味して今年のダービーの最終結論を出そうと思ってます。