脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

馬場読み違いでキーンランドカップは大外れ、買えば4着呪縛の8月でした~8/29日曜競馬の予想の結果~

kakikenです。

 

日曜は私用でレースをじっくりチェックできる環境が無かったのですが、レースの結果だけ見てあまりの酷さに自分のセンスの無さに怒り「もうブログ予想やめた!」となりました……。

 

では日曜の予想を振り返ります。

日曜新潟10R 朱鷺ステークス 芝1400М

土曜の予想でも触れましたが、このレースにためにわざわざ横山典騎手が新潟に遠征してきたことです。横山典騎手の騎乗馬は

⑬カイザーミノル

関屋記念のマイスタイルと同じパターン。あの時は10番人気4着。今回は人気なので逆にわざわざ来て凡走するパターンもあり得ます。

ただこの馬は血統構成で言えばマイルより芝1400Мがベスト。

しかもこの時期の新潟芝1400Мは元来外枠有利。

7枠13番は良い枠だとおもいます。ここは好勝負です。

 

他で言えば、何度も触れてますが東京芝1400Мと同じで中山芝1600М良績ある馬が新潟芝1400Мと合います。イメージでドンピシャなのが、

⑭ビッククインバイオ

前走パラダイスステークスでも狙っていた馬(4着でした……)。この馬の母系は絶対野芝適性があります。なので、9月中山野芝開催のマイル戦で狙いたい馬だったのですけど(京成杯オータムハンデあたり)ここでも十分勝負できる馬です。

⑮ミラアイトーン

この馬はマイルに良績がありますが、血統構成的には芝1400Мベストの馬です。

ここは好勝負可能だと思います。

 

一応内枠に目を向けます。内枠で狙いたいのは、

このレース、パターンとして前走中京記念経由の馬が好走します。

②ダノンチェイサー 中京記念7番人気10着

母母父レインボウクエストは野芝血統です。次走9月中京ならより狙えるのですけど、今回不利であろう内枠②番。この点は減点ですがハマる気配あり。

⑥ナランフレグ

昨年このレースは外差し決着でしたが、この馬は追い込み脚質でしたが内枠引いて2番人気7着。今年は有力どころが先行系なので内枠ですが差し展開になれば、昨年人気を裏切ったリベンジもありえるかもしれません。

 

このレースの食わず嫌い馬

⑯ヴェスターヴァルト

ノヴェリスト産駒に母系も野芝適性が高い馬。しかもルメール騎手鞍上ですが、どうしても買う気になりません。

あえてこの馬から買うのもありかもしれませんよ!

 

結論として7枠3頭中心

⑬⑭⑮ワイドBOX

あとは7枠流し7⃣ー1⃣3⃣7⃣8⃣

 

食わず嫌い馬馬券

⑯流し

(結果)

1着⑬カイザーミノル    1番人気

2着⑱ルッジェーロ     8番人気

3着⑫ダディーズビビッド  4番人気

4着⑭ビッククインバイオ  5番人気

13着⑮ミラアイトーン  14番人気

 

カイザーミノルが1着。実績的にもこのメンバーでは上ですからね。横山典騎手の狙い打ちピンポイント騎乗成功!

結果的に5着以内の馬は全て5枠より外の馬。

傾向通り外枠有利のレースでした。

予想的には枠連は当たっているんですけどね、押さえのしょっぼい的中のみ。

本音言うと7枠3頭すごく自信あったんです。絶対2頭は来ると。

それがまたお馴染みの1着4着。先行して粘るけど最後差される。

マイスタイルの関屋記念(10番人気4着)の時とほとんど同じ。

負け方がデジャヴかと思いましたよ。呪われた夏の象徴的結果でした。

特に2着⑱ルッジェーロに邪魔をされた感じ。

この馬はこのレース好走する馬キャラからズレる芝1200Мタイプの馬。

このことからも外枠がよほどいいレースだとわかりました。

先行馬も残るのですけど、比較的差しが決まるのがこのレースの近年特徴。

その点でビッククインバイオは先行馬なので適性の高さで好走は読めても、差されるリスクもあり、4着の罠にハマりやすい馬だったのかもしれません。

3着ダディーズビビッドは血統的に母系はいいけど、キズナ産駒の合う馬場かどうかが微妙で切りました。何となく嫌という部分もあり、⑱ヴェスターヴァルド(2番人気18着最下位)を食わず嫌い馬指名しましたが、本当の食わず嫌い馬はこの馬だったのかもしれません。

 

日曜札幌11R キーンランドカップ 芝1200М

週中のブログで取り上げた注目馬

⑤メイケイエール

人気で妙味もなく、暴走リスクもあるので食わず嫌いしたい馬でしたが、三歳クラシック戦線で合わないマイル路線を使っても結果を出してきました。しかし元来は芝1400Мがベストの馬。長くなるより短くなる方が気性的にも合います。ダノンスマッシュのように本来合う条件に出走してきた三歳人気馬はほぼ来ます。

 

と、ここまでが枠が確定する前の見解。

3枠5番。う~ん。ギリギリ?

この6年、毎年ほぼ7か8枠が連対(18年は6枠)しています。内枠が死に枠のレースです。
ただ例年と今年が条件が違って、例年Cコース2週目施行が今年はCコース初週。さらに言えば、例年6週連続の6週目ですが、今年は3週開催した後、函館6週挟んでの3週目なのでコース替わりで内枠有利かとも思いましたが土曜の芝1200М摩周湖特別は外差しが決まっていました。例年通り外枠有利の馬場のようです。

そうなると外枠に目が行きます。

⑬ダイアトニック

昨年は1枠ひいて惨敗でしたが、今年は外枠。外目から⑤メイケイエールを見ながらレースを運べて競馬がしやすいと思います。能力的にこのメンバーでは上位。

⑪ミッキーブリランテ

野芝血統ディープブリランテ産駒、ディープブリランテ産駒は札幌芝1200Мも得意で単色芝(野芝オンリー、洋芝オンリー)がいい血統。土曜摩周湖特別では野芝重血統でM血統のマツリダゴッホ産駒が勝利。この馬は前走強い先行馬2頭をあと一歩まで差し込んできた馬。差しが決まる今の馬場ならハマる可能性があります。

⑥カツジ

差しが決まる可能性のある馬場なのでこの馬も要注意です。母父ホワイトマズルですからね。この血は野芝血統でそれこそ摩周湖特別でマツリダゴッホ産駒が来るなら同じカテゴリーの母父ホワイトマズルのこの馬もハマる可能性があります。

 

毎年ほぼ来る7,8枠。ダイアトニックが有力ですが、他の馬はどうか?

週中で指摘したキーンランドカップと相性の良いのが前走UHB賞組。外枠7、8枠には3頭います。

⑭カイザーメランジェ

マイネルアルケミー

⑯ジョーアラビカ

いかにも穴っぽい馬が入りました。中でも札幌の函館スプリントSで外差しで4着だった⑯ジョーアラビカを狙ってみたいです。

 

このレースの食わず嫌い馬

⑫レイハリア

メイケイエールかと思っていた食わず嫌い馬。枠が確定して外枠有利っぽい馬場でもこの馬はどうしても買う気になりません。ダイアトニックと同じロードカナロア産駒ですし血統も悪くない。この馬はダート、重馬場の芝、そして前走の重賞を連勝していますし、しかもそのレースこの馬の馬券を買っていて高配当ゲットしている孝行馬です。

ただこの葵ステークスは内枠先行有利のレースだったので、この馬はハマっただけと考えていて、しかも今回は差し馬場で先行馬があっさり差される可能性があるので『買えないな~』と思っている馬です。

 

結論

⑤⑥⑪⑬⑯

現実的に⑤⑪⑬BOXで良さそうですが、穴ならカツジ、ジョーアラビカからのワイド流しです。

 

食わず嫌い馬馬券

⑫流しー⑤⑥⑪⑬⑯

 

(結果)

1着⑫レイハリア

2着⑨エイティーンガール

3着⑧セイウンコウセイ

4着⑭カイザーメランジェ

7着⑤メイケイエール

10着⑪ミッキーブリランテ

11着⑯ジョーアラビカ

14着⑬ダイアトニック

15着⑥カツジ

 

また食わず嫌い馬にやられました。

私の食わず嫌い馬を参考にして的中された方、おめでとうございます!

このレースに関しては完全な馬場の読み違えでした。

ソダシ仕様の馬場のイメージをし過ぎていました。

イメージとしては少し軽い、硬い馬場。

実際は予想をはるかに超える重い馬場でした。日曜の札幌は良馬場でしたが、明らかに好走しているのは重馬場血統、重馬場巧者でした。

元々札幌は他場の重馬場レベルと以前書きましたが、札幌記念のソダシ仕様の馬場は重馬場巧者が合わない馬場でしたので、そのイメージで1~3着馬は切りました。勝ったレイハリアは馬場が重くなればなるほど買えた馬ですよね。昨年重馬場で勝ったエイティーンガールが2着で、3着セイウンコウセイも今年3月の重馬場の高松宮記念で狙ったように重馬場巧者。

この読み違いがあったから、私の選んだ馬の惨敗は当然かもしれません。

3枠⑤メイケイエール、3枠⑥カツジは内目の枠だったし、本来狙ってはいけない馬だったようです。2頭とも遅い時計より速い時計、重い芝より軽い芝が合う感じですね。

ダイアトニックは昨年重馬場で好走したエイティーンガールが今年も好走したなら、昨年重馬場で惨敗したこの馬は今年も惨敗は当然だったのかもしれません。

2着エイティーンガールは前走UHB賞13着から巻き返しましたが、データ通りUHB賞組が必ず絡むレースでした。

出目的に今回7、8枠のUHB賞組に注目しましたが血統的に重馬場が合う⑭カイザーメランジェの4着が最上位でした。7,8枠のUHB賞組から函館スプリントSで外差しして4着だった⑯ジョーアラビカを選んだ私でしたが、同じく差して3着だったミッキーブリランテも含めてこのレース惨敗。

函館スプリントS   勝ち時計1分07秒6

キーンランドカップ  勝ち時計1分09秒1

時計含めて函館スプリントSの時の馬場とは明らかに適性が違っていたということは明らかです。

4連勝を飾ったレイハリアは時計が掛かる馬場向きの馬。函館スプリントSに出走していたら惨敗していた可能性がありますので、4連勝だから強いとは思わない方がいいですね。あくまでも適性が合ったレースで4連勝しただけです。

今年の出目は4⃣ー6⃣で7,8枠は絡まず。ブログ予想で書いた途端に外れるという皮肉さ(しかも4着だったし)にうんざりしました。外枠がいいレースだということは間違いないのですけどね。

札幌は馬場変化の振れ幅が大きく、馬場を読み間違えるととんでもない外れ方をしてしまうので怖いです。

 

 

 

 

以上、日曜の予想を振り返りました。

昨日月曜、先週末のレース結果の分析、チェックをじっくりしました。

先週末、あるレースで4着になった馬の特徴をチェックしていると、前年の同レースで好走したタイプに(血統、脚質など)似ているということがありました。

なるほどね。

私は近年傾向でハマっている馬を選ぶやり方をするので4着になりやすい。

もちろんハマっている馬が好走することも多いので諸刃の剣なのでしょうけど、データを参考にしたら4着で外れるようにできているともいえます。

『 競馬(馬券)』の性格の悪さを感じますね。

特に夏のローカル競馬はその性格の悪さが強い気がします。

正直、復習する前には「ブログ予想もうやめや!」と思っていました。

寝る時間削って細かく分析したレースがあっさり外れる辛さは心が折れます。

でも、ブログで予想を公開して、恥ずかしい思いをするからこそ気づけることが多くあるのも事実。馬場読み違いの大外れなどは逆に言えば適性分類がそれだけ正確に出来ているからこその大外れでもありますし(すごい言い訳ですけど)。

夏のローカル競馬は、ブログを始める前は、ざっくりと漠然とした分析しかしていませんでしたが、このブログを始めて細かくチェックするようになって「こうなった時、こういう適性の馬場になる」という今まで見過ごしていたものに気づけるようになってもいます。

楽をしてはいけませんね。

しんどいことを続けてこそ、成長があるわけですから。

 

8月が終わります。今年は過去最悪の夏競馬でした。

今週末で夏競馬も終わります。

最後もしっかり予想したいと思います。