kakikenです。
さて、今週末から秋のGⅠがスタートします。
スプリンターズSは昨年も的中させてますし、相性のいいレースです。
今年もしっかり馬場読みして的中させたいです。
今回は先々週ローズステークス、セントライト記念の予想でやった血統診断のスプリンターズS版です。
ローズS12番人気2着のエイシンヒテンやセントライト記念9番人気1着アサマノイタズラも血統診断では高い評価をしていました。今回もみなさんの予想の参考になればと思っています。
では確定した出走馬の血統診断です。
アウィルアウェイ5歳牝 ノーザンF生産馬 良馬場C重馬場B
昨年3着馬。昨年は馬場が渋って内枠通った先行馬は必ず撃沈する馬場でしたのでこの馬の外差しがハマりました。血統的には良馬場より重馬場向き血統構成。
先週までの馬場を見る限り今年良馬場なら厳しいと思います。今年は昨年より馬場は良好です。昨年は3週目が稍重施行、その影響で馬場の内が荒れたことが大きな要因でした。ただ週末台風16号の影響次第でもし土曜日重馬場あたりなら日曜はこの馬向きの馬場になる可能性はあります。
エイティーンガール5歳牝 良馬場D 重馬場C
父ヨハネスブルク 母父アグネスタキオン 母母父ヘクタープロテクター
母系は完全に野芝重馬場ベストの血統です。先週中山の芝は良馬場でも札幌函館好走馬が好走する感じの重い芝の印象なので血統だけで見れば買いの馬です。ただこの馬は中山では一切見せ場は作れず、昨年このレースで差し馬場にも関わらず大敗したあたり平坦巧者な印象。今回も厳しいかなと。
クリノガウディー 5歳 良馬場C 重馬場B
母系の古さ、マイナーさは野芝適性の高さを感じますが中京の野芝がベスト。中京で行われるなら大チャンスだったと思いますが今の中山、しかも良馬場ではそこまで野芝適性がハマっている感じもなく血統バランスでは微妙。荒れ馬場が向くタイプなので土曜が重馬場で使い込まれていい感じでボコボコに荒れた馬場になるのが理想。
シヴァージ 6歳 良馬場D 重馬場C
父First samurai(ジャイアンツコーズウェイ系)母父Indian Charlie(カロ系)
追い込み馬なので枠と展開に左右される馬。この馬も時計勝負では分が悪いので良馬場ならノーチャンス。重馬場でも相当な時計が掛かる不良馬場で3着ならあるかも?
ジャンダルム 6歳 良馬場C 重馬場C
父Kitten,s Joy(サドラーズウェルズ系) 母父サンデーサイレンス
正直GⅠでは厳しい血統構成。ただ馬キャラとしては、前走も指摘しましたがこの馬はレシステンシアが作るようなハイペースの競馬が合いますからその辺で紛れ込むチャンスは無いとはいえません。程よく渋った稍重あたりがベストかと。
タイセイビジョン4歳 ノーザンF生産馬 良馬場B 重馬場C
父タートルボウル 母父スペシャルウィーク 母母父エルコンドルパサー
ツボが小さい血統構成の馬。先週中山は良馬場でも重い洋芝向きな馬が好走していたので今週その傾向が続くなら良馬場でなら穴で狙えそうな馬。ニュアンスなのですが良馬場のタフな重い芝やフカフカ芝が合う印象。逆に最終週のような荒れ馬場や渋った重馬場だとマイナスな印象。
ダノンスマッシュ 6歳 良馬場A 重馬場B
実績ある馬なので休み明けの影響だけで何の文句もありません。スタートに不安がある馬なのでその点だけです。極端な枠1,8枠は避けたいですね。重馬場評価をBにしたのは重馬場の方が他の馬に付け入るスキがあるというだけで重馬場は苦にしません。
ビアンフェ 4歳 良馬場B 重馬場D
良馬場なら今の中山が良馬場でも洋芝色が強いので、洋芝の鬼のこの馬は面白いと思っています。重馬場は血統的には問題ないですが、昨年のように内が悪化すると展開面で逃げ先行馬が不利になりそうなので重馬場評価を極端に下げました。
ピクシーナイト 3歳 ノーザンF生産馬 良馬場C 重馬場C
正直GⅠでは足りない血統構成です。トライアル馬の印象。やはりモーリス産駒の脆さが気になります。中京の良馬場ならありそうですけど、今の中山では少し適性面でもズレを感じます。スプリント適性は高い馬なのでその適性が血統のマイナスをどれだけカバーできるかですね。
ファストフォース 5歳 良馬場B 重馬場B
小倉適性の高さも理由でしょうが、超高速馬場と渋った馬場で好走するあたりスプリンターとしてのこの馬の奥深さを感じました。平坦巧者では無さそうですが、中山のタフな急坂をこなせるかどうかがカギですが馬場不問で面白い存在です。
ミッキーブリランテ 5歳 ノーザンF生産馬 良馬場C 重馬場C
父ディープブリランテ 母父デインヒル系 母母父ネイティブダンサー系
ビアンフェ同様洋芝の良馬場がいいタイプ。GⅠでのイメージがゼロのディープブリランテ産駒ということでマイナス要素も多く、全てで中途半端な印象。
メイケイエール 3歳牝 ノーザンF生産馬 良馬場D 重馬場C
前走の負け方が気になります。というか気に入りません。暴走でバテたのかもしれませんが負けすぎ。洋芝が合わなかった可能性もありますが、これでは今の中山の良馬場では通用しないでしょう。馬場が渋って走りにくい方がこの馬は折り合いが付きそうですし母系は重馬場が合いますから重馬場なら好走もありえます。ただミッキーアイル産駒自体がディープブリランテ産駒同様GⅠでは要らない種牡馬の印象。
モズスーパーフレア 6歳牝 良馬場A 重馬場B
父Speightstown(ゴーンウェスト系)母父ダンチヒ系 母母父インリアリティ系
昨年は最悪だった内枠を引いた時点で終了。差し馬場も合いませんでした。今年は良馬場なら昨年のようにはならないので良馬場なら好勝負濃厚。昨年のような内が悪化すると厳しいですけど、そもそもこの馬は重馬場が合う血統です。この馬はラチを頼りにしないと厳しい馬なのですが、もし重馬場でも内が伸びる馬場なら勝ち負けする可能性あります。逆に当日、直線内が止まる馬場なら良重関係なく切りです。
ラヴィングアンサー 7歳 良馬場D 重馬場C
父ダイワメジャー 母父ロックオブジブラルタル 母母父ニジンスキー系
時計的にGⅠでは厳しいです。 血統構成からも強調材料はないです。
レシステンシア 4歳牝 ノーザンF生産馬 良馬場A 重馬場C
父ダイワメジャー 母父デインヒル系 母母父サドラーズウェルズ系
この馬のベストは芝1400Мだと思っています。2歳GⅠは能力の違いで勝ちましたがそれ以外のGⅠで勝ちきれないのは、ベストが芝1400Мの馬はそもそも切れる脚がありませんのでこの馬は何かにやられているのです。
今回、良馬場ならハイペース濃厚のスプリント戦なら好勝負必至でしょうけど、重馬場になるとこの馬不向きなヨーイドン競馬になりそうなので上り時計勝負で屈する可能性があります。重馬場なら切るのもありかと考えています。
ロードアクア 5歳 良馬場D 重馬場C
父ロードカナロア 母父ダイワメジャー 母母父フサイチペガサス
この馬もGⅠのペース、時計的にも厳しいです。
以上血統診断でした。
最後に馬場予測も書いておきます。
まず先週までの馬場の印象ですが、良馬場なら重い芝。洋芝(札幌、函館)をイメージしてもらえればいいと思います。北海道で好走している馬が合う馬場です。
雨で重馬場になるとアメリカン、ダート系血統がいいです。道中が緩い流れになるので直線ヨーイドンと加速できるタイプの血統が良さそうです。
良馬場重馬場いずれにしても、いわゆる『ザ野芝』ではない馬場です。
展開面の話でいえば、9月中山の馬場傾向として土曜日が重や稍重で芝レースを行われた場合、仮に日曜日が良馬場に回復しても外差しが決まるパターンが多いです。
金曜に関東をかすって通過しそうな台風16号の影響がどれだけ出るか、土曜中山芝レースがどの馬場状態で施行されるかは要チェックです。もし土曜12Rが終わるまで芝が良馬場に回復しなければ、日曜は差しが決まる可能性は高くなると思っています。
印象として純粋な良馬場なら人気通りで決まりそうですが、枠や展開次第は穴も狙えそうです。