脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

荒れるとしか思えない阪急杯と藤沢厩舎の馬しか良く見えない中山記念~2/27日曜・阪急杯&中山記念の予想~

kakikenです。

 

土曜の引退調教師の馬たち、36頭出走して1着0頭2着0頭3着5頭。中山9R高橋厩舎のウインマイルートが9頭立て9番人気3着で複勝4510円という破壊力を見せたものの、地味な感じでした。

そして藤沢調教師の馬は7頭出走して馬券ゼロ。この結果で逆に日曜が楽しみになってきました。

 

では日曜の重賞予想です。

日曜阪神11R 阪急杯 芝1400M 

昨年の豪華メンバーから一転今年のメンバーはかなり低レベルです。乗り方次第で大荒れがありそうです。

先週行われた京都牝馬ステークスと同じ距離なので参考にしたいところ。京都牝馬ステークスは内枠、先行決着でした。そして土曜の馬場が相変わらずの内枠先行有利の馬場です。

芝1400Мは本来持続力タイプで切れ味タイプは苦戦する距離なのですけど、土曜を見る限りやはり上り3Fは速いので、先週同様芝1400Мベストの馬ではなく、スプリント、あるいはマイル向きの馬を狙うべきだと思います。

というわけで今回はマイルか芝1200Мの重賞好走歴のある馬で、それなりの位置取りを取れる馬をチョイスします。

②グルーヴィット

中京芝1600中京記念1着

⑨タイセイヴィジョン

阪神芝1200М京阪杯2着、阪神マイルアーリントンC1着、GⅠ朝日杯2着

⑪ミッキーブリランテ

昨年2着、(上り3Fが速かった札幌開催の)芝1200М函館SS3着

⑭クリノガウディー

芝1200МセントウルS3着、高松宮記念4着(1着降着

芝1600МGⅠ朝日杯2着、中京記念2着、東京新聞杯3着

 

内枠のグルーヴィットは積極騎乗の団野騎手鞍上なので先行するはず。ミッキーブリランテ、クリノガウディーもある程度前につけるはず。タイセイヴィジョンは追い込み一辺倒なので相当なリスクがありますが脚質以外はドハマりな馬。

大外では無ければクリノガウディー軸でいいと思いましたが今回は4頭BOXです。

②⑨⑪⑭

人気薄を選んでいますが、何でもありのメンバーなので大きいのを狙います。

タイセイヴィジョン以外人気薄なので②⑪⑭は単複勝負も狙えそうです。

 

この4頭以外候補だった馬

⑦ヴィジュネル 逃げて粘る可能性あり

⑩ダイアトニック 阪急杯好走歴あり

ヴィジュネルはもっと荒れ馬場が良さそう、ダイアトニックは脆さを感じる点、坂のあるコースへの不安、人気なのでハイリスクが多いので切りました。

 

 

日曜中山11R 中山記念 芝1800М

良くも悪くも枠で言えば外枠に有力馬が並んでしまいました。

エアレーション無しでただでさえ先行有利の馬場の中でも特に芝1800Мは内枠、先行有利のコース。エアレーション無し馬場だった昨年も先行した馬が1,2、3着。

ならば今年も先行馬を選べばいいと思いますけど、外枠の有力馬の出方が気になるところです。パンサラッサが大逃げをかまして乱ペースを作れば差し馬台頭もあり得ますがそれでもある程度の位置取りにいないと厳しい前が止まらない馬場でしょう。

まず血統だけでいえば、週中コラムでも話題にしましたが日曜で勇退する藤沢調教師の馬はハマっています。

コントラチェック

ディープインパクト 母父Halling 母母父フェアリーキング

ポイントは母母父フェアリーキング。フェアリーキングの血は芝1400と1800が大得意の血統。フェアリーキングの代表産駒ファルブラヴも今は種牡馬ですが芝1400М、芝1800Мが得意です。土曜9R富里特別を勝ったレインカルナティオも母父ファルブラヴでした。中山芝1800Мはフラワーカップ勝ってますし、外枠という唯一の不安を藤沢調教師に有終の美をもたらす馬になれそうです。

⑨ゴーフォザサミット

ハーツクライ 母父ストームキャット 母母父リボー系

先週までの東京もそうでした(共同通信杯など)が芝1800はハーツクライ産駒が合います。これは中山に変わっても続いていることで、昨年勝ち馬のヒシイグアスもハーツクライ産駒でした。この馬も昨年4着。切れる脚がある馬ではないので、パンサラッサやコントラチェックが作る流れが合うと思うので昨年以上の着順も狙えそうです。

 

藤沢調教師に囚われていますが、このレースで引退する調教師の出走馬として⑪カラテもいるわけですが、こちらはコーナー4つの芝1800Мタイプに思えず切りです。

「こっちだったか~」のオチもあり得るので一応指摘しておきます。

先行有利の馬場でカギを握る逃げ馬としてパンサラッサがいますが、この馬はパワー馬場の福島巧者なので中山も合いそうでが中山実績はありません。昨年のこのレースも9着と相性の悪さを感じるので切りました。

 

藤沢厩舎の馬ばかり目が向くので、冷静に藤沢厩舎抜きでこのレースを予想します。

このレース、芝1800М実績の馬が多いのでどの馬も合いそうなのですけど、今開催の中山芝1800Мが合いそうな馬をチョイスします。

ヒュミドール

オルフェーヴル 母父チチカステナンゴ 母母父アドマイヤベガ

初週のエアレーション無し馬場が合いそうな血統構成をしています。エアレーション無し馬場の初週は野芝系血統が好走しやすいのですけどヒュミドールの祖母はキストゥヘヴンアドマイヤベガ産駒。アドマイヤベガと言えば野芝系血統の代表格なので馬場は合うはず。父オルフェーヴルも2年連続2着のラッキーライラックや2連覇したウインブライトと同じステイゴールド系。血統面で買いたい馬です。

⑮ダノンザキッド

実績で言えばこの馬が抜けてます。脆さを感じるので信頼感は無いですけど、相性の良い種牡馬ハーツクライジャスタウェイ産駒なのでこの馬は押さえます。

 

強い4歳世代のもう一頭の人気馬アドマイヤハダルは皐月賞4着なので実績上位ですけど、休み明けとはいえ2走前中山芝1800МディセンバーS5着が中山1800М向きではない感じにさせます。血統構成からも初週の馬場が合うタイプでは無いので今回は切りました。

 

最後に例年傾向では不要な8歳馬2頭を穴馬として挙げておきます。

①ソッサスブレイ

昨年12月ディセンバーSで1枠①番で先行して3着。アドマイヤハダルに先着していますから、コース相性の良さを感じます。しかも今回も枠が同じ①番。血統構成的にエアレーション無し馬場は向きますし、ロスなく回れば大穴馬候補です。

⑦ウインイクシード

本来中山18、2000М巧者。ただ切れる脚がなくヨーイドン競馬が苦手。前走中山金杯もヨーイドン競馬が合わず6着。今回パンサラッサやコントラチェックが激流を作った場合、3番手あたりで競馬をして直線驚異の粘りが期待できそうです。

ソッサスブレイはやり過ぎ感もあるのでウインイクシードを加えた5頭をチョイス。

④⑦⑨⑭⑮

軸を選ぶならコントラチェックからの流し馬券です。

 

 

以上、日曜の重賞予想でした。

出走メンバー的にも信頼性がない2つの重賞、今回は積極的に穴馬を狙いました。

日曜は土曜以上に引退調教師の管理馬の結果が気になります。

どんなドラマが起こるか、楽しみです。

では日曜の競馬を楽しみましょう!