脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

不利覚悟でインを狙った外国人騎手に脱帽!~11/27日曜ジャパンカップ&京阪杯の予想~

kakikenです。

 

今回は日曜の予想を振り返ります。

日曜東京12R ジャパンカップ 芝2400М

(予想)

過去傾向でいうと

★内枠が圧倒的有利。過去8年必ず①か②の馬が馬券に絡んでいる

★過去5年1~3着馬は1~5番人気で決まっている

人気馬が有利な内枠に入ったから好走したのか、単に強いから好走したのか。

その真相は今年わかると思います。

ただ土曜の東京の芝レースは明らかに内枠、先行有利でした。

そうなるとやはり7枠の人気2頭の取捨がポイントになります。

昨年3着の⑮シャフリヤールはある程度先行も出来る馬。この馬は良馬場なら能力を発揮できると思います。

⑭ダノンベルーガは18年3着、19年1着スワーヴリチャードとかなり馬キャラが似ています。同じハーツクライ産駒、2頭とも共同通信杯勝ちで3歳クラシック惜敗。

ジャパンカップで好走する馬キャラです。

ただダノンベルーガに関してはダービー、秋の天皇賞のような後方の位置取りで競馬をしたら馬券圏外になる危険性があります。

ただそのリスクを入れても今回のメンバーではダノンベルーガ、シャフリヤールは抜けています。

有利な内枠の馬に目を向けると、

ムーア騎手で人気になっている⑥ヴェラアズールはエイシンフラッシュ産駒。正直ジャパンカップで来る血統ではないです。

同じく内枠の③ヴェルトライゼンデもドリームジャーニー産駒という血統だけで言えばパンチ不足。馬券になることはあっても勝つことは考えにくいです。

8年連続馬券になっている馬番出目①シムカミルと②オネスト。日本にマッチするフランケル産駒②オネストをチョイスしますがよくて2、3着。

結局内目にいる馬では中一週が気になりますがアーモンドアイとコントレイル相手の一昨年3着がある⑧デアリングタクトが唯一勝っても納得の馬になります。

GⅠ品格で言えば勝つ可能性を感じるのが

⑧⑭⑮

2着候補が②③⑥

②③⑥⑧⑭⑮

絞るなら馬券軸は⑭ダノンベルーガ

⑭ー②③⑥⑧⑮

初心予想は

⑭⑮2頭軸ー②③⑥⑧

(結果)

1着⑥ヴェラアズール   3番人気 Rムーア騎手

2着⑮シャフリヤール   1番人気 Cデムーロ騎手

3着③ヴェルトライゼンデ 4番人気 Dレーン騎手

4着⑧デアリングタクト  5番人気 Tマーカンド騎手

5着⑭ダノンベルーガ   2番人気 川田騎手

7着②オネスト      6番人気

 

今年も1~5番人気が掲示板独占しました。

人気馬5頭それぞれの騎手がそれそれ勝負に徹した騎乗をしてくれました。

最後の直線は凄みのある追い比べでした。

どの馬も伸びるインに密集。そんな中、勝ったヴェラアズールのムーア騎手も直線インにこだわりました。前が開かない中で縫うようにインを突き、最後シャフリヤール、ヴェルトライゼンデの間を切り裂いて1着。

勝ちにこだわる執念を感じました。

これが世界の一流騎手です。

無難に外に回していたらヴェラアズールは恐らく勝てていなかったでしょう。

2着シャフリヤールは結果的に外枠が響いたような感じでした。

3着ヴェルトライゼンデは終始インを回しロスの無い競馬。精一杯の3着です。

1着~3着全て外国人騎手。

結局、外国人騎手を買ってりゃいいって結果に今週もなりました。

4着デアリングタクトはよく追い込みましたが、上位3頭と比べると外を回した感じで時すでに遅しという感じでした。

私の軸馬、5着ダノンベルーガは川田騎手が今回は考えて早めの競馬をしてくれました。これは私の理想の騎乗でしたから文句はありません。

直線早め先頭に立つもロスなくインを突いた3頭の脚色には勝てませんでした。

シャフリヤールの斜行で不利を受けましたが馬の脚色は限界、不利が無くてもせいぜい4着だったと思います。シャフリヤール同様、外枠なのでいい位置取りを取るため、脚を使った分、そして外、外を回ったツケが直線の差になった感じです。

1~5番人気で決まったものの、内枠か外枠かが着順に影響を及ぼしたと思います。

それだけ紙一重の勝負でした。

ちなみに8年連続馬券になっていた1枠①②は②オネストの7着が最高、外国馬ではちょっと厳しかったようですね。

 

日曜阪神12R 京阪杯 芝1200М

(予想)

昨年同様阪神8週目施行ですが昨年と大きく違うのが昨年はAコース8週目だったのが今年はBコース初週だということ。Aコースなら差し馬重視だったのですがBコースになれば話は別です。恐らく内枠有利のレースになると思います。

実際土曜12Rに行われた2勝クラスの芝1200М戦では内枠の馬が掲示板独占。ただ先行馬ではなく内枠の差し馬が直線インをついて好走していました。

このことから内枠なら差し馬も好走可能という感じです。

このレースで注目していたのが⑭トウシンマカオ

この馬は昨年朝日杯FS6着。先週セリフォスがマイルチャンピオンシップを勝ったことで昨年の朝日杯1~3着は全てGⅠ馬、5着ジオグリフも皐月賞馬。相当レベルの高いメンバーでも6着。普通に内枠引けばあっさり勝てると思っていた中で7枠。

これは同じ⑭でもジャパンカップ・ダノンベルーガの7枠⑭番とは比べ物にならないくらいハンデを背負った感じです。

正直厳しいですけどレベルの高い朝日杯6着馬なので一応⑭トウシンマカオはチョイスします。

他では内枠からチョイスします。

①ライトオンキュー

昨年外枠で外を回して7着。今年最内枠で道中溜めて直線内差しできれば好走可能。

③プルパレイ

昨年朝日杯8着。血統的にも冬血統フジキセキイスラボニータ産駒なので期待です。

⑥キルロード

今年の高松宮記念3着。今の阪神短距離が合うロードカナロア産駒で母父がタフな芝が合うサクラバクシンオー、冬血統であるシーキングザゴールドを母母父に持つ馬。血統構成は完璧です。

⑦ファストフォース

キルロード同様ロードカナロア産駒で母父サクラバクシンオー。昨年差し馬場でも3着したので今回は昨年以上に好走を期待できます。

サンライズオネスト

この馬はダイワメジャー産駒ということで今の阪神の芝マイル以下はダイワメジャー産駒は合います。

内枠のみの馬券なら

①③⑥⑦⑩

外枠トウシンマカオも入れるなら

①③⑥⑦⑩⑭

穴馬をチョイスしているので6頭BOXでもかすればプラスでしょう!

(結果)

1着⑭トウシンマカオ    1番人気

2着⑥キルロード     10番人気

3着④スマートクラージュ  4番人気 

5着①ライトオンキュー  14番人気

7着⑦ファストフォース   9番人気

12着③プルパレイ     11番人気

13着⑩サンライズオネスト  2番人気

 

外枠で不利だと思ったトウシンマカオでしたが、ジャパンカップのダノンベルーガ同様今回早めの競馬でしたが、直線力の違いで外枠関係なしの完勝。

やはりハイレベルだった昨年の朝日杯FS6着はだてでは無かったようです。

2着は高評価した⑥キルロード。コース実績の無さから10番人気でしたが逃げ粘っての2着。馬場適性が高いからこその好走でした。

トウシンマカオ以外掲示板は全て内枠。あえて人気薄を狙ったので3着スマートクラージュは抜けてしまいましたが、14番人気ライトオンキューが5着するなど、コース替わりでやはり内枠、先行有利でした。

だからこそトウシンマカオの強さが際立ちます。

7着ファストフォースは今回先手を取れず中団からの競馬でしたがその分が中途半端な結果になった感じです。

トウシンマカオ同様、昨年朝日杯8着だったので期待した12着プルパレイはさすがに後ろ過ぎでした。すでに今年3月にファルコンステークスを勝っていますがその後成績がさっぱりなことから、もしかすると早熟で、すでに能力落ちなのかもしれません。

13着大敗の2番人気サンライズオネストは外目の枠うんぬんでは無く、スタート直後に⑪タイセイビジョンに前を塞がれたことで大きな後手を踏んだことが全てでした。

 

 

 

以上、日曜の重賞予想を振り返りました。

東京開催が終わり、師走競馬となります。

血統に関してもそろそろ冬馬、冬血統のある馬が穴を開けやすくなる時期です。

毎年書いていますがマンハッタンカフェタイキシャトルヴィクトワールピサ、母系ではアンブライドルド系、ロックオブジブラルタルマキャヴェリアンなどがある馬が狙えます。

GⅠに関しては有馬記念までお休みする可能性が高いのでご了承ください。

それでも例えば中京3週目にはこのブログ予想ではお馴染みのBコース初週の芝1200М戦がありますので、そういう面白いツボのあるレースなどがあれば重賞関係なく取り上げようと思っております。