脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

ジンクス破れるも馬場読み完璧で納得の結果~12/24日曜中山GⅠ有馬記念の予想結果~

kakikenです。

 

有馬記念は一番わかりやすいGⅠかもしれません。

土曜のグレイトフルステークス、日曜のグッドラックハンデを参考にすれば大体結果が見えるパターンが確立されているからです。

そんなことを感じた今年の有馬記念でした。

 

では日曜のGⅠ有馬記念の予想を振り返ります。

日曜中山11R 有馬記念 芝2500М

(予想)

大体の見解は前回の『有馬記念出走馬血統・適性診断』で述べました。

16頭立ての有馬記念では8枠の連対はゼロ、16番に至っては馬券にすらならない。

8枠15番スルーセブンシーズと16番スターズオンアースの取捨をどうするか。

ジンクスは破れるまで信じる。

というわけで8枠2頭は切ります。

土曜のグレイトフルステークスは例年先行決着が多いレース。

昨年はグレイトフルステークスが外差し決着だったため「有馬は差せる」と予想してイクイノックス、ボルドグフージュに自信を持てました。

では今年はどうか。

大逃げしたプリマヴィータは最下位に負けたものの、2番手12番人気ダノングロワールが3着、3番手ホウオウエクレールも5着。ホウオウエクレールは大外16番での5着ですから現状の馬場は内伸び、前が止まらない馬場だと言えるでしょう。

となると一昨年大外8枠16番枠の引いて5着、昨年は外差し馬場で不向きだった2枠4番タイトルホルダーは好走条件は揃ったと言えます。

条件さえそろえば相当粘れるはずなので④タイトルホルダーは買い。

他では⑬タスティエーラも器用に先行して好位を取れる馬なので買い。

軸馬はジャスティンパレス

出目的に5枠10番はラッキー馬番ですし、ローテーション的にもジャパンカップを挟まず天皇賞経由というのも余力十分。先週朝日杯を勝ったジャンタルマンタルの父の母親がジャスティンパレスの母親。今年に入って完全な本格化を感じますからここは逆らわず買います。

内枠ではソールオリエンス、シャフリヤール、ドウデュースが候補になります。

土曜の中山グレイトフルステークスは時計が速く、上り3Fも速い印象。

そういう馬場はトニービン系、ハーツクライ産駒がいいですけど、事実土曜12番人気で3着したダノングロワールはハーツクライ産駒でした。

なのでハーツクライ産駒ドウデュースは押さえるべき馬です。

上りも速いならばドウデュース向きになる可能性もあります。

シャフリヤールも時計も上りも速いレースは得意だと思いますが中山の馬場への不安から今回は切りました。

ソールオリエンスは少し器用さが欠けるので後手後手ロスの多い競馬4,5着レベルとみなして切りです。

④⑤⑩⑬

今回ヒモ穴候補は多くいるのであえてこの4頭のみにしました。

この4頭で1~3着で2頭は来ると思っています。

三連系馬券は厳しそうですが、馬連、ワイドは当てたいところですね。

ちなみに、能力的に高い8枠二頭について。

スルーセブンシーズは直線勝負がハマれば3着はありそう。

スターズオンアースはそもそも切れる脚がない馬。道中好位を取るため脚を使わされる上にラスト3Fが速くなるとすればちょっと厳しい、あって4,5着かと。これで馬券圏内にもってきたら脱帽です。

(結果)

1着⑤ドウデュース       2番人気

2着⑯スターズオンアース    7番人気

3着④タイトルホルダー     6番人気

4着⑩ジャスティンパレス    1番人気

6着⑬タスティエーラ      5番人気

 

日曜9Rグッドラックハンデの結果が

1着⑧ジオフロント   6番人気   道中 5、6番手   ハーツクライ産駒

2着⑥ホウオウサンデー 2番人気   道中 12番手

3着④オウケンボルト  7番人気   道中 逃げ

 

このレースで注目すべき馬は3着逃げ粘ったオウケンボルト。

土曜のグレイトフルステークスの結果と合わせても明らかに内枠、先行有利だとわかります。

これでタイトルホルダーの好走はほぼ確信できました。

そしてグッドラックハンデを勝ったジオフロントハーツクライ産駒。

土曜グレイトフルステークスで12番人気2着ダノングロワールもハーツクライ産駒。

これでハーツクライ産駒のドウデュースの好走もほぼ見えました。

ここにジャスティンパレスが来て

④ー⑤ー⑩

が大本線でした。

レースがスタート。

タイトルホルダーが逃げます。

大外スターズオンアースも好スタートからルメール騎手は迷わず先行。

「さすがルメール騎手。馬場をわかっている」

先行馬から後方に目を移した時、愕然としました。

ジャスティンパレスは最後方。

「はあ? 武史は馬場がわかってないのか」

正直この時点でジャスティンパレスはダメだと思いました。

差し馬ですが馬場を読めば16番手はありえません。

横山武史騎手への呆れと怒りがこみ上げます。

「青いな、武史よ。まさかグッドラックハンデの2着馬の差しで差せると思ったか?」

結局この位置取りが響いて最後追い込むもアタマ差4着。

逃げたタイトルホルダーは粘りに粘って3着。

スターズオンアースも大外から先行して脚を使った影響など全くなく、2番手からそのまま直線も粘って2着。

過去一度も馬券になったことが無い16番のジンクスを破ったルメール騎手とスターズオンアースに脱帽です。

さすがルメール騎手。

そしてスターズオンアースはジャパンカップに続いて不利な外枠からの好走。本当に強い馬だと思います。

勝ったドウデュースは道中13番手、3コーナー8番手からまくって直線3番手。

ドウデュースはジャスティンパレスのような競馬をすれば、と思っていましたがまくり気味の競馬でも最後まで伸びての優勝。

ドハマりのハーツクライ産駒ということで馬場も合っていましたが、さすが武豊騎手、持っている騎手は違いますね。

結局最後の直線前にいた3頭で決まったわけでそこからもジャスティンパレスの競馬は不本意だったと言えます。

6着タスティエーラは外枠で予想より後ろでの競馬になりました。内枠だったら少し違った結果もあったかもしれませんね。

5着が2番シャフリヤールで明らかに内枠有利な馬場でした。

だからこそ16番スターズオンアースの2着はとんでもなく凄いと思います。

なのでスターズオンアースがいなければ完璧な的中でしたが、もともとスターズオンアースは3歳桜花賞前から高評価していた馬なので、仕方ないなと。

ちなみに内枠ソールオリエンスは内枠を活かす競馬が出来ず8着。この辺りも見立て通りの結果。

宣言通り④⑤⑩⑬の中で2頭馬券になりましたし、ワイド④ー⑤が1210円もついたので(昨年イクイノックス、ボルドグフージュの馬連が1320円ですから)納得の結果、タイトルホルダーを買い目に入れられたことで『勝ち』だったと思います。

 

 

以上、日曜のGⅠ有馬記念の予想でした。

完璧的中まで行きませんでしたが、昨年同様しっかり馬場を読めた納得いく予想はできたと思います。

ホープフルSは予想しませんので今年のブログ予想は終了です。

今年は秋GⅠがイマイチでした。

GⅠの多い京都の馬場がリニューアルで変化したことで読み切れなかったことが一番の敗因でした。

来年はさらに予想精度を上げてこのブログの信頼も上げていきたいです。

今年一年ありがとうございました。

次回は2024年1月6日金杯の予想からスタートする予定です。

来年も宜しくお願い致します。