脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

展開のアヤで明暗分かれるも見立て通りの結果~4/16日曜中山・皐月賞の予想結果~

kakikenです。

 

まず日曜は中山10R春雷ステークスで推した⑪トキメキの結果。

トキメキは12番人気7着でした。

今回は好位からの競馬でしたが、結局先行馬の上り3Fすら上回れず、重馬場でしたが重馬場なりの切れ味勝負で負けた感じです。

次新潟直千あたり出走すれば懲りずに狙います。

 

 

では日曜のGⅠ皐月賞の予想を振り返ります。

日曜中山11R 皐月賞 芝2000М

(予想)

土曜の中山芝レースは内、外の有利不利がハッキリしませんでした。

ただ血統的には見立て通りの馬が好走していました。

なので今回は血統でハマっている馬を素直にチョイスすることにします。

とは言え、今回のメンバーは似たような血統の馬が揃っているのでどう評価するか。

結局レース実績、トライアイルの結果を比較して判断します。

まず共同通信杯

共同通信杯は近年ダービーより皐月賞と直結するレース。

このレースで一番評価したのが

⑯タッチウッド

阪神新馬戦で1秒差をつけ圧勝した後の共同通信杯。ノースブリッジ、ディープボンドが近親の母系で東京では間違いなく切れ負けするので厳しいと思っていましたが、レースではスタートで後手を踏み、その後行き脚つけて逃げました。それだけでかなり脚をロスしているのですが直線でも粘りに粘って2着。このタフな持続タイプ、間違いなく皐月賞向き。そして母系は重馬場の鬼。重馬場なら勝てなくても2,3着圏内間違いなしだと考えます。

ちなみに共同通信杯勝った

⑦ファントムシーフ

も近年皐月賞好走馬が多いので実績含めてチョイスします。

次に弥生賞ディープインパクト記念。

このレースは勝ち時計が昨年アスクビクターモア、ドウデュースの年と同等でレベルは低くないです。このレースの私の予想はタスティエーラとワンダイレクトで決まりと馬単2点勝負しましたが、2着には軽視していたトップナイフが割り込んで外れ。

⑧トップナイフ

の強さを再認識しました。トップナイフはデクラレーションオブウォー産駒。正直クラシックで好走できる血統とは思えませんので軽視していましたが、ここまで結果を出し続けて能力の高さを認めるしかないです。今回も馬場悪化でダンチヒ系の血は間違いなくハマりそうです。ダービーは向きませんので今回は全力で来るはずです。

ちなみに

⑭タスティエーラ

②ワンダイレクト

は今回も好走できそうな馬です。特にワンダイレクトは弥生賞後には皐月賞狙える馬だと評価しました。タスティエーラもサトノクラウン産駒なので重馬場なら合うはず。

ただ2頭に共通して感じるのが底力不足でGⅠでは微妙な感じもしています。

次はスプリングS

このレースは重馬場で平凡な勝ち時計、スローのヨーイドン競馬で皐月賞のペースとは真逆。評価は低くなります。勝ったべラジオオペラは東京でも速い上りを使っていかにもヨーイドン競馬向き。2着のホウオウビスケッツの方が評価できそうですがこの馬はマインドユアビスケッツ産駒、GⅠで好走する底力は無いと判断します。

その他のレースは近年皐月賞に直結しないレースなので評価は低くなりますが、その中で注目すべき馬がいます。

①ソールオリエンス

血統構成では出走メンバーでトップ評価です。母系の欧州色の強さがいかにも皐月賞向きで、さらに重馬場になると強いキタサンブラック産駒。最内枠ということで外枠有利馬場になると4,5着になりそうですけど、内枠問題なければ今回当然勝ち負け。

他では予想以上に馬場悪化、タフな馬場になった場合に気になる2頭が

⑤フリームファクシ

中京芝2000Мきさらぎ賞が好時計での勝利。血統的にも重馬場向き、タフさが上がれば上がる馬場ほど浮上するタイプ。

マイネルラウレア

今の中山芝2000М以上では馬場が悪化すればステイゴールド系がハマります。この馬はゴールドシップ産駒、メンバー唯一ステイゴールド系産駒。正直不良馬場レベルにならないと厳しい印象ですが、かなりのタフな馬場になった時は押さえたい馬です。

 

候補としては①②⑤⑦⑧⑭⑯⑱の8頭です。

結論としては

①⑦⑧⑯

結局木曜の時点で良いと思っていた4頭で今回勝負します。

(結果)

1着①ソールオリエンス  2番人気

2着⑭タスティエーラ   5番人気

3着⑦ファントムシーフ  1番人気

7着⑧トップナイフ    9番人気

13着⑯タッチウッド    6番人気

 

日曜の中山は8Rの野崎島特別を見る限りどちらかと言えば外差し馬場。

何となく外有利かと思いつつも8Rで好走した馬の母系血統が全て欧州色。

そうなるとソールオリエンスが血統では一番合います。

問題は内枠をどうさばくか。

 

ということで皐月ではソールオリエンスの位置取りを注目していましたが、道中外目のいい位置を選んでいたので「これは差し切るかも」と思いました。

逆にタッチウッドは折り合って欲しいと思いましたがグラニットの玉砕暴走ペースについていってしまい終了。

理想としてはタスティエーラの位置でした、

勝ち時計2分00秒6。重馬場でこの時計は速いです。

逃げ先行にはきつい流れでした。

2着タスティエーラはベストの騎乗でした。馬場もペースも合ったようです。

それを差し切ったソールオリエンスは相当強い馬です。

でもそれ以上に感じたのがドハマり血統構成、馬場適性の髙さ。

3着ファントムシーフはギリギリでの3着死守。

頑張ったと思いますが1,2着馬との差を感じましたので今後は厳しいかと。

期待したトップナイフは7着。差せると思ったからかもしれませんが、この馬としては後ろ過ぎ。横山父はちょっと極端な競馬が多いですね。もっと前目で先行していたら適性はあったのでもっと上位があったと思っています。

 

さてダービーへの展望ですけど、

今回の皐月賞出走馬は正直ダービー向きな馬はいません。

皐月賞馬ソールオリエンスはダービーではどうか。

あまりにも皐月賞向きの適性だったので強さが目立ちましたが、ダービーは母系が真逆のアメリカ色の強さがポイントになりますからソールオリエンスは良くて2、3着の印象。もし勝てば化け物です。

なのでダービーは別路線組を重視しようと考えています。例えば皐月に行かなかった共同通信杯3着ダノンザタイガーあたりはダービー向きではありますね。

 

結果的には木曜の記事の段階で挙げた馬たちの1~3着。

今年も木曜公開の『GⅠ出走馬血統診断』は絶好調です。

ただ最終的に絞ったためタスティエーラを切ったあたり、ある意味私らしいです。

それでもスプリングS組は軽視しましたし、予想の見立てとしては納得しています。

 

 

 

以上、日曜のGⅠ皐月賞の予想を振り返りました。

さて中山が終わり、今週末から春の東京開催です。

このブログでも何度も指摘していますが、東京は芝よりダートの方がドル箱です。

特にダート2100Мは人気なぞりで楽しめますのでこの春開催も大いに楽しもうと思っています(基本1,2番人気が来て、ヒモ穴で5~8番人気が絡むパターン)。

そうそう改修工事が終わった京都競馬も始まりますね。

どんな馬場になるのか。こちらはまずはしっかり研究分析したいと思っています。

今週末はGⅠの合間なのでブログ予想はお休み濃厚ですが、狙えそうならフローラSは予想したいと思っています。