脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

『やっぱり騎手は重要』と言い訳したくなる結果~8/13日曜関屋記念&小倉記念の予想結果~

kakikenです。

 

関屋記念、19年続いていた傾向がついに途絶えてしまいました。

「そろそろ途絶えるかも」とは内心気になっていましたが、結果が惨敗ならともかくハナ差で途絶えてしまうとなると「騎手かな」と思ってしまいます。

そう言えば小倉記念でも「騎手かな」と思うことが多々ありました。

 

では日曜の重賞予想を振り返ります。

日曜小倉11R 小倉記念 芝2000М

(予想)

このレースの傾向としては基本内枠有利

内枠なら差し馬も届くイメージです。

外枠はよほど強い馬か小倉適性(もしくはその日の馬場適性)がずば抜けて高い馬以外は厳しい感じです。

血統的にはフカフカ芝の影響もあって良馬場でも重い芝向きの血統がいいです。

キングマンボ、ダンチヒ、デピュティミニスター系あたりの血が良いです。

具体的で見るとディープインパクトステイゴールドキングカメハメハ、そして芝2000Мの鬼ハービンジャーあたりが狙えます。

そして注目すべきは、この夏のハンデ重賞全てで指摘していますが、このレース類に漏れず近年58キロ以上の馬は馬券になっていないです。

これにより適性の髙いエヒト、カテドラル、ワンダフルタウンは消しです!

これらを加味してチョイスしていきます。

④マリアエレーナ

昨年の勝ち馬ですが血統は父クロフネ、母父ディープインパクト、母母父キングカメハメハと完璧な血統構成。ローテ的にも好走例の多い鳴尾記念経由。最近ズブくなって仕掛けどころでモタモタする印象ですが普通に走れば勝ち負けでしょう。

⑦ゴールドエクリプス

血統的に父ドゥラメンテ母父ハービンジャーというのがいいです。3勝クラスと格下の馬ですが3勝クラスの馬でも好走するレースで問題無し。

⑨スタッドリー

条件戦をなかなか勝てないツメの甘い馬。小倉記念は上り3Fがそんな速くならないタフなレースが多いのでツメの甘いこの馬にはぴったりです。血統的にハービンジャー産駒で母母父トニービン小倉記念に相性のいい2つの血統があるのも魅力です。

①カレンルシェルブル

この馬もスタッドリーと同じハービンジャー産駒で、スタッドリーと似たツメの甘いキャラです(この2頭は21年8月15日小倉芝2000М1勝クラス戦でワンツーしています)。前走七夕賞は前残りレースで最後方からレースをして不完全燃焼の9着、2走前は不良馬場の新潟大賞典10着を除けば重賞でも差のない安定した走りを続けている馬。小倉適性は高い馬なので内枠をうまくさばけば勝ってもおかしくない馬です。

この2頭と似た馬キャラなのが⑩ククナ。七夕賞好走馬は相性イマイチなのですが血統も含めて適性は高そうなので押さえておきます。

①④⑦⑨⑩

1頭絞るなら④マリアエレーナ流しです。

④ー①⑦⑨⑩

(結果)

1着③エヒト       3番人気

2着②テーオーシリウス  5番人気

3着⑦ゴールドエクリプス 2番人気

4着④マリアエレーナ   1番人気

5着①カレンルシェルブル 7番人気

6着⑩ククナ       4番人気

8着⑨スタッドリー    10番人気

 

1,2着が抜け。

チョイスした馬は3,4、5、6、8着。

大きく外しているわけではないのですけど、結果が伴いませんでした。

予想で指摘した通り、今年も馬場上位は全て内枠でした。

勝ったのは58キロというハンデの重さで切ったエヒト。

鞍上が川田騎手に乗り替わりなので不気味でしたが、勝ち切りあたりがさすがトップジョッキーです。

2着は逃げたテーオーシリウス。こちらは血統構成がよく、特に母母父ダンスインザダークは一昔前の小倉記念ではハマりの種牡馬なので好走しても不思議ではなかったですけど、さすがに食指が届きませんでした。

私のチョイスした馬は3着~8着。

それなりに走ってくれていたのですがその中でも不満な結果だったのが5着カレンルシェルブル。

3コーナーまで最内を通っていたのに直線外に出したんですよね。

あのロスが無くそのままインを突いていれば勢いから2,3着はありました。

4コーナーで外に膨れるのは仕方ない感じですけど、計算に入れていれば十分インを突くことはできたはずです。

結局、それが出来るかどうかは騎手の判断力、広く言えば技術の差ですね。

小回りコースなので一瞬の判断ミスが大きな着差になる。

夏のローカル重賞の厳しさを感じる結果でした。

 

日曜新潟11R 関屋記念 芝1600М

(予想)

記事のタイトルで大げさに煽ってますが毎年このレースの予想では書いていることが、

関屋記念は7枠か8枠が連対する

です。

昨年まで19年連続で連対中です。

まあ調べればわかることなので偉そうに言うことでもないですけど、出目を知っていれば得をすることもあります。

例えば土曜6レースに行われた新潟芝1400М新馬戦も関屋記念同様に外枠が馬券に絡みやすいレース。7枠か8枠かのチョイスで7枠を選んで7枠流しで枠連5ー7配当2320円的中しました。

7枠を選ぶか8枠を選ぶか。二者択一さえ間違えなければ的中出来そうです。

ではどっちか?

7枠⑬サクラトゥジュール

  ⑭ロータスランド

8枠⑮アナザーリリック

  ⑯ラインベック

  ⑰ビューティフルデイ

 

う~ん。難しいですね。

この5頭ともありそうです。

ただ他の枠の馬を見てみると狙えそうな馬は1,3,4枠のみ。

7⃣枠流しー1⃣3⃣4⃣7⃣8⃣

8⃣枠流しー1⃣3⃣4⃣8⃣

9点かかりますがトリガミならないように資金分配して買えば的中できるはず!

以上です!

と、出目予想だけ終わってもいいですが普通に予想してみます。

このレースは近年圧倒的に逃げ先行馬が強く関屋記念で逃げ、2番手、3番手で競馬した馬が最悪でも1頭必ず馬券になっています。

今回逃げ、2番手、3番手候補は④コンシリエーレ、⑤セルバーグ、⑫ノルカソルカ、⑭ロータスランド、⑯ラインペッグ。

この中では

ロータスランド

⑯ラインベック

ロータスランドは21年の勝ち馬ですが血統もドはまり、前走からも能力は感じられないです。

ラインベックは母が三冠牝馬の名牝アパパネですが、このアパパネの子供は全兄のモクレレが新潟3勝、ジナンボーが2年連続新潟記念2着と新潟巧者。この馬自身は新潟記念5着のみで新潟実績はないですが近走好走しているマイル戦の今回ならしぶとく粘ってくれそうです。

セルバーグは切るのか?

はい。

関屋記念は前走中京記念組が強いレースでもあります(昨年出走無しでノーカウントとして8年連続連対中です!)。

ただし中京記念勝っている馬、もしくは逃げ先行で馬券になった馬は来ていません。

さらに言えばこの馬は430キロ台と小柄な牡馬で、牡馬では500キロを超える大型馬に適性のあるレース(最低でも480キロ以上は欲しい)なのでこの馬は厳しい。

今年の中京記念組からは

①ディヴィーナ 中京記念差して2着

⑪メイショウシンタケ 中京記念差して8着

この2頭が候補でしたが、メイショウシンタケは馬格が470キロ台で微妙。

最後に土曜新潟の馬場傾向から見てみましょう。

キングカメハメハ系、中でもドゥラメンテ産駒の好走が目立っていました。

②アヴェラーレ

⑮アナザーリリック

アヴェラーレはドゥラメンテ産駒、アナザーリリックは500キロ近い馬格のある牝馬で新潟巧者でもあります。

ちなみに土曜は3歳上の芝レースでは勝った馬はいずれも500キロ以上の大型馬でしたからやはり傾向的には大型馬を狙うべき。

馬格、血統面から狙える馬として

⑬サクラトゥジュール

520キロ近い大型馬です。脚質的に後ろ過ぎると届かない可能性がありますが初の新潟ですが父ネオユニヴァース母父シンボリクリスエス母母父マルゼンスキーと古めの血統構成で(こういう古めの血統構成は)野芝適性が高いので野芝の新潟でも狙える馬だと思います。

①②⑬⑭⑮⑯

6頭は多いですね。

よく見ると選んだ馬は1枠2頭、7枠2頭、8枠2頭。

19年連続連対中の7枠、8枠流しにすると

7⃣枠流し1⃣7⃣8⃣ 8⃣枠流し1⃣8⃣

枠連5点で済みました。

1頭軸決めるなら⑭ロータスランドから

⑭ー①②⑬⑮⑯

です。

(結果)

1着1⃣②アヴェラーレ     4番人気

2着1⃣①ディヴィーナ     2番人気

3着8⃣⑯ラインベック     6番人気

6着7⃣⑬サクラトゥジュール  9番人気

12着7⃣⑭ロータスランド      3番人気

14着8⃣⑮アナザーリリック     5番人気

 

チョイスした6頭のうち3頭が1~3着。

予想としては的中していたんですけどね。

馬券的には痛恨のタテ目でした。

ゴール板での首の上げ下げで負けました。

ラインベックは鞍上に不安があったのでイマイチ強気にはなれませんでしたが、案の定というか、こういう勝負弱さはどうしても騎手の差と思ってしまいます。

3着でも十分良い走りをしてくれたと思いますが……。

勝ったアヴェラーレはハマりのドゥラメンテ産駒ということでチョイスしましたが中団8番手から上り32秒8の強烈な末脚はさすがドゥラメンテ産駒という感じでした。

2着ディヴィーナは中京記念組で狙っていた馬でしっかり好走してくれました。メイショウシンタケも5着好走していたことからも中京記念組では先行好走馬よりの差し馬を狙うべきだとわかります。

19年続いた7枠or8枠の連対が途絶えてしまいました。

ラインベックを責めるより中心視したロータスランドの12着の方が問題ですかね。

位置取りとしては3番手で文句なかったのですけど、直線追い風もありレースの上りが速くなってしまい、上りが34秒くらいのこの馬にとって32秒~33秒台での上りが必要になった今回はこの馬には不運だったとは思います。

6着サクラトゥジュールは良い脚を使いましたが後ろ過ぎ、14着アナザーリリックはゲートで突進してリズムを崩し走る気を無くしていましたね。

 

 

 

以上日曜の重賞予想を振り返りました。

ブログ4年目一発目の予想は4着とか枠連タテ目と、相変わらずの馬券下手、全く成長していない感じの結果となってしまいました。

今週末は札幌記念北九州記念があります。

やはり注目は豪華メンバーが揃った札幌記念ですね。

札幌記念はドハマりのハービンジャー産駒の出走を期待したのですが登録馬にハービンジャー産駒はゼロ。ならば先週末札幌でハマっていたハーツクライ産駒を狙おうかと現時点では考えています。

ダノンベルーガ、ヒシイグアス、マテンロウレオがハーツクライ産駒。母系からは人気は無さそうですがマテンロウレオが一番合っていて面白そうです。

北九州記念は何でもありっぽいメンバーなので見送る可能性が濃厚ですけど、札幌記念は必ず予想公開しますのでチェックしてみて下さい。