kakikenです。
9月に入って涼しい日が続いて過ごしやすかったのですけど、洗濯物でいえば、その分乾きが悪いですよね。
競馬でも馬場の渇き方も気温によって良し悪しがあります。
日曜の新潟は馬場が回復すると思っていたのですけど、気になったのが気温の低さ。
過去データが覆される時は明確な理由はあるのですけど、どうやら気温の低さが最悪な結果の要因になったと思っています。
競馬は生もの。本当デリケートで繊細だと思いました。
それでは土日の予想を振り返ります。
土曜新潟10R 赤倉特別 芝2000М
新潟芝2000М外回りなので結局ヨーイドンの上り勝負になります。
ヨーイドンの上り勝負と言えばノーザンF生産馬です。
③フェアリーグルーヴ
⑨トゥルーヴィル
この2頭が該当馬。この2頭では⑨トゥルーヴィルに注目。
実は新潟記念で好走している馬の血統を見ると、(良馬場であるにも関わらず)母系には重馬場に強いアメリカン血統があることがわかりました。
⑨トゥルーヴィルは母父がヌレイエフ系のFasliyevで、父親は外回り芝2000Мの王道ディープインパクト。この馬が最適な馬です。
結論 ⑨流し
⑨ー③④⑥⑦⑧⑩
絞るなら
⑨ー⑦⑧
(結果)
1着③フェアリーグルーヴ ノーザンF生産馬 3番人気
2着⑩シーリアスラブ 社台F 9番人気
3着⑨トゥルーヴィル ノーザンF生産馬 1番人気
4着⑦ディアセオリー 4番人気
新潟記念に向けての馬場読みのために予想したレースでした。
良馬場でも重馬場でいい血統構成の馬が来ると書いていましたが、稍重で想定以上に重い馬場という印象。それでもノーザンF生産馬が1,3着したので、ノーザンF生産馬向きの馬場ではあるという印象でした。
絞った馬券が3,4着だったあたり相変わらずのセンスなのですけど、チョイスした馬が1~6着独占。見立ては悪くないなと思いました。
唯一凡走したのが⑧ガロシェ。新潟記念でこの馬と母系が似ているのが母父アドマイヤベガが同じの⑥パルティアーモ。良馬場に回復しない限りパルティアーモは厳しいなと思いました。
この日、稍重でハマっていた血統のひとつがステイゴールド系でした。野芝の重不良でハマるステイゴールド系ですけど、稍重レベルでもこれだけハマるのを見ると現状の新潟がタフな馬場になっているなと感じました。
(新潟記念の予想ではダンシングブレーヴ系の血があるヤシャマルが土曜の馬場なら合っていると指摘していましたが、ステイゴールドの血も警戒していました)
このレースに勝ったフェアリーグルーヴもステイゴールド系フェノーメノ産駒。
新潟記念でステイゴールド系はオルフェーヴル産駒のラーゴムとステイゴールド産駒のマイネルファンロンでした。
土曜の時点で日曜馬場回復しなければマイネルファンロンは怖いと思いました。
ラーゴムは関してはオルフェーヴル産駒なのにタフな馬場が向かないと皐月賞の時(私はラーゴム推しだったので)に実感したので良馬場でも重馬場でもここは不要だと思っていました。
おまけ
小倉もし土曜日重馬場だったら狙いたい馬
(土曜夜間の時点で重馬場。土曜は稍重か良っぽいですけど)
土曜小倉3R 三歳未勝利芝1200М
⑧ライブリーキング
この馬の母ジャックカガヤキの産駒は小倉芝1200М、特に重馬場が得意です。
仮に良馬場でもこの馬は勝負していいかな?
(結果)
⑧ライブリーキング 10番人気4着
自信あったんですよ、この馬には……それが首差の4着。また4着。
本当今の自分には運が無いな~と思いました。
スタートで大きく出遅れましたが、重馬場なら差しが届く可能性があったので希望は捨てずに見ていました。最後の直線、インをついて追い込みます。
進路が狭くて一瞬詰まったのが全て。スムーズだったら間違いなく勝ち負けでした。しかし小倉コースとの相性の良い馬なのは間違いないです。ただ昨年9月中京でも好走していましたので、次走も中京で時計が掛かる馬場なら狙えそうです。
土曜小倉4R 三歳未勝利芝2000М
③クールブリエ
M血統メイショウサムソン産駒
⑥ジルベールバローズ
小倉重不良馬場が得意なオルフェーブル産駒
(結果)
③クールブリエ 7番人気2着
⑥ジルベールバローズ 11番人気11着
M血統のメイショウサムソン産駒クールブリエが2着好走!
やはりМ血統は小倉や野芝の渋った馬場が得意ですね。私もこの馬から儲けさせてもらいました。
ジルベールバローズはオルフェーヴル産駒うんぬんより騎手もイマイチですし、馬自体が弱いだけだったのかなとも感じました。
土曜小倉8R 3歳上1勝クラス芝1800М
このレースに関しては馬場不問です。
このレースにとても強い馬が出走しています。
②エスコーラ
相手は先日急死したドゥラメンテ産駒③シャイニングフジ!
②ー③
(結果)
②エスコーラ 1番人気1着
③シャイニングフジが2番人気3着。
ワイド②ー③180円的中のみ。
2着10番人気スズカキングはノーザンF生産馬でキズナ産駒。
キズナ産駒の爆発力は本当すごいですね。ハマった時の爆発力はステイゴールドの爆発力に似たものがあります。
と、前フリを入れておいての次の予想です。
日曜新潟11R 新潟記念 芝2000М
結果だけみれば近年ほぼ同じ結果です。
ノーザンF生産馬のワンツー!
ちなみに2017年は2,3着でしたが、毎年3つの議席のうち、2つはノーザンF生産馬が占めます。2016年は社台F系に1~3着を独占されましたが、ノーザンF生産馬は3頭出走して4、5、6着でした。
ノーザンF生産馬買えば当たる!
わかっているんです。毎年同じこと思ってます。
昨年もこのブログでそこは指摘してましたが、チョイスミスしてアイスバブル(9番人気16着。まあ血統は悪くなかったのですけど、実際適性では新潟の良馬場ではキレ負け、重不良馬場でしか買えない馬)を買ってしまっていました。
さて今年は7頭出走。
①サトノアーサー
母系デインヒル系×ヌレイエフ系で高評価。あとは展開次第。
④レッドザイオン
重馬場不良馬場向き。能力的にも厳しい。
道中緩めの上り勝負向き。時計の掛かる良馬場なら有力。
⑥パルティアーモ 牝馬
少しでも渋め残りだと苦戦しそう。
⑩ラーゴム
皐月賞のタフな馬場で案外だったことから今の新潟が合うか疑問、オルフェーヴル産駒というのもイマイチ。だが母系はこのレース向き血統。
⑪ラインペッグ
新潟記念2年連続好走したジナンボーの全弟。当然ハマりだが鞍上含めて罠な予感も。
横山典騎手お馴染み渾身の一鞍! 母父キングカメハメハなので馬場は合いそうなので先週のカイザーミノル再現かも?
以上の7頭です。
②ザダルは新冠橋本牧場生産ですけど、馬主がノーザンF色のキャロットFなので一応なんちゃってノーザンFにすれば8頭?
この中から何をチョイスするか?
ちなみに土曜の馬場は稍重でした。稍重レベルですが、良馬場で重馬場血統が来ると土曜の予想で指摘したのですが、それがワンランクさらに重くなって適性が不良馬場適性みたいなタフさになっていました。
もし土曜に新潟記念が行われていたら、本命は⑫ヤシャマルでした。タフな馬場が得意のキズナ産駒でさらに母母父ダンシングブレーヴ。土曜の新潟芝で母系ダンシングブレーヴの血のある馬が9R12番人気2着、12R11番人気2着で穴を開けていましたから、この馬も稍重、重馬場なら期待出来たと思います。
もし明日土曜と同じような馬場だったらこの馬も一考したいですけど、さすがに良馬場だと苦しいでしょう。
そんなタフな稍重の土曜新潟芝でしたが、よくよく結果を見ると上り3Fが速い。
つまり稍重と言っても走りにくいのは向こう正面から3,4コーナーまでで、最後の直線は稍重でも走りやすい。だから稍重で上り33秒台が出るのです。これってつまりスローのヨーイドンなんですよね。そうなると「牝馬買えばいいのでは?」と思ってしまうわけです。
実際土曜芝2000М赤倉特別では勝ったのはノーザンF生産馬の牝馬③フェアリーグルーヴでした。私は血統にこだわって同じノーザンF生産馬でも牡馬⑨トゥルーヴィルを軸にしましたが、薄氷の3着で完全に切れ味勝負でフェアリーグルーヴに屈していました。
⑤リアアメリア 川田
⑥パルティアーモ 横山武
日曜新潟が、中途半端な乾き方で良馬場でも粘土質で脚が取られる馬場にならない限りは最悪でもこの3頭からどれかは来ます。
2頭来ると想定するならこの3頭BOXで当たる算段ですけど、そういう安直予想は邪魔されまくるので、もう少し考えてみます。
そう言えばもう一人横山騎手いますね。
⑰トーセンスーリヤ 横山和
実はこのトーセンスーリヤが新潟記念の食わず嫌い馬です。
この馬新潟大賞典勝ってますけど、春の新潟は上りが掛かるレースが多く、上りタイムの差は夏と1秒はあります。もう別次元の馬場です。実際この馬自体、上りの脚は無いので、普通の良馬場なら切れ負けするはずです。実はこのレース6歳馬って来ない傾向なので、6歳のこの馬は来ないような気もしますし。ただ、展開面は向くと思いますのでその辺りだけですね、やられるなら。
でも同じ先行系ならこっちでしょ!
⑪ラインベック 金子オーナー 友道厩舎
鞍上が微妙なので、先ほど罠っぽいとこの馬を評しましたけど、血統もそうですけど、このレース2連覇中で三連覇を目指す友道厩舎、さらにこのレース強い金子オーナーの馬。マイナスな鞍上の要素を上回る買い要素満載。罠とわかっても買いたいです。
ちなみに友道厩舎は⑨アドマイヤポラリスも出走してますけど……。
このレース、何だかんだで1,2番人気が来やすいレースです。土曜の時点でトーセンスーリヤが2番人気。日曜にはクラヴェルが2番人気っぽいですけど。仮にトーセンスーリヤがそのままだったら、1番人気の
②ザダル
は押さえるべきです……本当は1枠なら①サトノアーサーが気になるんですけど今回はデータの方を優先します。
⑤⑥⑬⑪②
牝馬3頭に⑪②を絡める馬券です。
5頭BOXでも馬連なら的中すればプラス。
ワイドだと的中してもトリガミあり得ますけど。
(結果)
1着⑯マイネルファンロン 6歳 ステイゴールド産駒 12番人気
2着⑰トーセンスーリヤ 6歳 食わず嫌い馬 横山和 3番人気
5着⑪ラインペッグ ノーザンF生産馬 5番人気
言い訳になりますが日曜の馬場状態を見ていれば仕方ない結果です。
ここまで馬場が悪くなるとは思いませんでした。
予想の所で「中途半端な乾き方で……」と指摘した馬場になった気がしました。
もっと残暑厳しい暑さだったら、この馬場にはならなかったはずです。
「良馬場に回復」という言葉がとても使える馬場ではないですよね。
小倉記念の時で同じようなことがありました。あの時は不良重馬場から稍重に回復してむしろ馬場が悪化した感じで外差し馬場になりましたが、新潟記念も同じような結果でした。
「これは良馬場ではないな~」と確信したのが新潟日曜4Rの芝2200М戦でステイゴールド系産駒が1~4着独占した時です。そして出目傾向から外枠が有利なのがわかりましたので「これ、マイネルファンロンあるぞ」となりました。
当日馬場を読めば、ある程度わかりますから「もう切れ味勝負にはならないな」と思いましたし、ノーザンF生産馬向きではないと思いました。
それでもデータを信じるなら外枠のノーザンF生産馬チョイスということで⑬クラヴェル軸と私は結論づけました。そして⑪ラインベックも外枠なので相手筆頭。マイネルファンロンやトーセンスーリヤもこの流れでは買わなきゃいけない馬でしたが「6歳は来ない!」という近年傾向を信じて切ってしまいました。
あ~あ。
結果は6歳ワンツー。枠連8ー8の露骨な外枠有利を象徴する結果。
そしてまた食わず嫌い馬が2着に好走しました。
そして⑬クラヴェルが3着で、罠だと思ってもあえて買った⑪ラインベックが5着。
「やっぱり罠だったか~」と悔やみつつ、気づくと4着が土曜の馬場なら本命にしていた⑫ヤシャマルが来ていたのには呆れて笑いました。この日の馬場は結果的に土曜の馬場に近い馬場だったので、ヤシャマルはこの日ハマっていた馬ですから、それが4着だったことは「どこまでも4着馬を選んでるな」と買わなかったですけど、4着選ぶ思考にはうんざりしました。
ここまで馬場が悪いと⑤リアアメリア(6番人気9着)や⑥パルティアーモ(4番人気11着)は無いです。②ザダル(1番人気13着)も内枠が全てでしたね。
「こういう馬場になればこういう馬」というのは選別するのは自信がありますけど、馬場の変化を読むことは本当難しいです。仮に今回のように直前で馬場を読み切っても、「6歳は来ない」などデータに惑わされて買えないことにもなります。
夏競馬の難しさ、馬場変化の大きさを痛感。
今年の夏競馬を象徴する結果となりました。
以上、先週末の予想を振り返りました。
ようやく夏競馬、終わりました。
上手くいかない、運が全くない感じでしたが収穫は相当ありました。
夏競馬は元々敬遠していたので例年血統の分析だけでした。馬場読みに関しては中途半端でしたので今年はそれで失敗したことが多かったです。今年悔しい負けが多かったので、じっくり時間をかけて復習しましたし、馬場変化のパターンもかなり学びました。
それでも当たらないのが夏競馬ですけど、来年はもう少し精度上がる気がします。
今週末からいよいよ秋競馬です。中山は昨年時計も上りも掛かる異常な馬場で最初混乱しましたが、馬場が読めた時は高配当ゲットしていますから、馬場さえ読めれば大丈夫だと思っています。中京も昨年はデータが無くまともに勝負できませんでしたが、今年は昨年のデータがあるのでそれを活かして勝負しようと思います。
引き出しやツボも夏競馬と比べてたくさんあるので楽しめるはず!
先週末の新潟(9月4日、9月5日)好走した馬は結果としては稍重、良馬場で好走したことになりますが、馬場は実質重馬場。なので次走良馬場で出走する時は疑ってかかった方がいいです。逆に重、不良馬場なら狙えるかなと思いました。