脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

馬場渋って予想と真逆の流れで惨敗〜9/15中京ローズSの予想結果〜

kakikenです。

 

今回は日曜の重賞予想を振り返ります。

日曜中京11R ローズS 芝2000M

(予想)

今週から中京はコース替わりBコース施行です。

土曜の芝レースから馬場読みすると、

ある程度時計が速く、しかし上がり3Fはそこまで速くない。これは道中から淀み無い流れ、スローのヨーイドンタイプでは無く持続系タイプに向く馬場。

脚質は明らかな先行有利馬場。

日曜は中京も雨の可能性がありますが、雨の影響か出たとしても先行有利、上がりのかかる馬場という感じ。

過去中京施行での勝ち馬を見てもアートハウス、リアアメリアとなどデビュー当初の勝ちっぷりの良さから強い馬と思われましたが終わってみたら勝ち味の遅いツメの甘い馬。

中京ローズSはこういうタイプが合ってます。

今回ぴったりの馬がいます。

⑮レガレイラ

牝馬ホープフルSを豪快に差し切った強さが印象的でしたがアイビーS3着皐月6着ダービー5着などどうもツメの甘い馬になりそうな気配。これはスワーヴリチャード産駒の底力の無さが原因っぽいです。こういう馬ほど今回のトライアルで快勝して次回G1で人気して沈むパターンが見えます。母母父ダンスインザダークなので野芝適性が高く、ツメの甘い馬にとって上がりのかかる馬場はベスト。追い込み馬ですが恐らく今回は中団あたりで競馬をするので「先行有利だから切り」という発想はダメ、今回人気でも素直に買いです。

レガレイラ以外で血統で目に付くのが

カニキュル

この馬の母父ゼンノロブロイは野芝血統。今の野芝中京は合いますし、この馬の母シャルールやその母系の産駒は中京走る馬が多いので今回狙えます。

他では②クイーンズウォークや③オーロラエックスも血統的に悪くない。

第一印象での決断ならば

①②③⑮

です。

上位人気馬同士の決着?

ん?

しかし過去の傾向では上位人気3頭での決着は近年無し、必ず6番人気以外の馬が一頭は割り込みます。

というわけでは穴馬探し。

ツメの甘い馬で血統がハマっていてという条件だと、

⑥レディーヴァリュー

前走8月中京芝2000M未勝利戦でようやく勝利。格的に厳しい印象ですが、この馬の母ベガスナイトの仔はアメリカズカップ、キングオブドラゴン、コレペティトールと重賞好走&中京芝好走馬を輩出、この馬もそれを引き継いでいる可能性が高く、血の爆発力に今回期待します。

⑧ラビットアイ

過去6戦して未勝利戦勝利を除くと新馬未勝利1勝クラスに重賞と全て4着。典型的なツメの甘い馬。こういう馬は重賞の方がペースは合いますし、上がりが速くなりそうに無い今回は馬券圏内の期待はかなり高いです。

⑭サフィラ

この馬の母サロミナの仔はサラキア、サリエリ(2頭ともローズステークス2着)、サリオスとツメの甘い馬ばかり。この馬も阪神JFまではツメの甘い馬の道を辿っていました。クイーンCとオークスが負け過ぎなのが気に入りませんが、姉2頭がローズステークス好走馬なのでこの馬もここで同じく好走しても不思議ではない血統と実績のある馬。ここまで人気凋落したら俄然買いたくなる一頭です。

この3頭が穴馬だと思います。

①②③⑥⑧⑭⑮

さすがに7頭チョイスはダメなので絞ります。

レガレイラ、クイーンズウォークの2頭は実績能力で他より上。

この人気2頭どちらかは馬券になり、穴馬3頭から一頭は馬券になると考えての5頭チョイスです。

②⑥⑧⑭⑮

馬券としては個人的には穴馬3頭⑥⑧⑭から①②③⑮へのワイド4点計12点でもプラスになりそうなのでオススメです。

と、今回は傾向に照らしての穴狙いです。

(結果)

1着②クイーンズウォーク  2番人気

2着④チェレスタ      7番人気

3着⑩セキトバイースト   11番人気

5着⑮レガレイラ      1番人気

6着⑥レディーヴァリュー  9番人気

11着⑭サフィラ                           12 番人気

15着⑧ラビットアイ       10番人気

 

土曜の持続系馬場から一転、日曜は稍重になり、勝ち時計はもちろん出ないですが、上がり3Fに関しては良馬場の時より速くなる感じ、いわゆる道中スローのヨーイドン競馬になってしまいました。

雨は想定してましたが、ここまでの変化は想定外、上がりが速くなることも想定外。これでは道中最後方のレガレイラは勝ち負けするのは不可能です。ただこういう展開でも馬券になるのが本当に強い馬なので、5着のレガレイラ、いい脚は使ってましたがスワーヴリチャード産駒の底を見た感じがしました。

結局内枠先行有利、ここは良馬場の時と変わりませんでしたが、適性が良馬場とはガラリと変わってしまいました。

野芝の重馬場向きデクラレーションオブウォー産駒セキトバイーストが3着に逃げ粘ることが象徴する馬場でした。

2着チェレスタも血統構成では同じタフさでも高速決着よりタフな重馬場向き。底を見せていないノーザンファーム生産馬ではありましたが全くノーマークでした。

勝ったクイーンズウォークは内枠である程度先行力もありロスなく立ち回れるので日曜の馬場ではレガレイラより信頼性はかなり高くなっていました。

レディーヴァリューは先行して6着、重賞ではまだ足りない印象で、サフィラ、ラビットアイに関しては馬場が合わなかったとは思いますが、余りに問題外な着順で、己の見る目の無さを感じました。

2、3着が7番人気、11番人気と穴狙いは良かったのですけど、馬場の読み違いが痛かったです。

 

 

以上、日曜の重賞予想を振り返りました。