脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

波乱必至?血統的には微妙な馬ばかり~2024桜花賞・出走馬血統診断~

kakikenです。

 

今回は週末阪神競馬場で行われる桜花賞の出走馬血統診断を行います。

 

血統で目につくのが良馬場、重馬場問わずキングカメハメハ系が絡んでいること。これは先週の大阪杯でもそうでした。

他ではダンチヒストームキャット、デピュティミニスターの血がある馬の好走が多く見られます。これも大阪杯と同じ傾向です。

一方で開催後半の7週目ということもあり、タフな欧州系の血がある馬もそこそこよさげな感じです。

それらを加味して評価していきます。

なお毎年上位独占が多いノーザンファーム生産馬に関しては明記しておきました。

 

既に馬番が確定していますので馬番順で診断していきます。

①ワイドラトラール 評価C

カリフォルニアクロームエーピーインディボールドルーラー系)

母父アグネスタキオンサンデーサイレンス系)

母母父ノーザンテーストノーザンダンサー系)

ダート色の強い血統構成、時計の掛かる芝なら対応可能だがさすがにGⅠでは厳しい。

 

②クイーンズウォーク 評価A ノーザンファーム生産

キズナディープインパクトサンデーサイレンス系)

母父Harlington(アンブライドルドミスタープロスペクター系)

母母父デピュティミニスター・ノーザンダンサー

グレナディアガーズの半妹でグレナディアガーズ自身も阪神コースは走っている。血統構成的にも合っているし、今の馬場はキズナ産駒もハマっているので血統的には期待が大きい馬。

 

③イフェイオン 評価B

エピファネイアシンボリクリスエス・ロベルト系)

母父ゼンノロブロイサンデーサイレンス系)

母父ゼダーン

野芝色のある母系で、スピード感が乏しく、上り勝負では分が悪い。極端な馬場向きの馬。重馬場か逆にタフなペースの高速馬場になればハマる可能性がある。

 

キャットファイト 評価C

ディスクリートキャットストームキャット系)

母父パイロエーピーインディボールドルーラー系)

母母父ネイティブダンサー系

単調なスピードタイプの血統構成。GⅠの底力は無いので厳しいだろう。

 

⑤シカゴスティング 評価C

ロゴタイプサドラーズウェルズ系)

母父スクリーンヒーローグラスワンダー・ロベルト系)

母母父Marju(ノーザンダンサー系)

祖母マルバイユが桜花賞マルセリーナの母であり、桜花賞ゆかりのある血筋だがさすがにロゴタイプ産駒ではスピードの絶対値からも厳しい。

 

⑥ハワイアンティアレ 評価B

ロードカナロアキングカメハメハミスタープロスペクター系)

母父マンハッタンカフェサンデーサイレンス系)

母母父メジロマックイーンパーソロン系)

ロードカナロア産駒という点で評価できるが、母母父メジロマックイーンというのがマイナスでGⅠでの底力不足を感じる。

 

⑦スウィープフィート 評価B

父スワーヴリチャード(ハーツクライサンデーサイレンス系)

母父ディープスカイアグネスタキオンサンデーサイレンス系)

母母父エンドスウィープフォーティナイナーミスタープロスペクター系)

母父ディープスカイという点がマイナス評価。母父アドマイヤジャパンだったサークルオブライフと似たイメージで、2歳戦やトライアルまでという印象。ただディープスカイアグネスタキオン産駒、アグネスタキオンは今の阪神なら渋った馬場ではハマる可能性があるので馬場が渋れば多少チャンスはありそう。

 

⑧コラソンビート 評価B

父スワーヴリチャード(ハーツクライサンデーサイレンス系)

母父オルフェーヴルステイゴールドサンデーサイレンス系)

母母父ロージズインメイ(ヘイロー系)

父、母父、母母父が全てヘイロー系でバランスが悪くこういうバランスの馬は底力に欠けるので血統だけならGⅠでは厳しい印象。安定して走れているが勝ちきれないのは底力、爆発力の無さが要因、好走しても4,5着という感じ。母系は重馬場が良さそうなので重馬場ならさらに前進はある。

 

アスコリピチェーノ 評価A  ノーザンファーム生産

ダイワメジャーサンデーサイレンス系)

母父デインヒルダンサーデインヒルダンチヒ系)

母母父サドラーズウェルズノーザンダンサー系)

血統構成が20年2着レシステンシアとほぼ同じ。母系はダンチヒ系、サドラーズウェルズ系とハマっていて実績的にも軸候補ではあるが、落とし穴となり得るのがダイワメジャー産駒という点。切れ味というよりスピードの持続力タイプが多く、極端な速い上りのレースになると案外な面がある。当日の上り3Fタイムには注意。

 

⑩セキトバイース 評価C

クラレーションオブウォー(ダンチヒ系)

母父Footstepsintesand(ジャイアンツコーズウェイストームキャット系)

母母父カーリアンニジンスキーノーザンダンサー

重馬場向きの血統構成、良馬場のGⅠで好走するタイプではない。重不良馬場でどこまでという印象。

 

💀枠⑪ライトバック 評価A  

キズナディープインパクトサンデーサイレンス系)

母父Exceed And Excelデインヒルダンチヒ系)

母母父マキャヴェリアン・ミスタープロスペクター

キズナ産駒で母系がデインヒル系にマキャヴェリアン系、血統構成ではタフな底力タイプ、荒れて来た今の馬場は合っている。そこそこ切れる脚も使えそうだが上りの掛かる重馬場かタフなペースのレースの方が向いている印象。

 

💀枠⑫ステレンボッシュ 評価A ノーザンファーム生産 

エピファネイアシンボリクリスエス・ロベルト系)

母父ルーラーシップキングカメハメハミスタープロスペクター系)

母母父ダンスインザダークサンデーサイレンス系)

持続力タイプでスピード感の乏しい血統構成。実際はそこそこの上り3Fも使えているがそれは2歳戦だからか、ポテンシャルが相当高い馬だからか? この一戦で明らかになるだろう。スローの上り勝負よりはスピードの持続力が問われる高速決着向きな馬。

 

⑬テウメッサ 評価B ノーザンファーム生産

ハービンジャーダンチヒ系)

母父キングカメハメハキングマンボ・ミスタープロスペクター系)

母母父フレンチデピュティ(デピュティミニスター・ノーザンダンサー系)

ハマり血統は多いので評価は高いがサンデーサイレンス系が無いあたりがチェルヴィニアよりはバランスの悪さを感じる。

 

⑭ショウナンマヌエア 血統C

ジャスタウェイハーツクライサンデーサイレンス系)

母父シンボリクリスエス(ロベルト系)

母母父スペシャルウィークサンデーサイレンス系)

血統構成的にスピード感に乏しく厳しいだろう。

 

⑮エトヴプレ  評価C

父Too Darn Hot(シーキングザゴールドミスタープロスペクター系)

母父Clodovil(デインヒルダンチヒ系)

母母父アホヌーラ

パワー系の血統構成なので速い時計だと対応できないだろう。良馬場ならノーチャンスで時計の掛かる重馬場、不良馬場になってどこまでやれるかという印象。

 

⑯セシリエプラージュ 血統B

ブリックスアンドモルタルジャイアンツコーズウェイストームキャット系)

母父キングカメハメハキングマンボ・ミスタープロスペクター系)

母母父アグネスタキオンサンデーサイレンス系)

ブリックスアンドモルタルは重い芝向きで母系も重馬場タイプ。良馬場なら厳しいが重馬場なら激走がありうる穴候補。

 

⑰マスクオールウィン 評価B

父ドレフォン(ストームキャット系)

母父ハーツクライサンデーサイレンス系)

母母父ダンチヒノーザンダンサー

ドレフォン産駒はヨーイドン競馬向きで、そこまで速い上りを出すタイプではないので重馬場の方が合う。良馬場だとノーチャンス、上りの掛かる重馬場なら好勝負可能。

 

⑱チェルヴィニア 評価A ノーザンファーム生産

ハービンジャーダンチヒ系)

母父キングカメハメハキングマンボ・ミスタープロスペクター系)

母母父サンデーサイレンス

先週の大阪杯では母父、父がハービンジャーの馬のワンツー。ハービンジャーは爆発力と脆さが同居しているので過信できないが、祖母ハッピーパスの母系は阪神コースが得意なのでこの馬のコース適性は高いはず。

 

以上、桜花賞出走馬血統診断でした。

阪神芝はBコース2週目。先週は外枠有利な感じがありましたので今週も外枠有利になる可能性があります。

実際桜花賞も5枠から外の枠が絡みやすい傾向にはあります。

ただし6枠だけは過去馬券にならない死に枠なのであえて強調しておきました。

6枠には私個人的にも評価の高い2頭が入っているので悩ましいです。

血統的にトップ評価は母系が阪神コース得意な⑱チェルヴィニア

大外18番枠と極端な枠に入ってしまいました。8枠は馬券にはなってますが大外で勝ち切る印象はあまりないです。騎手も負傷のルメール騎手からムルザバエフ騎手になったことで信頼度も下がってしまいました。

次点で⑨アスコリピチェーノ、②クイーンズウォーク。

高速馬場なら死の6枠に入りましたが⑪ライトバック、⑫ステレンボッシュが合うはずです。

現状ではこの5頭です。

ただA評価した馬でもダイワメジャーハービンジャーキズナといったツボにハマれば強いがハマらなければあっさり負ける脆さを兼備していますので信頼度はイマイチ。

日曜の馬場状態次第では大波乱もありそうなメンバーです。

日曜の天候、気温と土曜のレースで外枠が有利かどうか、上り3Fの速さ、勝ち時計の速さなどを確認して最終判断したいと思っています。

 

 

関東馬軽視で失敗~3/31日曜阪神・大阪杯の予想結果~

kakikenです。

 

みんなが言い出すと外れる。

これがデータあるある。

嫌な予感はしていましたけど、今回の大阪杯は案の定な結果になりました。

 

では日曜の重賞、GⅠ大阪杯の予想を振り返ります。

日曜阪神11R 大阪杯 芝2000М

先ずは冒頭述べた気になるデータ。

大阪杯は過去10年関東馬は2着1回のみ。

今回有力馬ローシャムパーク、ソールオリエンスは関東馬

私が血統的に評価が高いタスティエーラ、ジオグリフも関東馬

(血統に関する詳細は出走馬血統診断の記事を見て下さい)

ここまで露骨な傾向だと軸にするのは躊躇います。

ただ血統的にハマっている馬は押さえたいです。

ジオグリフは重馬場なら買いでしたが良馬場なら分が悪いので切り。

ローシャムパークは内枠が逆にマイナス、ソールオリエンスは不器用な追い込み脚質(先行、まくりは合わない、切れ味が無くなるタイプなので)と血統も欧州色が強すぎて良馬場ではズレがあるので切り。

関東馬では③タスティエーラをチョイスします。

では関西馬を見ていきます。

大阪杯は昨年のスターズオンアースレベルの強さなら差し馬でも届きますが基本は先行有利のレース。

さらには好走馬の傾向でマイル~1800Мの重賞やGⅠ好走タイプがいいです。

プラダリアはディープインパクト産駒で母父クロフネと血統ではハマってますが、スピード面での不安、先行しても直線の上り3Fで劣るので脱落すると判断。

先行力があって、マイル、1800Мあたりの重賞好走実績がある馬として、

⑤スタニングローズ 

阪神芝2000Мの秋華賞勝ち、東京マイル・サウジアラビアRC3着、中山芝1800Мフラワーカップ勝ち。血統も母父クロフネのハマりがある。

⑦ハーパー

東京マイル・クイーンC勝ち。血統には父ハーツクライ大阪杯との相性は良く、母父がボールドルーラー系でこちらもハマり血統。

⑨ステラヴェローチェ

2歳時のサウジアラビアRC勝ち、朝日杯FS2着。3歳時は差し馬のイメージだったが古馬になって自在性が増した。血統的には可もなく不可もなしだが「逃げ馬がいなければ逃げる」と宣言、前に行くのは確実なのでチョイス。

⑪べラジオオペラ

中山芝1800МスプリングS勝ち。差し馬場で先行して大敗した皐月賞を除けばほぼ安定して走っている。休み明けのチャレンジCで古馬相手勝利を挙げるあたりポテンシャルの高さは間違いない。血統的には母父ハービンジャーから少しバランスの悪さがあるので勝つか負けるかが極端なので好走するならアタマかもしれない。

③⑤⑦⑨⑪

データに当てはめればべラジオオペラが勝ち、タスティエーラが2着あたりですかね。

今回は軸にするほど信頼ある馬が不在なのでBOXです。

(結果)

1着⑪べラジオオペラ     2番人気

2着②ローシャムパーク    3番人気

3着⑬ルージュエヴァイユ  11番人気

4着⑨ステラヴェローチェ   7番人気

8着⑤スタニングローズ    6番人気

11着③タスティエーラ     1番人気

13着⑦ハーパー        9番人気

 

関西馬べラジオオペラが勝利。

関西馬で勝つならこの馬だと思っていましたので納得の勝利だと思います。

中団あたりと思いましたが主張して前に行った横山和生騎手の好判断でした。

ただ2,3着の関東馬が抜け。

軽視した関東馬が2頭馬券になってしまいました。

ローシャムパークは「内枠がマイナス」と予想で述べましたが、これは位置取りが後ろになってしまうという危惧からでした。実際はその通り位置取りは後方、しかし中盤から捲るように位置取りを上げ、直線では先頭。失速すると思ったのですが、あわや勝利の2着。馬の地力にやられました。

3着ルージュエヴァイユは、大阪杯好走馬のポイントである『マイル、芝1800Мの重賞実績』という点ではエプソムC2着、府中牝馬S2着とハマっていましたが、関東馬、外枠ということでチョイスできませんでした。勝負所のポジショニングで迷わず内を選んでイン強襲、ロスのない菅原明良騎手の好騎乗でした。

菅原明良騎手と対照的に、騎手に物申したいのが4着ステラヴェローチェ。

これは酒井学騎手の騎乗ミスだと断言します。

彼は2つミスを犯しています。

まずスタート。

五分のスタート切ったのに先行せず、外のべラジオオペラに進路を譲りました。その結果ずるずる位置取りが下がってしまいました。予想でも書きましたが「先行する」という陣営のコメントから期待していたのでスタートすぐガッカリしました。

2つ目、勝負所で外を選んでしまったこと。

これが結果的に大きなロスとなりました。最後良い脚を見せていただけに勿体ないというか、そもそも普通に先行していれば勝てていた、とすら思ってしまいます。

今回の結果は残念でしたが改めてステラヴェローチェの強さは再確認できました。

次のレースでもステラヴェローチェは狙える馬です。

スタニングローズは逃げて8着。やることはやってくれたのでそんなものかもしれませんけど、ただ逃げただけ、何か物足りなさを感じる西村騎手の逃げでした。

12着ハーパーも見せ場無し。弱いと言えばそれまでですが、岩田騎手や西村騎手には若さなのかもしれませんが、工夫というか知的さを感じません。

この2頭はあくまでも伏兵、こういう結果もあり得ると思っていたので仕方なし。

ただ問題なのは1番人気タスティエーラの11着。

ソールオリエンスは血統も馬場も脚質も合わないのでそれで7着したのは凡走とはいえ「まあ、頑張ったんじゃない」との評価もできますが、タスティエーラは血統も良し、馬場も脚質も向いているのにこの結果は失意、私の見る目の無さに呆れました。

もしかしたらピークを過ぎた早熟馬だったのかもしれません。

ただ血統は合っていますがマイル、芝1800М重賞の好走実績が無いことから、大阪杯は合っていないと判断すべきだった、と読みの甘さを反省しています。

とにかく裏目など、反省しきりの今年の大阪杯でした。

 

 

以上日曜重賞、GⅠ大阪杯の予想を振り返りました。

さて今週末は阪神桜花賞が行われます。

阪神はBコースにコース替わりとなっていますが、大阪杯の週は内枠有利の予想とは逆で外枠の馬が好走している感じでした。

桜花賞はそもそも外枠が結構来るレースなのですが(年によっては内枠大有利もあります)今年は特に外枠有利になる可能性があります。

今年のメンバーを見る限り血統的には「GⅠでは無理」という血統構成の馬が有力馬に結構いますので、それこそ高速馬場になったら大波乱もありそうです。

詳しくは木曜夕方以降公開の出走馬血統診断で話そうと思っています。

 

気になるデータVSハマり血統の馬~3/31日曜阪神・大阪杯の予想~

kakikenです。

 

土曜のダービー卿CTは前日不良馬場の影響やコース替わりで馬場傾向が不透明ということで予想公開は控えました。

昨年の予想を見ていただければわかりますが、ダービー卿CTには『ニュージーランドT好走馬』『1枠か2枠の馬が必ず来る』という鉄板データがあります。

結果は

1着パラレルヴィジョン 1枠2番

2着エエヤン      昨年ニュージーランドT1着馬

と安直にデータでチョイスすれば的中できていました。

今回のようにうまく行く年もあれば、データがひっくり返る結果もあります。

大阪杯には気になるデータがあります。

このデータがハマれば、血統でハマっている馬は消し。

さてどうしたものか?

 

では日曜の重賞、GⅠ大阪杯の予想です。

日曜阪神11R 大阪杯 芝2000М

先ずは冒頭述べた気になるデータ。

大阪杯は過去10年関東馬は2着1回のみ。

今回有力馬ローシャムパーク、ソールオリエンスは関東馬

私が血統的に評価が高いタスティエーラ、ジオグリフも関東馬

(血統に関する詳細は出走馬血統診断の記事を見て下さい)

ここまで露骨な傾向だと軸にするのは躊躇います。

ただ血統的にハマっている馬は押さえたいです。

ジオグリフは重馬場なら買いでしたが良馬場なら分が悪いので切り。

ローシャムパークは内枠が逆にマイナス、ソールオリエンスは不器用な追い込み脚質(先行、まくりは合わない、切れ味が無くなるタイプなので)と血統も欧州色が強すぎて良馬場ではズレがあるので切り。

関東馬では③タスティエーラをチョイスします。

では関西馬を見ていきます。

大阪杯は昨年のスターズオンアースレベルの強さなら差し馬でも届きますが基本は先行有利のレース。

さらには好走馬の傾向でマイル~1800Мの重賞やGⅠ好走タイプがいいです。

プラダリアはディープインパクト産駒で母父クロフネと血統ではハマってますが、スピード面での不安、先行しても直線の上り3Fで劣るので脱落すると判断。

先行力があって、マイル、1800Мあたりの重賞好走実績がある馬として、

⑤スタニングローズ 

阪神芝2000Мの秋華賞勝ち、東京マイル・サウジアラビアRC3着、中山芝1800Мフラワーカップ勝ち。血統も母父クロフネのハマりがある。

⑦ハーパー

東京マイル・クイーンC勝ち。血統には父ハーツクライ大阪杯との相性は良く、母父がボールドルーラー系でこちらもハマり血統。

⑨ステラヴェローチェ

2歳時のサウジアラビアRC勝ち、朝日杯FS2着。3歳時は差し馬のイメージだったが古馬になって自在性が増した。血統的には可もなく不可もなしだが「逃げ馬がいなければ逃げる」と宣言、前に行くのは確実なのでチョイス。

⑪べラジオオペラ

中山芝1800МスプリングS勝ち。差し馬場で先行して大敗した皐月賞を除けばほぼ安定して走っている。休み明けのチャレンジCで古馬相手勝利を挙げるあたりポテンシャルの高さは間違いない。血統的には母父ハービンジャーから少しバランスの悪さがあるので勝つか負けるかが極端なので好走するならアタマかもしれない。

③⑤⑦⑨⑪

データに当てはめればべラジオオペラが勝ち、タスティエーラが2着あたりですかね。

今回は軸にするほど信頼ある馬が不在なのでBOXです。

 

 

以上日曜重賞、GⅠ大阪杯の予想でした。

では日曜の競馬を楽しみましょう!

 

血統重視で的中できるGⅠ~2024GⅠ大阪杯出走馬血統診断~

kakikenです。

 

今回は週末に行われる大阪杯の出走馬血統診断を行います。

このレースは先週の高松宮記念同様に、傾向的にわかりやすいGⅠの一つ。

まず先行有利のレースになりやすい。

そして血統的にもハッキリとしたハマりがあります。

多少格下でもハマっている血統があれば、好走できるレース。

このレースで重要な血はアメリカン系ノーザンダンサーの血。

重馬場向きノーザンダンサーの血。

特にハマるのがフレンチデピュティクロフネなどのデピュティミニスター系デインヒルなどのダンチヒ、あとストームキャットです。

つまりは日本の競馬では王道のノーザンダンサーの血がいいということです。

昨年も穴馬として期待したダノンザキッドが10番人気3着。

ダノンザキッドは母父がデインヒルダンチヒ系。

先行馬で母父がハマっている。

それだけでチョイスしたようなものです。

でもそれで的中できるくらいハマりやすいということなのです。

他の良さげな血統としてアンブライドルド系、ボールドルーラー系がありますがノーザンダンサー系の比ではないです。

なので今回はハマりのノーザンダンサー系の有無がそのまま評価になると思います。

 

エピファニー  血統B 評価B

エピファネイアシンボリクリスエス・ロベルト系)

母父ディープインパクトサンデーサイレンス系)

母母父ヌレイエフ・ノーザンダンサー

血統的には悪くない。芝2000Мあたりもベスト距離。内枠ゲットでロスなく立ち回れれば好走可能。

 

カテドラル 血統A 評価C

ハーツクライサンデーサイレンス系)

母父ロックオブジブラルタルデインヒルダンチヒ系)

母母父リボー系

血統的には昨年3着ダノンザキッドと似ているが、8歳という高齢、脚質的に厳しい。

 

キラーアビリティ 血統B 評価C

ディープインパクト

母父Congaree(ブラッシンググルーム系)

母母父APインディ・ボールドルーラー

脚質的には微妙だが、ディープインパクト産駒で母母父ボールドルーラー系と血統は悪くない。母父ブラッシンググルーム系は今の阪神重馬場でハマる感じなので馬場が渋った方が好走できる印象。内枠を引いてロスなく回ってどこまで、という感じ。

 

ジオグリフ  血統A 評価A

ドレフォン(ストームキャット系)

母父キングカメハメハキングマンボ系)

母母父サンデーサイレンス

父がストームキャット系ドレフォンでハマり、母系も良い。前走のような早めの競馬が出来れば面白い。理想は時計の掛かる重馬場。重馬場なら勝ち負け濃厚だが、逆に高速馬場になると厳しい。

 

スタニングローズ 血統A 評価A

キングカメハメハキングマンボ系)

母父クロフネフレンチデピュティ・デピュティミニスター系)

母母父サンデーサイレンス

先行脚質で血統もハマっている。休み明けだが普通の仕上がりなら勝ち負け可能。

 

ステラヴェローチェ 血統B 評価B

父バゴ(ブラッシンググルーム系)

母父ディープインパクトサンデーサイレンス系)

母母父ゴーンウェストミスタープロスペクター

実績馬が前走復活の勝利。血統的には可もなく不可もなくだが、内枠を引いて前走のように先行するレースが出来れば面白い存在。得意の重馬場になればさらに狙える。

 

ソールオリエンス 血統B 評価B

キタサンブラックサンデーサイレンス系)

母母父Motivatorサドラーズウェルズノーザンダンサー系)

母母父レインボウクエスト・ブラッシンググルーム系

実績的には上位、芝2000Мもベスト条件。追い込み脚質で先行すれば切れ味が失われるタイプなので大阪杯は合わない印象。良馬場だとマイナスだが、血統的には重馬場がハマる馬、重馬場なら追い込みでも届く可能性あり。

 

タスティエーラ 血統A 評価A

サトノクラウン(Marju・ノーザンダンサー系)

母父マンハッタンカフェサンデーサイレンス系)

母母父フレンチデピュティ(デピュティミニスター系)

母父マンハッタンカフェが微妙な感じもするが母母父フレンチデピュティというのが好材料有馬記念は外枠で少し後ろ過ぎの位置取りで、それでも6着は悪くない。皐月、ダービーのように先行すれば勝ち負けできるはず。

 

ハヤヤッコ 血統A 評価C

キングカメハメハキングマンボ系)

母父クロフネフレンチデピュティノーザンダンサー系)

母母父サンデーサイレンス

母父クロフネで血統的にはスタニングローズと近く高評価。ただし8歳という年齢、脚質的に厳しい。重馬場でも土砂ぶり不良馬場にならないと厳しいだろう。

 

ハーパー 血統B 評価A

ハーツクライサンデーサイレンス系)

母父Jump Start(APインディ・ボールドルーラー系)

母母父カーソンシティミスタープロスペクター

ハーツクライ、母父ボールドルーラー系と血統は良い。前走有馬記念は外枠で先行して9着、最後バテたがそこまで負けた感じは無く、今回も内枠を引いてロスなく競馬をできれば好走可能。

 

プラダリア 血統A 評価B

ディープインパクトサンデーサイレンス系)

母父クロフネフレンチデピュティ・デピュティミニスター系)

母母父フォーティナイナーミスタープロスペクター

血統はハマっているが、阪神2000Мという点で不安要素はある。そもそもスタミナ型で切れるタイプではない。下り坂コースの京都ではそれが補えているが、今回は直線で切れ負けする可能性があり、過信は出来ない。

 

べラジオオペラ 血統A 評価B

ロードカナロアキングカメハメハ系)

母父ハービンジャーダンチヒ系)

母母父サンデーサイレンス

血統的、実績、脚質で全てで合格点で有力な一頭には間違いない。ただし血統構成にバランスの悪さ、脆さも感じるのでGⅠでは不安もある。

 

ミッキーゴージャス 血統B 評価C

父ミッキーロケット(キングカメハメハ系)

母父ディープインパクトサンデーサイレンス系)

母母父ヌレイエフ・ノーザンダンサー

血統的には悪くないし、距離もベスト。ただ強さと脆さが極端な馬でGⅠでは底力不足になりそう。脚質的にも合わない感じで厳しい印象。

 

リカンカブール 血統B 評価C

父シルバーステート(ディープインパクト

母父Zoffany(デインヒルダンチヒ系)

母母父ヌレイエフ・ノーザンダンサー

母父デインヒルダンチヒ系という点は評価できるが、GⅠでは荷が重い印象のシルバーステート産駒、脚質面を考えると今回は厳しいだろう。

 

ルージュエヴァイユ 血統B 評価C

ジャスタウェイハーツクライサンデーサイレンス系)

母父Frankel(サドラーズウェルズノーザンダンサー系)

母母父ニジンスキーノーザンダンサー

血統は可もなく不可もなし、タイプ的には貯めてズドンの上り勝負タイプ。なので淀みない流れになりそうなこのレースは合わない可能性がある。2着したエリザベス女王杯のような内枠でロスなく立ち回る感じでどこまで走れるか。

 

ローシャムパーク 血統A 評価A

ハービンジャーダンチヒ系)

母父キングカメハメハキングマンボ系)

母母父サンデーサイレンス

芝2000Мの鬼ハービンジャー産駒らしくこの馬自身も芝2000Мがベストな感じである。脆さのあるハービンジャー産駒なのでGⅠでの信頼度は欠けるが、タフなGⅠの流れが合う馬なので枠などの不利がなければ好走可能。

 

以上、大阪杯出走馬血統診断でした。

枠順確定していない現時点で血統だけの評価なら

タスティエーラ、スタニングローズが最有力候補です。

次点でジオグリフ、プラダリア、ローシャムパーク、べラジオオペラ、ハーパーあたりです。

世間では4歳世代が弱いと騒いでいるようですが、大阪杯出走の4歳馬タスティエーラ、ソールオリエンスは弱くないと私は思っています。

でも今回の大阪杯で一頭も勝ち負けできなければ、最弱確定でいいと思います。

 

血統重視とともに今年は枠も重視するべきだと思っています。

今年は近年のAコース最終週からBコース初週で行われます。

例年のAコース最終週でも先行有利の馬場なのが、今年はさらに先行有利になると思われますし、例年以上に内枠有利が予想されます。なので今年は血統以外の要素の影響を受ける可能性もありますし、枠順によっては評価を下げる馬も出てくると思います。

ともかく枠順確定、さらに土曜の馬場傾向でから最終予想をだすつもりです。

祝的中、騎手の差を感じた高松宮記念~3/23・3/24の重賞の予想結果~

kakikenです。

 

私は映像などで馬場読みをしますが、騎手の騎乗ぶりを見て「馬場読んでないのか? 当事者は見えない、読めないものなのか?」と疑問に感じることがありますが、高松宮記念の勝利騎手インタビューでの坂井騎手のコメントで「ああ、やっぱり勝てる騎手はしっかりわかっている」と感じ、逆にそれができない騎手との差が勝てる騎手、勝てない騎手の差だと確信しました。

後で詳細を書きますが、先週末は高松宮記念はじめ、まずまずいい結果でしたが、その予想を振り返ります。

土曜阪神11R 毎日杯 芝1800М

(予想)

このレースは傾向としてパターンが明確。

毎年言ってますが、結局ノーザンF生産馬が必ず絡むレース。

今年は4頭出走。

ルシフェル

⑤トラジェクトワール

⑧スマートワイス

⑩ニュージー

4頭とも血統的にはありそうです。

土曜は雨の影響が避けられないので重馬場を考慮してチョイスすると、馬場が渋ると野芝適性が強くなるので母母父にホワイトマズルがあるスマートワイスが面白いのですけど、その上を行く②ルシフェルと⑩ニュージーズをチョイス。

ルシフェルは母系が重馬場血統ダンチヒ系、母母父には毎日杯ハマり血統APインディ系があります。

ニュージーズは正直リアルスティール産駒というのが引っ掛かりますが、リアルスティール産駒は重馬場での好走が目立つ印象。新馬戦の勝ち方からヨーイドン競馬が合うと思いますが、その条件に今回ハマるので買いだと思います。

②⑩と①ノーブルロジャーの3頭でいいような気がします。

他のパターンでいえば、

ローテーション的にハマるパターンが同じ阪神1800Мアルメニア賞経由の馬。

⑥ナイトスラッガー アルメニア賞2着

馬場が渋ってルーラーシップ産駒はハマりそう。全く人気ないですけど、狙えるので今回あえてチョイスします。

他では注目血統からチョイス。

来週の大阪杯もそうですが、この時期馬場不問でハマる血統がフレンチデピュティ系。

④メイショウタバル 母父フレンチデピュティ

ゴールドシップ産駒なので良馬場では狙いにくいのですけど、重馬場なら狙えます。

①②④⑥⑩

絞るなら⑩から⑩ー①②④⑥です。

(結果)

1着④メイショウタバル   5番人気

2着①ノーブルロジャー   1番人気

3着③べラジオボンド    4番人気

7着②ルシフェル      6番人気

8着⑩ニュージーズ     2番人気

9着⑥ナイトスラッガー  10番人気

 

重馬場で勝ち時計が1分46秒0。

昨年の良馬場より速い時計です。

6馬身差の2着ノーブルロジャーが1分47秒0。

これも重馬場にしては速い時計で走っています。

私の見立てでは中途半端な乾きで粘着質の馬場になりやすい稍重より水分を含んだ重馬場の方が走りやすいという『スポンジ理論』がありますが、そんな感じの馬場だったと推測します。

逃げ切り勝ちのメイショウタバルの鞍上は坂井騎手。

やっぱりうまいですし、特に逃げ先行馬の騎乗は上手ですね。

ゴールシップ産駒で母父フレンチデピュティ

メイショウタバルにとってドンピシャの馬場だったこともあり、この圧勝劇が適性の差だと言うのは間違いないです。

良馬場なら違う結果になっていた可能性は高いです。

2着ノーブルロジャーはパレスマリス産駒ということで半信半疑なところがある馬でしたが、ジャンタルマンタルもそうですがこのノーブルロジャーもどんな馬場でもこなせる安定した能力を感じます。

3着べラジオボンド。私はこのブログ予想でよく『馬場が渋ればキングマンボ!』と安直にキンカメ系を狙っていますが、この馬はキングカメハメハロードカナロア産駒で母父もキングマンボ系とあって当然候補にありましたが、毎日杯においてはロードカナロア産駒の好走が無いことから切ってしまいました。

キングカメハメハ系では重馬場もあってルーラーシップ産駒の10番人気ナイトスラッガーを狙ったのですけど、重馬場にしては時計が速すぎたので全くダメでした。

重馬場でしか速い時計という特殊馬場だったせいか、今年のノーザンF生産馬は全く馬券に絡みませんでした。

この時期のノーザンF生産馬は中身が出来ていないのかタフな馬場では脆さを見せるケースが近年目立っています。

ルシフェル牝馬ということもあり馬場が響いた感はありますが、ニュージーズに関してはリアルスティール産駒の底力の無さを感じる惨敗ぶり。

ニュージーズの新馬の勝ちっぷりから『大物』と騒いでいる血統評論家や競馬記者がいたようですけど、本当に強い馬なら特殊馬場でも5着内に来て格好はつけられるはず。

なので今後も「良馬場で巻き返し」とか騒ぐのでしょうけど、あまり期待しない方がいいかと私は思っています。

 

土曜中山11R 日経賞 芝2500М

(予想)

このレースは基本が内枠先行レース。

逃げる可能性がある内枠②マテンロウレオが狙えそうな感じですが、差し馬も先行するので展開で決めつけると危険です。

最後の直線で確実に先頭グループにいると考えるのが、

マイネルウィルトス

前走は逃げて5着でしたが本来は差し追い込みもある自在性のある馬です。横山武史騎手なので展開に応じて差しや捲りをするので上位食い込みは確実、軸にするならこの馬でいいかと思います。

相手は人気の馬①ヒートオンビート、⑩クロミナンス、⑨ボッケリーニ。

①⑤⑨⑩

この4頭でほぼ決まると思いますがさらに絞って、

マイネルウィルトス流しで

⑤ー①⑨⑩

です。

(結果)

1着⑥シュトルーヴェ      4番人気

2着⑩クロミナンス       2番人気

3着⑤マイネルウィルトス    3番人気

5着⑨ボッケリーニ       1番人気

7着①ヒートオンビート     6番人気

 

予想で述べたようにマテンロウレオが大逃げを打つ形、そして最後の最後まで粘り通すあわやのレースをしました。

マテンロウレオを写真判定で退けた私の本命馬マイネルウィルトス。

最低でも3着ということでワイドを厚く勝負していたので、仕掛けが早く結果差し馬に屈しましたが、最後の最後まで必死に追って父親のマテンロウレオを競り落とした横山武史騎手の腕に感謝です。

マテンロウレオの頑張りにもわかるように、やっぱり日経賞は基本先行レースだということです。

ただ今年に関しては勝ち時計2分31秒4は日経賞としては速い時計ですのでタフな流れになり、脚を貯めていた後方待機の馬に流れが向いたようです。

勝ったシュトルーヴェは5,6番手評価、3勝クラス勝ちからの参戦ということで未知数なので買い目には入れませんでした。

2着クロミナンスはもう少し前につけるかなとも思いましたが、結果オーライな感じ。前が有利な馬場なのに戸崎騎手が馬場を読んでいなかった可能性もありそうですが。

逆に馬場を読んで前につけてしまったのが7着ヒートオンビートでした。いつも通りの差し競馬だったら結果は違っていたかもしれません。

5着が1番人気のボッケリーニ。

こちらも結果的には早仕掛けが仇になってます。浜中騎手、やらかした上に鞭の使用で制裁食らってます。この5着は仕方ないとも思いますが勝負弱さというか、騎乗ぶりが粗雑というか、思慮考慮を感じないんです。若い頃リーディングを獲った面影はないですね。戸崎騎手にも(特に関西での騎乗のお粗末さ)言えますけど、勢いだけではここ一番は勝てないということです。

浜中騎手に関しては翌日の高松宮記念でもそれが出てしまいました。

 

日曜中京11R 高松宮記念 芝1200М

(予想)

日曜は思ったより雨の量は無さそうです。

多少気温は上がるとしても重馬場のまま、回復しても稍重あたりだと想定。

土曜は重馬場でしたが、内枠、先行有利、内が伸びる馬場でした。

日曜は高松宮記念までに芝は6つレースがあり、酷使されてどうなるか?

一番の目安は8Rの芝1200М戦。

内枠の馬がくるか、外枠の馬が来るか。

内枠でも先行馬なのか差し馬なのか、外枠でも先行馬なのか差し馬なのか。

結果を参考にして高松宮記念を予想すると結構当たります。

ただ現時点ではそれはわからないので傾向に照らして予想します。

まず血統(父、母父、母母父が対象。詳しくは木曜公開の高松宮記念出走馬血統診断を参考にして下さい)。

キングカメハメハダンチヒデインヒル)、ストームキャット、ロベルト。

キングカメハメハの血でドはまりがロードカナロア産駒ですが唯一の期待だったキミワクイーンが出走除外。

母父キングカメハメハのママコチャは軽い馬場向き、マテンロウオリオンも血統的にはありそうですが極端な8枠なので切り。

ここは無難にドゥラメンテ産駒⑥ルガルのチョイス。

ダンチヒストームキャットのある馬は多くいます。

その中でも実績、馬場適性(そもそも重い芝の中京)考慮で、

②マッドクール 母母父デインヒルダンチヒ

③ナムラクレア 母父ストームキャット

マッドクールは内枠はマイナスではないです。鞍上も坂井騎手だしロスなく競馬を出来そうなので評価、チョイスとなりました。

逆に不安の中でのチョイスがナムラクレア。

土曜予想の冒頭でにおわせたコメントがナムラクレアに関してです。

ナムラクレアの内枠はたとえ内枠有利な馬場でもマイナス要素があります。

スタートで後手を踏んでしまうと位置取りが後方になってしまうこと、隣枠にいるモズメイメイが前に行くことで前をカットされる恐れ。ナムラクレアは操縦が難しいのかもしれませんが浜中騎手はこの馬で過去に後手を踏んで後方がありましたし、苦し紛れの大外ぶん回しとか、ミスを連発しています。真ん中くらいの枠なら本命、軸にするつもりでしたがこれらを理由にやめました。

それでも能力としてはメンバーでトップレベルですからロスなく走れば勝ち負けです。

それ以外の馬では、

土曜の馬場傾向のまま(先行有利)なら逃げ宣言している香港馬⑩ビクターザウィナーには触手が伸びます。

血統も母父にダンチヒ系がありますし、この馬を素直にチョイス?

ちょっと別の可能性を感じたのでそちらを取ります。

ビクターザウィナーの外に目を向けると渋った馬場で狙える先行馬がいます。

⑬ウインカーネリアンです。

母父シーキングザゴールドマイネルラヴ、母母父ハイペリオン系とバリバリの重馬場血統、そしてスクリーンヒーロー産駒。

スクリーンヒーロー産駒で思い浮かんだのが4年前2020年のクリノガウディー。

重馬場で1着になりながらも4着降着。クリノガウディーもこの時が初のスプリント戦でした。マイラーイメージが強く、その年の東京新聞杯3着、阪急杯7着からの参戦。

マイラーイメージで東京新聞杯2着のウインカーネリアンに重なるものが多すぎます。

ビクターザウィナーを見ながら先行し、2番手で競馬が出来れば直線もしかしたら!

鞍上の三浦騎手、中央競馬GⅠ初制覇もあり得るかもと思ってしまいます。

逆に先行有利の心理から差しが決まる流れになった時、イン強襲のイメージがあるのが

ロータスランド

22年重馬場で2着、昨年不良馬場で6着と重い馬場の中京芝1200Мで大崩れしておらず、鞍上岩田騎手はイン強襲の追い込みが得意なので追い込みが決まるならこの馬だと思います。

②③⑥⑫⑬

ルガル、ナムラクレア、マッドクールの3頭で1頭は馬券になるはず。

そこに穴の先行ウインカーネリアン、追い込みロータスランドが絡めばそれだけでそこそこの配当の馬券が的中できるはず。

今回はそういう結論です。

(結果)

1着②マッドクール        6番人気

2着③ナムラクレア        2番人気

3着⑩ビクターザウィナー     5番人気

4着⑬ウインカーネリアン    11番人気

5着⑫ロータスランド      12番人気

10着⑥ルガル           1番人気

 

日曜中京8レース芝1200М戦が逃げ先行、掲示板は内枠ばかりの結果。

これで高松宮記念は内枠、逃げ先行だと私は確信できました。

予想チョイスからは漏れましたが、逃げ宣言している⑩ビクターザウィナーも当然買い目に入れました。

内枠では先行できるマッドクールを重視しました。大幅な馬体増がありましたが、スプリンターズSと比較してプラス8キロ。まったく問題無く、人気が6番人気まで下がって美味しいと感じました。

マッドクールの坂井騎手は終始内を選択。

8レースで逃げ切り勝ちをしたアシャカタカと同じ内ラチでした。

その結果最後の最後まで伸びてナムラクレアを猛追をしのいでの勝利。

レース後勝利騎手インタビューで「内ラチ1頭分だけ伸びるのがわかっていました」とコメントしたことからも馬場を読み切っての勝利だったのです。

この日中京の他の芝レースをみていると逃げ先行馬は直線で内を避ける感じが多く、3着ビクターザウィナーも内を避けていました。3着粘っているのでそれも正しい選択なのでしょうけど、無難な騎乗とも言えます。

おそらくビクターザウィナーが直線外に持ち出した時、坂井騎手はシメシメと思ったはずです。勝てる騎手はこういう流れを引き寄せる運がありますね。

 2着ナムラクレアも直線マッドクールと同じ進路を取りました。

そこは正しいです。

でもそれまでの過程が相変わらずのダメダメだったと私は思います。

スタートは五分、しかし気づくと中団より後ろ。

浜中騎手が過去ナムラクレアで見せて来た多くの騎乗がこんな感じです。

無難に馬券になるためならそれで正解。

実際馬券になってくれて感謝はしています。

ただ勝ちに行くならマッドクールの直後につけるべきでした。

この日の馬場なら決め手勝負にならないのは確実、多少前目につけるのが正解です。

この差が大きいアタマ差になったわけです。

 私が期待したウインカーネリアンが4着。

内枠だったら間違いなく馬券になっていたと思います。

そこは運不運なので仕方ないです。

ほぼ私のイメージ通りの騎乗を三浦騎手もしてくれましたので納得しています。

ただ三浦騎手はレース後コメントで「頑張ってくれました」と人気薄での好走に満足しているようでした。

満足してもらっちゃ困るんです。

「内枠を引けていたら」とか悔しがって欲しいんですけど。

本気で勝ちに行く気があったのかな?と。

三浦騎手が中央のGⅠを勝てないのはその辺りの意識の低さもありそうです。

 10着ルガルの西村騎手も直線外に進路を求めて失敗しています。

4コーナー付近で同じ位置にいたルメール騎手のトウシンマカオと比べると、ルメール騎手は内への意識、西村騎手は外への意識がある騎乗ぶりがわかります。

西村騎手も若手では結果を残している騎手ですけど「わかっていないな」と思う騎乗が重賞では多くあります。坂井騎手を見習ってクレバーな騎手を目指してほしいですね。

 5着ロータスランドはこの日の前残り馬場ではほぼノーチャンスでしたが、しっかりインを突いて伸びて5着、精一杯の結果でした。

 馬券も的中、ほぼ予想通りの結果となりました。

馬場読みに関してしっかりできた結果だったと思います。

もちろん血統など各馬の適性もしっかり見極められていたと思います。

余談ですが先週木曜公開の『出走馬血統診断』で3番人気ママコチャに関して「秋冬より春夏タイプ」として低評価しましたが、レース後川田騎手も私と同じコメントを残していたことが、自分の目を確かさを裏付けてくた感じがして嬉しく思いました。

 

 

 

以上、先週末の重賞予想を振り返りました。

3頭全て当てる完全的中とはいきませんでしたが、2頭馬券圏内にもってこれているのでまずまずの結果を出せていると思います。

さて今週は阪神でGⅠ大阪杯があります。

高松宮記念同様に大阪杯は例年と大きな違いがあります。

近年はAコース最終週(近3年8週目)が今年はBコース初週での施行。

これは例年以上に内枠、先行有利の可能性が高いです。

今週も枠順の有利不利が明暗を分けるかもしれません。

さらには昨年も人気薄で3着好走したダノンザキッドを高評価したように血統も重要なレースですので、今週も木曜夕方以降公開の『出走馬血統診断』を注目してもらえればと思っています。

 

馬場回復しなければあの騎手の初GⅠもある?~3/24日曜高松宮記念の予想~

kakikenです。

 

土曜の重賞予想の振り返りは後日日曜とまとめて行います。

 

では日曜の重賞GⅠ予想です。

日曜中京11R 高松宮記念 芝1200М

日曜は思ったより雨の量は無さそうです。

多少気温は上がるとしても重馬場のまま、回復しても稍重あたりだと想定。

土曜は重馬場でしたが、内枠、先行有利、内が伸びる馬場でした。

日曜は高松宮記念までに芝は6つレースがあり、酷使されてどうなるか?

一番の目安は8Rの芝1200М戦。

内枠の馬がくるか、外枠の馬が来るか。

内枠でも先行馬なのか差し馬なのか、外枠でも先行馬なのか差し馬なのか。

結果を参考にして高松宮記念を予想すると結構当たります。

ただ現時点ではそれはわからないので傾向に照らして予想します。

まず血統(父、母父、母母父が対象。詳しくは木曜公開の高松宮記念出走馬血統診断を参考にして下さい)。

キングカメハメハダンチヒデインヒル)、ストームキャット、ロベルト。

キングカメハメハの血でドはまりがロードカナロア産駒ですが唯一の期待だったキミワクイーンが出走除外。

母父キングカメハメハのママコチャは軽い馬場向き、マテンロウオリオンも血統的にはありそうですが極端な8枠なので切り。

ここは無難にドゥラメンテ産駒⑥ルガルのチョイス。

ダンチヒストームキャットのある馬は多くいます。

その中でも実績、馬場適性(そもそも重い芝の中京)考慮で、

②マッドクール 母母父デインヒルダンチヒ

③ナムラクレア 母父ストームキャット

マッドクールは内枠はマイナスではないです。鞍上も坂井騎手だしロスなく競馬を出来そうなので評価、チョイスとなりました。

逆に不安の中でのチョイスがナムラクレア。

土曜予想の冒頭でにおわせたコメントがナムラクレアに関してです。

ナムラクレアの内枠はたとえ内枠有利な馬場でもマイナス要素があります。

スタートで後手を踏んでしまうと位置取りが後方になってしまうこと、隣枠にいるモズメイメイが前に行くことで前をカットされる恐れ。ナムラクレアは操縦が難しいのかもしれませんが浜中騎手はこの馬で過去に後手を踏んで後方がありましたし、苦し紛れの大外ぶん回しとか、ミスを連発しています。真ん中くらいの枠なら本命、軸にするつもりでしたがこれらを理由にやめました。

それでも能力としてはメンバーでトップレベルですからロスなく走れば勝ち負けです。

それ以外の馬では、

土曜の馬場傾向のまま(先行有利)なら逃げ宣言している香港馬⑩ビクターザウィナーには触手が伸びます。

血統も母父にダンチヒ系がありますし、この馬を素直にチョイス?

ちょっと別の可能性を感じたのでそちらを取ります。

ビクターザウィナーの外に目を向けると渋った馬場で狙える先行馬がいます。

⑬ウインカーネリアンです。

母父シーキングザゴールドマイネルラヴ、母母父ハイペリオン系とバリバリの重馬場血統、そしてスクリーンヒーロー産駒。

スクリーンヒーロー産駒で思い浮かんだのが4年前2020年のクリノガウディー。

重馬場で1着になりながらも4着降着。クリノガウディーもこの時が初のスプリント戦でした。マイラーイメージが強く、その年の東京新聞杯3着、阪急杯7着からの参戦。

マイラーイメージで東京新聞杯2着のウインカーネリアンに重なるものが多すぎます。

ビクターザウィナーを見ながら先行し、2番手で競馬が出来れば直線もしかしたら!

鞍上の三浦騎手、中央競馬GⅠ初制覇もあり得るかもと思ってしまいます。

逆に先行有利の心理から差しが決まる流れになった時、イン強襲のイメージがあるのが

ロータスランド

22年重馬場で2着、昨年不良馬場で6着と重い馬場の中京芝1200Мで大崩れしておらず、鞍上岩田騎手はイン強襲の追い込みが得意なので追い込みが決まるならこの馬だと思います。

②③⑥⑫⑬

ルガル、ナムラクレア、マッドクールの3頭で1頭は馬券になるはず。

そこに穴の先行ウインカーネリアン、追い込みロータスランドが絡めばそれだけでそこそこの配当の馬券が的中できるはず。

今回はそういう結論です。

 

 

以上、日曜の重賞GⅠ予想でした。

では日曜の競馬を楽しみましょう!

傾向のハッキリしているレース~3/23土曜毎日杯&日経賞の予想~

kakikenです。

 

高松宮記念の枠順が確定。

内に有力馬が集まった雰囲気ですが、内が有利かどうかはわかりません。

ただ私の注目のあの馬に関しては内枠は嫌な予感がしています。

詳しくはまた日曜の予想で書きます。

 

では土曜の重賞予想です。

土曜阪神11R 毎日杯 芝1800М

このレースは傾向としてパターンが明確。

毎年言ってますが、結局ノーザンF生産馬が必ず絡むレース。

今年は4頭出走。

ルシフェル

⑤トラジェクトワール

⑧スマートワイス

⑩ニュージー

4頭とも血統的にはありそうです。

土曜は雨の影響が避けられないので重馬場を考慮してチョイスすると、馬場が渋ると野芝適性が強くなるので母母父にホワイトマズルがあるスマートワイスが面白いのですけど、その上を行く②ルシフェルと⑩ニュージーズをチョイス。

ルシフェルは母系が重馬場血統ダンチヒ系、母母父には毎日杯ハマり血統APインディ系があります。

ニュージーズは正直リアルスティール産駒というのが引っ掛かりますが、リアルスティール産駒は重馬場での好走が目立つ印象。新馬戦の勝ち方からヨーイドン競馬が合うと思いますが、その条件に今回ハマるので買いだと思います。

②⑩と①ノーブルロジャーの3頭でいいような気がします。

他のパターンでいえば、

ローテーション的にハマるパターンが同じ阪神1800Мアルメニア賞経由の馬。

⑥ナイトスラッガー アルメニア賞2着

馬場が渋ってルーラーシップ産駒はハマりそう。全く人気ないですけど、狙えるので今回あえてチョイスします。

他では注目血統からチョイス。

来週の大阪杯もそうですが、この時期馬場不問でハマる血統がフレンチデピュティ系。

④メイショウタバル 母父フレンチデピュティ

ゴールドシップ産駒なので良馬場では狙いにくいのですけど、重馬場なら狙えます。

①②④⑥⑩

絞るなら⑩から⑩ー①②④⑥です。

 

 

 

土曜中山11R 日経賞 芝2500М

このレースは基本が内枠先行レース。

逃げる可能性がある内枠②マテンロウレオが狙えそうな感じですが、差し馬も先行するので展開で決めつけると危険です。

最後の直線で確実に先頭グループにいると考えるのが、

マイネルウィルトス

前走は逃げて5着でしたが本来は差し追い込みもある自在性のある馬です。横山武史騎手なので展開に応じて差しや捲りをするので上位食い込みは確実、軸にするならこの馬でいいかと思います。

相手は人気の馬①ヒートオンビート、⑩クロミナンス、⑨ボッケリーニ。

①⑤⑨⑩

この4頭でほぼ決まると思いますがさらに絞って、

マイネルウィルトス流しで

⑤ー①⑨⑩

です。

 

 

以上、土曜の重賞予想でした。

では土曜の競馬を楽しみましょう!