脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

軸馬が来て馬券は当てましたが予想はイマイチでした~5/2天皇賞(春)&スイートピーSの予想結果~

kakikenです。

 

土日は荒れた天気で風が強かったですね。風のせいかわかりませんが、東京は日曜日思った以上に差しが決まる馬場でした。

逆に阪神は散々書いてますがただでさえ先行有利の馬場に加えて、風の影響か芝もダートも露骨な先行馬場。それをわかっていたので私は日曜日先行馬狙いで的中を重ねていました。ただここまで露骨だとさすがに騎手もわかっているので、メインの天皇賞、予想していたスローの流れにはならないかなと不安が過ぎったのですけど……。

 

では日曜の予想を振り返ります。 

日曜阪神11R 天皇賞(春) 芝3200М

(予想)

書くのを忘れそうなので最初に見つけた法則を書いておきます。

金曜日、一般紙に天皇賞(春)の一面広告が載っていて、そこに過去10年の勝ち馬の名前がありました。『結構連覇している馬がいるな~』と思っていたら……

連覇した翌年、必ずステイゴールド産駒が優勝しているのに気づきました。

2013,2014フェノーメノ   2015ゴールドシップ

2016,2017キタサンブラック 2018レインボーライン

2019,2020フィエールマン  2021???

ステイゴールド産駒は今年不在。しかしステイゴールドオルフェーヴル産駒が3頭出走しています。『しかも3頭とも8枠だ、これは8枠だな!』と一瞬色めきましたが、すぐ『まてまて、このレースはそもそもステイゴールド産駒が強い。昨年だってスティッフェリオ2着だし』とこの法則を否定。しかしすぐ『でも、この勝ち馬ってもしかして全て……』とピンと来たのでさらに過去遡ってチェック。

2000,2001テイエムオペラオー 2002マンハッタンカフェ

1991,1992メジロマックイーン 1993ライスシャワー

過去30年4回ある同一馬が連覇した翌年の勝ち馬を見ると1993ライスシャワー2番人気、2002年マンハッタンカフェ2番人気、2015ゴールドシップ2番人気、2018レインボーライン2番人気。そうです!

同一馬の連覇した翌年勝った馬は全て2番人気だったのです!

「勝つのはディープボンドで決まり!」と私は思いました。

2番人気はディープボンドだと思ったからです。1,3人気がアリストテレスとワールドプレミアかなと。

しかし土曜の最終オッズ見て『あ~あ』って。ディープボンド1番人気、アリストテレスが2番人気。アリストテレスもワールドプレミアも阪神コース向きではないから基本買いたくないのですけど……しかしこの法則はちょっと無視できないです。

なので明日はまた人気オッズとにらめっこです。1番人気逆転を期待して。

この法則、どうなるか、皆さんも注目してください。

今年は例年の京都ではなく、阪神で行われるので何ともいえませんが、違った意味でレースを楽しめますよ!

 

と、まあこういう具合に、ひらめいたり、思いついたことをこじつけて法則にして当たり馬券にありつこうと考えているのです。

予想などせず2番人気から買えばいいのではと思うのですが、一応予想します。

週中のブログである程度詳しく予想しているので、細かいところは省きます。

まず中心視しているのは

⑫ディープボンド

週中にも書きましたが、元々キズナ産駒は阪神京都は走りますし、この馬自身中山以外安定して走っています。今の阪神の馬場も合いますので高速馬場だろうが、重馬場だろうが対応すると考えています。

2番人気なら勝つと思いますが、1番人気でも過去ほとんど馬券になってますのでよほど不利やアクシデントが無い限り勝ち負けできると考えます。

この馬が1番人気なら今年は2番人気ー1番人気の堅い決着なのかなと。

 

このレースのポイントはペースです。

慣れない道を車で運転する時慎重になるのと同じで馴染みのないコースでレースする時は慎重になる。そんなことからこのレース、スローになると思っています。そうなると仕掛けどころでビュッと加速できるタイプが合っています。

今の阪神を見る限り上り3Fのタイム差が小さいです。そういう時は差しは決まりにくいもので、ある程度の位置にいる馬を、そして勝負所で素早く動ける馬を選ぶべきかと考えます。この点でワールドプレミア、アリストテレスはマイナス。京都なら下り坂で加速できますが、今回は阪神。この2頭を軸になんて怖くてできません。

ビュッと切れる脚は牝馬の方が上だなと思ってしまうのです。

⑭ウインマリリン

ある程度前につけて勝負所で素早く動ける。イメージではこの馬がベスト。不安はデータで過去牝馬が馬券に絡んでないという点。ただ京都より阪神が合いますし、ペース的にはタフな流れだった昨秋阪神で行われたエリザベス女王杯で粘って4着。ラッキーライラック、サラキア、ラヴズオンリーユー相手の4着。実力的には勝ち負け。

ある程度の速い流れでも対応できそうですが理想はスローの直線勝負だと思います。

オーソリティ

冒頭でステイゴールドの話で出たように、このレースはステイゴールド系は重視したいところです。週中のブログではメロディーレーンの存在を忘れていましたが8枠3頭の中ではこの馬。今の阪神芝が東京に似ていて上りが速いことから東京向きの馬という点でオセアグレイトよりこの馬を上位と見ます。青葉賞アルゼンチン共和国杯で1着、ダイヤモンドS2着と東京での勝ち方だ際立ってますが、見逃せないのは洋芝オンリーの函館、野芝オンリーの9月中山で勝っている点。今の阪神はオーバーシードではなく野芝、洋芝オンリー馬場に近いので、馬場も合うと考えます。

この3頭は今の馬場が合うと思う上位3頭です。

⑫⑭⑰

⑫ディープボンド流しなら相手は

③カレンブーケドール

⑦ユーキャンスマイル

⑮オセアグレイト

ー⑭⑰③⑦⑮と馬単(1着2番人気の馬で2着1番人気の馬)

(結果) 

①ー⑫ー③

軸馬⑫ディープボンドは1番人気2着でした。日曜は芝もダートもキズナ産駒が好走しまくっていて『これは絶対ディープボンドが来る!』と確信してました。

しかし前残りレースばかりで少しペース上がるかもと思っていました。レースはそれを象徴するレコード決着3分14秒5。比較はできませんが京都のレコードが3分12秒5で近年平均3分15秒台での決着を考えても速い時計です。

この時点で私の読みは外れ。この道中流れたことでスローのヨーイドンなら不要と考えた①ワールドプレミアに流れが向いて勝たれてしまいました。道中もいいポジションでしたし、勝負所ではマークしていたディープボンドに迫る脚の手応えは抜群。逆にディープボンドは4コーナーから追いどおしで手応え最悪でした。

それでも他の馬の手応えもなく直線で先頭になりましたが、あの展開ではワールドプレミアの持続力には勝てませんね。2着に来れたことは能力と馬場適性の高さの証拠。この結果から京都コースだったらきっと4着だったと感じました。

3着は先行して粘った②カレンブーケドール。4着は②アリストテレス。勝負所で切れる脚がなくかわされましたが、ジリジリとバテず最後は3着に肉薄してましたから、京都だったら勝てていたかもしれませんね。

アリストテレスが結局2番人気でした。絶対無いと思いつつ、最終的に私は予想冒頭に書いた『2番人気が来る』という法則を信じて馬券を買ってしまいました。

すいません! にわか法則はダメでした。

終わってみれば上位人気4頭の決着。私の想定ペースと逆になり、底力勝負になったことで合わないとされた最内枠の3頭が1,3,4着掲示板確保。

そして私が期待した⑭ウインマリリンが8番人気5着。道中ワールドプレミアの直後にいて絶句しました。思った以上に外枠が不利だったようでそれが響きました。結局京都での天皇賞と同じでした。京都の天皇賞も基本内枠有利で、総じて長距離戦はコースをロスなく回ることが重要だと痛感しました。もう一頭期待した大外の⑰オーソリティも先行できず後方でした。後方の馬はノーチャンスだと予想していましたが、その通りの結果でした。

結果的にディープボンドから馬券を買っていたので押さえの馬連、ショボいカレンブーケドールとのワイドは的中させましたけど、私の本命馬券は2着5着。レースのペースを読み違えたことがこの結果になりました。

この結果を来年に生かして来年は完璧に的中させようと思います。

 

 

日曜東京11R スイートピーS 芝1800М

(予想)

このレースも人気順とにらめっこすれば的中できるレース。

★このレースはほぼ1番人気~5番人気の馬が1~3着を占める

つまり1~5番人気の5頭BOX10点で三連複が取れる可能性が極めて高い。

過去5年で例外は17年のみ。この年は3番人気ー9番人気ー5番人気で決まりましたが4着2番人気、5着1番人気。しかも1,2番人気は18頭立て大外17,18番だった不利が大きかったです。もう少し内なら2,3着だったかも。

ちなみにここ3年は1番人気と4番人気がずっと絡んでいます。

結果だけ見れば簡単ですけど今年のメンバーは一筋縄ではいきません。正直最後まで、特に3~5番人気あたりは拮抗する可能性が高いからです。

でも大丈夫です。他の傾向もあります。

★このレース、ノーザンF生産馬が絶対馬券に絡み、人気の社台F系生産馬もほぼ馬券になる

実はノーザンF生産馬は1頭しかいません!

③オレンジフィズ

さらに社台系生産馬も2頭しかいません!

④エリザベスタワー

⑧リュクスフレンド

人気があるでいえば④エリザベスタワーです。ただ正直中2週の強行ローテの意味がわかりません。左回りの適性を試したいのでしょうか? この点だけ心配です。

⑧リュクスフレンドは人気的に5番人気以下になりそうなのでその場合は無さそうですけど、血統ではこのレース好走馬の傾向にハマっているので個人的には人気無視で買いたいです。③④⑧の3頭BOXは買ってもいいかなと。

とりあえず③④はほぼ決まり

弱いですけど他の要素として血統構成があります。

このレースの好走馬の傾向として父サンデー系に母父アメリカン血統のクロスがいいです。候補は

①ミツルハピネス

⑨ハーツラプソディ

⑫アオイゴール

⑬ホウオウラスカーズ

 

結論として

③④と、①⑧⑨⑫⑬で5番人気以内の馬の5頭BOX

絞るなら③流し③ー④①⑧⑨⑫⑬

三連複③④二頭軸ー①⑧⑨⑫⑬です。

 (結果)

⑥ー⑪ー③

1着5番人気、2着9番人気、3着4番人気の決着でした。

1~5番人気できまると取り上げた途端に外れるはある意味予想あるあるなんですけど今年に関してはエアレーション無し馬場や、上位人気馬の信頼性の低さもありましたから仕方ないですね。1番人気エリザベスタワーはローテーションのきつさ、左回りも微妙だったのかもしれませんね。それでも2頭4,5番人気が馬券に絡み、私が軸にした③が3着になり③ー⑥のワイド1590円は的中できました。

ちなみに4着⑦が3番人気、5着⑧が7番人気。1番人気④は6着、2番人気①は12着でした。

私は締め切り5分前に馬券を買いました。

その時点で1番人気④、2番人気①、3番人気⑥、4番人気③、5番人気⑨でした。

ちなみに6番人気が⑦で5番人気⑨と単勝11倍~12倍付近で競ってました。

その後も締め切り直前まで何度も人気順をチェックして変動はありませんでした。

しかし締め切り後のオッズが3番人気⑦になっていて驚きました。

⑦の単勝をしこたま買った人がいたんですね。結果4着で助かりました。

今年は社台F系生産馬はダメでしたが、毎年絶対絡むノーザンF生産馬は絡みました。今年は③オレンジフィズ一頭だけだったので安直にこの馬から買いましたけど、一応選んだ根拠もありまして③オレンジフィズは母の祖母がサドルチェンジ、マンハッタンカフェの母親。こういう一昔前活躍した血統がエアレーション無し馬場が合いそうだと思っての軸馬でした。

ちなみに2着9番人気⑪アラビアンライトは父エピファネイアで母父マンハッタンカフェで母母父カロ系。この馬も今年エアレーション無し馬場が向いたのだと思います。この馬がいなければ1~5番人気の馬で決まっていたことを考えると今年のエアレーション無し馬場が例年の傾向と結果に微妙なズレを生じさせたと感じますし、今後もこの点に注意して予想しようと思います。

 

以上、日曜の予想を振り返りました。

今週末から阪神から中京に開催が変わります。またサンプルの無い時期の開催ということで今週末からはいつもの東京中心の予想になると思います。東京芝のエアレーション無し馬場があう血統もつかめてますので、今週末から始まる東京5週連続GⅠでは的中を重ねていけたらと思います。

中京でも芝2000、芝2200で鬼ハマり血統がありますから、特に今週末ある京都新聞杯も狙っていきたいです。

ほぼ無視状態の新潟では新潟大賞典がありますがこのレースも面白い傾向があるので取り上げようと思っています。

今週末は盛りだくさんになりそうで楽しみです!