脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

ブログ2年目突入記念コラム~再考・ドル箱に出来る『血統でわかる野芝適性』後編~

kakikenです。

 

今日は記念日です!

このブログを開始したのが2020年8月12日。

そして今日が2021年8月12日。

ブログ2年目に突入しました。

東京オリンピックで金メダルを取った選手たちが『努力は裏切らない』と努力の大切さを語りました。しかし私には別の言葉の方が響きました。

ミスで予選落ちした女子トランポリン選手の『何年も生活を犠牲にして、頑張って来てもこうなってしまうことが現実」という言葉です。

レベルが違いすぎますが、私もどんなに努力していても、頑張っているつもりでも報われないことが仕事では多いです。最近もありました。

また競馬研究でも多くの時間を費やして予習復習してますし、寝る間を惜しんで書いたブログの予想が全くの大外れだったりすると毎回虚しく無力感でぐったりします。

それでも『努力は裏切らない』を信じ、証明するならば、継続するしかありません。今がゴールではなく、プロセスと考えるべきです。

その女子トランポリン選手は自分のいない決勝を『もう頑張らなくていいんだな』とうつろな目で眺めていたそうですが、もしかするとゴールが東京ではなく、次のパリであるかもしれないので、また前に進んで欲しいなと思いました。

私も正直ブログの継続には悩みましたが、このブログを始めたことで発見できたこともありますし、また初心に戻って前向きに研究に取り組んでこうと思います。

 

では昨日の続き『血統でわかる野芝適性』の後編です。

野芝適性が問われるレースで私がよく使うフレーズが『一昔前のトレンド』です。まあ簡単に言えば母系が古い血統の馬が狙える、今のオーバーシード馬場では無かった時代、活躍していた母系が走るという解釈です。

よく考えると一昔前に活躍していた血統が何かわからない人や血統に興味ない人、一昔前の競馬を知らない人には使えないネタですね。

先週末の競馬でいえば、土曜の予想・新潟日報賞で2着、私が軸馬にしたスマートクラージュ。母父キングヘイロー、母母父ジェイドロバリーと野芝適性の血統構成だったことに加えて祖母の名前がサマンサトウショウで「ああいかにも一昔前だな~」と軸馬にふさわしい馬だと判断しました。

さらには日曜新潟8R3歳上1勝クラス芝2200Мで9番人気2着に来たシエラネバダ。この馬は前々走の新潟・燕特別でも14番人気3着と穴を開けています。この馬の祖母はブルーアヴェニュー。ご存じクロフネのお母さんです。

そして私にとって会心だったのが先週日曜函館5Rの新馬戦。

私が狙ったのは5番人気ダークエクリプス。この馬はドゥラメンテ産駒で、この日午前中のレースから函館の芝がドゥラメンテ産駒がハマる気配があったのでこの馬に目を付けました。そして母父がウッドマン(野芝適性のあるミスタープロスペクター系の血)でハマり。これだけでも買い要素が強まりましたが、トドメは祖母の名前。ウインドインハーヘアディープインパクトのお母さんです。

これを見た瞬間「はい決定! 絶対来る!」と思いました。今思えば大勝負しても良かったのですけど、新馬戦という未知数のレースなので自重、単勝軽め、複勝厚めで勝負しました。

結果は見事1着。2着に1馬身1/4差の快勝!

単勝2350円ゲット。そして運が良かったのは2着が人気薄10番人気で、さらに圧倒的一番人気のルメール騎手のレッドラディエンスが馬券圏外だったことで複勝が5番人気でも920円ついたことでかなりの高配当を得られました。

父がハマり血統で、母父もハマり、祖母を見てさらにハマり。こんな見事にはまることは珍しいですけど、それくらい会心の的中でした。

このように一昔前現役時代で活躍した馬、また活躍馬、名馬を輩出した母が祖母の名前にあった時は野芝適性があると思っていいです。

またJRAのホームページの出馬表では競走馬名をクリックすれば祖母や母母父が何かまでわかりますからそれを見るだけでも予想はできます。

ちなみに今週の関屋記念登録馬でいえば祖母が名牝ダイナアクトレスのベストアクターが血統だけでいえば一番です。ただ関屋記念に関しては別の要素が重要なのですけど、その指摘はまた週末に(昨年の予想でも指摘していますけど)。

 

野芝適性の血統や母系(特に祖母)の特性を知ることで、その馬場が野芝適性かどうかに気づくことができますし、さらには、その馬場が(悪化)荒れてきたかどうかの見極めにも役立ちます。

馬場が荒れてくると多くは野芝適性の馬場になりやすいです。

今週から始まる札幌も洋芝ですが、恐らく3週目、4週目は野芝適性の血が重要になるはずです。ちなみにそういう荒れた馬場はダート馬、ダート血統の馬が激走したりします。なので野芝適性の馬場の時は野芝適性の血統の馬だけでなく、ダート(血統の)馬にもマークが必要です。

余談ですが、いくら馬場が読めて、適性のある馬を選んでも当たらないのも競馬。

先週末日曜函館12R(このブログで予想したレース)では野芝適性だけでなく、ダート血統の馬の両方からチョイスしましたが結果は外れ。

競馬における1着、2着、3着の指定席には3パターンの馬が入ります。

①血統や適性がハマっている馬(私が重視している部分)

②ハマっていないけど実力が上位の馬(主にノーザンファームの馬)

③枠や展開などがたまたまハマった馬

かつてこのブログでも『三分の二理論』というのを書きました。自分のセオリーで思うようになるのはせいぜい3つのうち2つ。あとの三分の一は理解不能だと。運よく三分の三独占なんてあってもそれはたまたま、完璧な的中などないと思うべきです。

結局買いたくないハマっていない馬をどれだけ拾えるか、理解不能な馬の激走という事故にいかにでくわさないか、ということにもなるのです。私の場合はこの課題が解消されれば脱4着できると考えています。

 

 

以上、2回にわたって『野芝適性』について書きました。

血統に興味が無ければ「よくわからない」という人の方が多かったかもしれません。

まあ、興味や学ぶ気がなくても、何となく『そういう適性があるんだな~』くらいの認識でも全然構いません。

今週末から10月3日のスプリンターズSの週までは芝のレースは単色芝(洋芝オンリー、野芝オンリー)開催が続きます。このブログでも『野芝適性』というフレーズを乱発すると思います。それだけ勝負できるレースが多くあると思います。

このブログでも出来るだけその週一番狙える、ドル箱になりうるレースを紹介しようと思いますし、多くの的中馬券にありつけるように頑張ります!

あ、大事なことを忘れていました。

悲壮感漂わすのはダメですよね。

頑張るより、何よりまず、楽しんで予想しようと思います!

その上で、多くの的中にありつきたいです!!

最後に改めてになりますが、

2年目突入のこのブログ、みなさんよろしくお願いいたします!!!