kakikenです。
日曜は気温も上り、芝はいい回復の仕方をしました。
エアレーション効果が薄れて中山も中京も本来の野芝に相応しい血統の馬が好走しだしていました。そうなると私にとって確変の気配なんですよね。
実際ローズSはその片鱗を見せられた予想になりました。
思い返すと苦しみの連続だった夏競馬予想がウソのようです。逆に夏競馬がそれだけ難解、アンタッチャブルなものだということなのでしょう。これだけ秋競馬当てられるなら、夏競馬なんて無理してやる必要ないですね。
では日曜の予想を振り返ります。
日曜中京11R ローズステークス 芝2000М
せっかくなので出走馬全頭の血統構成評価をしたうえで予想
野芝得意のキズナ産駒で重い野芝が得意な母父ウォーエンブレムから野芝適性がかなり高いと思われるし、野芝の小倉では高いパフォーマンスで連勝している。
②エンスージアズム 父ディープインパクト 母父ストームキャット
王道血統だがそれが逆に野芝適性を感じられない。
③アイコンテーラー 父ドゥラメンテ(キングカメハメハ系) 母父ケイムホーム
キンカメ系に母父ゴーンウェスト系は悪くないがこの構成はバランスが悪い
④スパークル ノーザンF生産馬
父エピファネイア 母父ネオユニヴァース 母母父シーキングザゴールド系
9月中京実績のある馬、母系から渋め残りの馬場なら面白い。
⑤クールキャット 父スクリーンヒーロー 母父ダンスインザダーク
ルメール騎手鞍上で過剰人気。母系からはハイペースのタフな流れ向き。日曜が乾いて馬場硬化するのが理想だが、スローのヨーイドン馬場だと不向き。
⑥メイショウオニユリ
父ジャスタウェイ 母父ドリームジャーニー 母母父サクラバクシンオー
エアレーションの無い野芝向き。スポンジ理論的に土曜の重馬場の方が合っている。
⑦ストゥーティ ノーザンF生産馬
この馬はオーバーシード馬場でツメの甘い競馬を続けてきたので本来野芝向き。ただ良馬場より重馬場の方が向く母系である。ただモーリス産駒はタフな馬場が向く印象はなく、粘着質のある稍重馬場だと苦戦しそう。
⑧オータムヒロイン
父スクリーンヒーロー 母父キングマンボ 母母父サドラーズウェルズ
絶対的な切れ味がないので野芝は合いそう。全くの人気薄だが昨年14番人気2着のムジカ、11番人気3着オーマイダーリンと同じ母母父サドラーズウェルズ。能力的に見劣るが血統では買える馬。
⑨タガノパッション 父キングカメハメハ 母父シンボリクリスエス
オークス4着馬。血統的に文句はない。ただしベストはもっとタフさのある荒れ馬場向きだと思う。緩い流れの差し馬タイプではない。ハイペースの消耗戦が理想。
マイナー血統で野芝向きにも思える。緩い流れになれば前残りありうる。
中京野芝はステイゴールド系がハマるのは重馬場か荒れ馬場。少し合わない。
⑫アンドヴァラナウト ノーザンF生産馬
父キングカメハメハ 母父ディープインパクト 祖母エアグルーヴ
祖母90年代女傑エアグルーヴ。一昔前トレンド血統なので野芝適性あり。
⑬コーディアル ノーザンF生産馬
エアレーション効果が薄れた荒れた野芝向き。タフな流れの差し馬イメージ。
⑭アールドヴィーヴル ノーザンF生産馬
父キングカメハメハ 母父ディープインパクト 母母父シンボリクリスエス
桜花賞、オークス共に5着。まさにこの手の馬が野芝重賞が合う。血統構成もいかにもトライアル向き。
⑮オパールムーン
父ヴィクトワールピサ 母父マヤノトップガン 母母父リアルシャダイ
ヴィクトワールピサは野芝適性が高い種牡馬。中京芝の基本血統であるロベルト系の血が母父、母母父にある。そこそこ好走する気配あるがこの馬も荒れた野芝向き。
⑯タガノディアーナ
父リオンディーズ(キングカメハメハ系) 母父ディープインパクト
この馬もオーバーシード馬場でツメ甘い馬なので野芝適性は高い。このメンバーでも勝負になると思うが血統のマイナー感が不安。
⑰オヌール 父ディープインパクト 母父ブラッシンググルーム系
母系がゴリゴリの欧州血統だがそういう馬こそオーバーシード馬場より野芝の方が合うはず。全姉デゼルが昨年このレースで4着だったことから不向きイメージあるがむしろ適性はあると思える。
⑱レアシャンパーニュ ノーザンF生産馬 父エピファネイア 母父ゼンノロブロイ
血統的には野芝適性が高いが、この馬もエアレーション効果が薄まった荒れた野芝向きの印象。
以上の評価を踏まえての予想。
土曜の重馬場から日曜はどのような回復になるか。良馬場だから走りやすいと思ったら大間違い。乾き方が微妙だと重馬場より走りにく可能性があります(馬場が回復しても前回新潟や小倉で見られたように乾いて内が走りにくくなるなんてこともあるので直前まで馬場を読みたいのが本音です)。
現時点で私は仮に良馬場になったとしても純粋な良馬場ではないと予想します。
そういう微妙な馬場が合うのはキングカメハメハ系です。
そしてある程度内が悪いままで外差しが利く馬場と読みます。
そうなるとこの馬が一番ハマりです。
⑭アールドヴィーヴル
父キングカメハメハに母父ディープインパクト(昨年も1~3着全てディープインパクト産駒か母父がそうでした)で、母母父には中京芝の基礎ロベルト系シンボリクリスエスがあります。完璧です。桜花賞5着、オークス5着。このツメの甘さもいかにも野芝向き、トライアル向きな馬。
この馬以外でも狙える馬が多すぎるため、今回はこの馬軸で流します。
血統的に合っている①⑩⑫⑰、勝ちきれないけど安定して走る⑦⑯に。
①イリマ
⑦ストゥーティ
⑩エイシンヒテン
⑫アンドヴァラナウト
⑯タガノディアーナ
⑰オヌール
⑭ー①⑦⑩⑫⑯⑰
(結果)
1着⑫アンドヴァラナウト 4番人気
2着⑩エイシンヒテン 12番人気
3着⑭アールドヴィーヴル 1番人気
4着⑦ストゥーティ 7番人気
5着⑯タガノディアーナ 6番人気
6着⑰オヌール 5番人気
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17着①イリマ 9番人気
軸にしたアールドヴィーヴルが最終的に1番人気でした。完全なる前残りの展開は少し読み違えましたが3着は確保してくれました。
ワイド⑫ー⑭430円、⑩ー⑭2860円的中。
相手に選んだ馬では内枠で馬場も合わなかったイリマ以外全て上位に来ました。
勝ったのは祖母エアグルーヴという野芝適性の⑫アンドヴァラナウト。この馬軸にしても良かったのですけど、母母父ロベルト系を重視してアールドヴィーヴルを軸にしてしまいました。この部分ではチョイスミスでした。
2着は12番人気エイシンヒテン。母系が古いマイナー血統で馬場が硬化すればあり得ると思っていましたが、血統や前残りの展開もハマり2着。この馬は前走札幌でセントライト記念出走のあの馬に完敗していますから、あの馬相当強いのかなとも改めて思ってしまいました(ただあの馬を軸にするかはまだ悩んでます)。
4着は週中コラムでも期待したストゥーティ。土曜も穴馬が連続4着でしたがここでも4着しているあたりが、的中しているものの4着地獄にハマっている感じがして不愉快ですけどね。3着アールドヴィーヴルや5着タガノディアーナ含めてどの馬場で走ってもツメの甘い馬がいるので困りものです。
ただ的中以上に気持ちよかったのが、2,3番人気だったクールキャット11着とタガノパッション12着を馬場適性が合わないとバッサリ切れたことですね。2頭とも惨敗でした。血統構成から見て適性を正確に分析できているなと思いました。
以上、予想を振り返りました。
日曜は中山芝でも野芝らしい血統の馬が好走していました。
馬場が硬化してエアレーション効果が薄れて野芝らしい血統が来やすい環境が整ってきたようです。血統がハマっている馬が素直に来るので簡単でした。
月曜のセントライト記念はメンバーが濃いので血統だけでとれるほど簡単ではないかもしれませんが、土日の好調を持続して的中させたいと思ってます。
月曜は中山2Rの得意のマイル戦とセントライト記念を予想します。