kakikenです。
先週から始まった中京開催。
阪神が来月から年末まで(酷使確実の)12週連続ロングラン開催の為、2年連続で9月は阪神代替で中京開催が行われています。
9月は野芝開催なので特殊馬場だとは思いますが、私はある血統のハマり具合に注目していました。昨年9月の開催の時もハマっていたのですけど、よくよく思い返すと、今年1月、3月、5、6月の中京開催から続く共通のハマり血統でした。
そして先週はどうだったか。
やっぱりハマってました!
その血統はロベルト系です。つまり中京は基本的にロベルト系血統のある馬を買えばいいわけです。
ロベルトといってもタイプがあります。
ロベルト系では大きく3つブライアンズタイム系、シルヴァーホーク系、クリスエス系に分けることができます(その他では昔トレンドだったリアルシャダイ、レッドランサムあたりもありますけど見かけなくなりました)。
ブライアンズタイム系の種牡馬ではタニノギムレット、マヤノトップガン、フリオーソあたりが今でもちらほら母系で見られます。ただブライアンズタイム系はツボが小さいというか、スピードが全くない、どちらかと言えば超タフ馬場、ダート向き馬場、ボコボコ荒れ馬場で浮上するイメージです。
シルヴァーホーク系はグラスワンダーからスクリーンヒーロー、スクリーンヒーローからモーリスへ繋いでいっています。芝の生えそろったコンディションのいい芝なら良馬場でも重馬場でもこなすが、ボコボコに荒れた最終週の馬場などは向かないイメージ。
クリスエス系はシンボリクリスエスからエピファネイア、ストロングリターン。ストロングリターンは軽い馬場向きのイメージですが、エピファネイアは守備範囲の広い万能タイプ(母系次第)の優秀な種牡馬だと感じます。
先週の中京では日曜12Rで母父タニノギムレットのミッドサマーハウスが13番人気2着したり、さすがのハマりを見せていましたが、その中でもスクリーンヒーロー、モーリスのシルヴァーホーク系のハマりが目につきました。
今週は日曜に秋華賞トライアル・ローズS芝2000Мがあります。昨年はエピファネイア産駒ムジカが14番人気2着。ムジカは前走1勝クラスで2着と格下馬でしたからいかに適性がものを言うレースかがわかります(格など不問、適性が全て。そこが野芝開催なんです)。
「簡単だ。今年もロベルトの血がある馬買えばいい!」
なんて登録馬を見たのですが苦笑いしました。
登録22頭中11頭がロベルトの血がある馬。
アールドヴィーヴル 母母父シンボリクリスエス ノーザンF生産馬 オークス5着
オータムヒロイン スクリーンヒーロー産駒 ダーレージャパン生産馬
クールキャット スクリーンヒーロー産駒
コーディアル エピファネイア産駒 ノーザンF生産馬
ストゥーティ モーリス産駒 ノーザンF生産馬
ディヴィーナ モーリス産駒 ノーザンF生産馬
ミヤビハイティ エピファネイア産駒
ノーザンF生産馬8頭登録していますが、そのうち6頭がロベルトの血がある馬。完全にこのレース取りに来ているのがわかります。
上に挙げた11頭、どの馬もハマり血統があるだけに「いかにも来そうだな」と思えてくるので困ります。これだけいれば今年も馬券になるのはほぼ間違いないでしょう。問題はどの馬をチョイスするか。
現状で面白いと思ったのがオータムヒロインとストゥーティ。
オータムヒロインは出走するか(できるか)わかりませんが、ダーレージャパン生産馬とあるように先週あたりの中京の芝はダーレージャパン系向き馬場でした(先週日曜穴を開けたミッドサマーハウスもそうでした)から、同じ日曜にある木曾川特別とローズSの両にらみですが、どちらに出走するにしても面白い馬だと思っています。
もう一頭はストゥーティ。この馬は3戦連続3着があるようにオーバーシードでツメの甘いレースをしてきた馬。こういう馬は間違いなく野芝が合います。前走不良馬場の野芝小倉で2勝目。新馬戦勝ったのも稍重の野芝新潟。土曜は台風の影響があるかもしれませんし、もし日曜渋め残りの場合、この馬の信頼度は高まるでしょう。