kakikenです。
今回は日曜の重賞予想を振り返ります。
(予想)
例年渋った馬場が多いこの時期ですが日曜は良馬場、気温が髙いので馬場が硬化して高速化しています。
そういう馬場に見合った血統はキングカメハメハ系や野芝血統。
このレースの過去の好走馬のそれまでのキャリアを見ると(このレースは条件戦上りの穴馬がよく来ますけど)それらの馬の多くは、実は2歳重賞,3歳時にクラシック戦線(主にトライアル、それに準じたレース)で好走爪痕を残している、早い段階から素質の片鱗を見せていた馬が人気の盲点になっていただけというパターン。
ならば3歳クラシック戦線で好走していた馬を選べばいいです。
①シンシアウィッシュ フローラS3着、アルテミスS4着
④ビッグリボン 忘れな草賞3着
土曜の阪神芝は暑さで馬場が硬くなって高速化していました。
日曜も似た感じになると考えると、血統で言えばキングマンボ馬場、野芝血統のある馬がハマりそうです。
①シンシアウィッシュは母系が微妙ですがタフな馬場が合うキズナ産駒で合格。
②シャーレイポピーはミッキーアイル産駒が微妙ですが母父キングカメハメハ、母母父が野芝血統ジャングルポケットで合格。
④ビッグリボンはキングカメハメハ系ルーラーシップ産駒、血統的には硬い高速馬場より重い馬場の方が合いそうですが、この馬の全兄キセキがタフな高速馬場が合っていたので合格。
⑧ウインマイティーはゴールドシップ産駒で、ゴールドシップは高速馬場は微妙ですがこの馬の母系が野芝適性、硬い馬場向きなので合格。
この4頭以外で血統で注目している馬が
⑨ストーリア
この馬の半兄ロードマイウェイは今回と同じ阪神芝2000Мの重賞・鳴尾記念を勝っている阪神巧者。この馬の母系は阪神巧者でストーリア自身も阪神芝好走歴がある(逆瀬川S2着でも負けたのは中山記念3着ドーブネ、秋華賞8着も人気より上の着順だし、スムーズさの欠ける競馬ながら差のない8着は評価できる)ので、その血を引き継いでいると思います。
というわけでハマっている馬はほぼ上位人気馬、穴はシャーレイポピーくらいで荒れるならシャーレイポピーの激走かなと思います。
①②④⑧⑨
(結果)
1着④ビッグリボン 1番人気
2着⑧ウインマイティー 3番人気
3着⑤ホウオウエミーズ 10番人気
:
5着①シンシアウィッシュ 4番人気
7着⑨ストーリア 2番人気
13着②シャーレイポピー 9番人気
日曜の阪神は気温は高く暑かったものの土曜と比べて時計も平凡でむしろ芝は重く感じられました。
阪神は土曜夕方芝コースで散水しましたが(かなりの量だと想像)それによって芝の高速化は無くなりました。
レースはシャーレイポピー、ヒヅルジョウ、ハギノメーテルの暴走先行争いのせいでハイペースになり差し決着となりました。
ビッグリボンにとっては苦手な上り勝負にならず人気通りの快勝。
ウインマイティーもトップハンデながら高速化しない馬場、ハイペースと展開は向きましたので2着好走(本当は宝塚記念出走して欲しかった!)。
悔やまれる裏目予想となったのが3着10番人気ホウオウエミーズ。
この馬は実績からわかるように重馬場、重い芝向きの馬でマーメイドSは昨年13着、一昨年5着と馬場が合えば走る可能性があることはわかっていました。
穴馬として9番人気シャーレイポピー、10番人気ホウオウエミーズが候補となっていましたが、結果として大きな9番人気と10番人気の差となりました。
馬場硬化で高速化。
これで母系に高速対応トニービン系ジャングルポケットがあるシャーレイポピーを選んでしまったわけです。
日曜の芝レースを見て重たい芝だったので『ホウオウエミーズ怖いな』と思っていたらハイペースで展開が向いたのもありますが案の定の穴馬激走となってしまいました。
思えば土曜も高速化していたのは外回りコース芝1600、1800だけだったので内回りコース芝2000Мは別物と考えるべきだったのかもしれません。
そもそもこの時期の阪神芝は馬場不問で基本は重い芝だということ。
読み通り人気決着ワンツーも、重い芝が合う穴馬3着を拾えなかったことが悔やまれる結果となりました。
以上、日曜重賞マーメイドSの予想でした。
さて今週末は春GⅠ締めくくりの宝塚記念が阪神競馬場で行われます。
マーメイドSで得た教訓、良馬場だろうと重馬場だろうと阪神は重い芝。
イクイノックスは宝塚記念の馬場が合うのかどうか?
それは木曜夕方以降の『宝塚記念出走馬血統診断』でわかります。
春GⅠも絶好調だった『GⅠ出走馬血統診断』をぜひチェックしてください。