kakikenです。
東京競馬場の水はけの良さはわかっていますが、
良すぎで想定外のレースとなってしまいました。
では日曜の重賞予想を振り返ります。
日曜東京11R アルゼンチン共和国杯 芝2500М
(予想)
いきなり脱線で京都みやこステークスの予想を少し。
このレースの安直アプローチが
『前走太秦ステークス組を買え!』
でした。
しかし今年は太秦ステークス組は出走無し。
ただよく見ると今年は太秦ステークスは無くなって、同時期同条件のレースが大阪スポーツ杯になっています。
このハマり条件でいくならば今年は
『前走大阪スポーツ杯組を買え!』です。
該当馬は3頭
⑤デリカダ
前走大阪スポーツ杯5番人気1着
⑦ロードアヴニール
前走大阪スポーツ杯2番人気3着
⑩トウセツ
前走大阪スポーツ杯8番人気10着
この3頭余り人気無いので複勝3点買っても的中すればプラスかと思います。
この中では人気を裏切った馬が特に狙い目なので⑦ロードアヴニールが面白いと思ってます。
結果⑦ロードアヴニール9番人気3着でした!
話を戻します。
なぜみやこステークスの予想の話題をしたかですが、
アルゼンチン共和国杯もみやこステークス同様に安直アプローチがあります。
『前走六社ステークス組(前走3勝クラス3着内)を買え!』
です。
六社ステークス組は昨年2番人気3着チャックネイト、一昨年6番人気1着ブレークアップ、18年1番人気2着ムイトオブリガード。別の3勝クラスだと前走中京3勝クラス組で21年3番人気3着フライライクバードがいます。
とにかく前走3勝クラスの馬が狙い目ですが、中でも信頼度の高いのが六社ステークス組。
しかし今年は無し。というか、六社ステークスがそもそも無くなり同時期同条件のレースが昇仙峡ステークス。
該当馬は一頭。
⑨タイセイフェリーク
前走昇仙峡ステークス5番人気2着
です。
もしも昇仙峡ステークス勝ち馬ワイドエンペラーが出走していたら血統もハマっていて軸確定でしたが、この馬は2着。
タイセイフェリークでは正直厳しいと思いますが、日曜は雨上がり馬場になり、そういう馬場はキングカメハメハ系を狙えばいいのですがこの馬はキングカメハメハ系ミッキーロケット産駒。ミッキーロケット産駒という点も微妙ですが、好走パターンにハマっているので一応チョイスします。
他の馬をチョイスします。
日曜の馬場を考えると、周りは重馬場だ、タフだと言ってる感じの人がいますが、東京は田んぼの不良馬場を除けば、仮に重馬場でも上がりは速いです。なぜかといえば、これは推測ですが、東京は直線の馬場が異常な水はけの良さという点と、向こう正面などが逆に走りにくい分、ペースが上がらずヨーイドン競馬になりやすいのが理由です。
良馬場なら道中ハイペースもあり得ましたが、明日の馬場はどこまで回復するかわかりませんがほぼスローのヨーイドン競馬。そしてそれなりに速い上がりが使える馬を狙うべきです。
それでいくとサヴォーナあたりはエンジンのかかりが悪くさらに速い上がりが出せないディープボンドタイプなので脱落。
ヨーイドンタイプですがミクソロジーも上がり勝負で負けそうです。重馬場巧者のハヤヤッコも東京の上がり勝負では厳しい。
ヨーイドンタイプで上がり勝負ギリギリ対応可能なのが、
⑯ショウナンバシット
シルバーステート産駒は基本はヨーイドンタイプで、高速決着などは向かず程よいペースのそこそこ速い上がりのレースがベストです。明日はその条件になりそうです。
血統的にはキングカメハメハ系、ハーツクライ(トニービン内包の馬)、ロベルト系が狙い目です。
人気の④クロミナンスはキングカメハメハ系ロードカナロア産駒で母父がこれから冬にかけてハマる種牡馬マンハッタンカフェ、母母父がトニービンとドハマり。⑭セレシオンはハーツクライ産駒、ロベルト系ではアルゼンチン共和国杯勝ち種牡馬のスクリーンヒーロー産駒⑩マイネルウィルトスの3頭です。
結論として、
上位人気クロミナンス、セレシオン、ショウナンバシット。マイネルウィルトスは8歳という休み明けで年齢が嫌われて人気落として妙味あり。そして最後の1頭が相性のいい3勝クラス組タイセイフェリーク。
④⑨⑩⑭⑯
(結果)
1着③ハヤヤッコ 10番人気
2着④クロミナンス 1番人気
3着⑨タイセイフェリーク 6番人気
:
6着⑭セレシオン 3番人気
9着⑩マイネルウィルトス 5番人気
14着⑯ショウナンバシット 4番人気
まずはタイセイフェリークの3着について。
みやこステークスは注目したロードアヴニールが9番人気3着!
みやこステークス同様、ハマりローテのタイセイフェリークが6番人気3着しました。ペースなど何も考えず安直予想が好結果になるといういい例です。
血統に関しては、雨上がりの馬場でキングカメハメハ系がいいというのは正解。1着、2着、3着全てキングカメハメハ系産駒でした。
東京は朝から良馬場。前日31ミリの降雨など問題無し、さすがの水はけでした。それでも良馬場は直線だけで、向こう正面などはパンパンの良馬場では無い、ペースも緩くなるという想定での予想でした。
しかしその想定は大外れ。
まさかのハイペース。最初の1100Мが65秒7。
昨年が67秒0、一昨年が67秒7、3年前が69秒6。
この比較からも速すぎです。よっぽど走りやすい馬場なのか?
こんな暴走ペースは読めませんでした。
逃げ先行馬は軒並み下位に沈みました。
ショウナンバシットはそのペースに巻き込まれ14着。
元々スローペースのヨーイドンタイプとしてチョイスした馬なのでこのペースでは大敗は仕方無しです。
セレシオンもハーツクライ産駒はハイペース対応出来そうですがこの馬の母系は速い上がりのヨーイドン向き。この微妙なズレが6着という微妙な着順になりました。
ハイペースになり、上がりが速くならない差し追い込みの展開なら、ハヤヤッコの勝ちも納得です。
ハヤヤッコは最後方から追い込みで上がり34秒6。
例年のペースなら上がり33秒から34秒前半なので勝ち負けは厳しいですから、今回は全てが向いた結果になりました。
ハイペースが重馬場並の遅い上がりを作った感じです。
2着クロミナンスはいつも通りの位置取りで競馬をしました。ハヤヤッコには屈しましたが、このメンバーでは能力上位だとわかる強い2着でした。
3着タイセイフェリークは3勝クラス2着なので微妙でしたが、ツメの甘い馬だけにこうしたタフな流れの方が合ったのかもしれません。例年の速い上がり勝負だとこの好走は無かったかもしれませんね。
9着マイネルウィルトスは今回中途半端な位置取り、しかもハイペースで早めに動いたのもマイナスでした。
騎手の体感よりハイペースになっていたような、難しい馬場だったのかもしれませんが、自分の競馬に徹した馬が好走した結果となりました。
以上、日曜の重賞予想を振り返りました。
ダート重賞の方が安直予想で当たる感じで複雑な気分ですが、今週末は東京ダート重賞武蔵野ステークスがありますので、ハマりがあれば予想しようと思います。
芝レースでは週末は京都でエリザベス女王杯があります。
京都は先週末は馬場が渋ってかなり特殊な馬場になったので大荒れでした。母系などは少し古めかしい感じがする血統が良さそうな感じ。今回のメンバーではロゼカラー、ローズバドが母系のバラ一族スタニングローズに現時点では注目してます。
G1週なので木曜日夕方以降に出走馬血統診断を公開するのでそちらもチェック宜しくお願いします。