kakikenです。
今日は一日じっくり競馬を見れたのですけど、中山も中京もいわゆる野芝らしい血統の馬は案外でした。「芝がフカフカすぎるのでは?」とも思いました。特に中山は内枠の馬が道中走りにくそうにしてた感じで、外枠の先行馬が良さそうだな~と思ってメインレースを迎えたのですけど……。
土曜中山9R アスター賞 芝1600М
このレースは8頭立てですが、中山の馬場を測る意味で絶好のレースなので取り上げます。実質5頭①②③⑧プラス④のレースです。
その中で最も9月野芝中山で狙える馬が
②フェスティヴボス
父ノヴェリスト産駒で母母父レインボウクエスト。どちらも野芝血統です。
高速馬場は不向きですけど、2歳戦なのでそこまで高速にならないと予想。
マイナー牧場生産なのですが適性の高さでこの馬から。
相手は社台F生産馬③プルパレイ、ノーザンF生産馬①ハイアムズビーチが大本線。
荒れる新潟芝1400М新馬戦で儲けさせてもらった⑧ガトーフレーズも馬場設定が重めならあり得そうです。
⑧シナモンロールは未勝利ですけど血統的には中山が合いそうなので未勝利馬で紛れるならこの馬。
②ー③①⑧④
(結果)
1着③プルパレイ 1番人気
2着①ハイアムズビーチ 2番人気
3着②フェスティヴボス 3番人気
4着④シナモンロール 5番人気
5着⑧ガトーフレーズ 4番人気
人気通りなので、細かく触れませんけど注目馬②フェスティヴボスの走りを見ると「馬場が合って無いな」と思いました。野芝適性よりダート適性かなという感じ。土曜の昨年よりは上がり3Fが速いのですけど、向こう正面~3,4コーナーが走りにくいのかペースは上がらず、結果母系がアメリカンダート血統の馬が得意なヨーイドン競馬になりやすい環境になってました。
土曜中山11R 紫苑ステークス 芝2000М
秋の中山は全体的に言えば先行有利です。何となく差しが決まっている時もあったけどな~と思って秋の中山近3年の全芝レースをチェックしました。
そこで気づいたことがあります。
それは『馬場が渋ると差しが決まりやすくなる』です。
しかも土曜稍重で日曜良馬場だったとしても、土曜稍重でレースが行われた影響からか、日曜は良馬場に回復しても差しが決まりやすい傾向がありました。
(そう言えば先週の新潟がそのパターンでしたね。土曜稍重、日曜良馬場で外差し決まりました)
「もし木曜の雨が残れば差しがありうる」なんて思っていましたが、さすがに金曜気温が上がってそれも期待薄です。なぜ差しにこだわるか。
実は春の時点で紫苑ステークス出れば狙うと決めていた馬がいます。
⑦パープルレディー
このブログを定期的にチェックされている方ならもうお分かりですね。
ポイントは母父ホワイトマズル。先月あたりでも指摘しましたが、ホワイトマズルは野芝血統の代表格です。
このパープルレディーはフローラSでも注目しました。
結果行った行ったの先行決着で展開が向かず6着。その後オークス出走出来ましたがタフなレースで10着。その時「狙うは紫苑ステークスだな」と思っていました。
問題は差しが決まる馬場かどうかだけ。今回初めての中山ですが、この馬の全兄には京成杯オータムハンデ勝ち馬ミッキーグローリー、ニュージーランドトロフィー勝ち馬カツジがいます。中山適性が高いのは間違いないはずです。
展開的に厳しいと予想されるので人気も出ないでしょうけどハマれば面白い一頭。
もう一頭の注目馬は
⑧メイサウザンアワー
この馬もパープルレディー同様フローラSで注目した馬です。フローラSははっきり言って騎手の下手な騎乗のせいで6番人気4着でした(今思い返しても腹が立ちます)。
その後カーネーションカップを勝利。この馬はノヴェリスト産駒で母系がトゥザヴィクトリー(一昔前トレンドの血統は野芝がいいの)で中山野芝はベストの舞台です。
最初は「この馬で決まり!」となったのですけど、パープルレディーが展開に条件がつくのに対してこの馬は逃げ先行脚質というのも逆にリスクあり。目標にされそうなので早めに潰しに来られるパターン、鞍上がそれを恐れて切れる脚があるわけでないのに消極的に控えるパターン。
この2頭どちらも来るというのは考えにくいですけど、奇しくも2頭が同枠4枠に入ってくれたので4枠流しでどちらかが来る展開を期待するのもいいかと思いました。
他の馬では
⑯クリーンスイープ
先週話題になったドゥラメンテ産駒。母がGⅠ馬の名牝スウィープトウショウ。現役時代大活躍の名馬でもお母さんとしてはイマイチですが、同じパターンでブエナビスタとかジェンティルドンナがいますが、いずれも産駒は野芝で好走しています。なのでこの馬も野芝がハマる可能性はあります。前走福島の条件戦勝利して臨むパターンの馬も紫苑ステークスでは好走パターンの一つです。
⑭ホウオウイクセル
この紫苑ステークスは春中山芝1800М良績のある馬が好走傾向にあります。フラワーカップで強い勝ち方したこの馬は当てはまります。祖母がオークス馬メジロドーベルですからね。まさに一昔前トレンドだった母系です。野芝が合わないわけがないです。血統からタフな展開が向きそうなので先行激化した時勝つのはこの馬でしょう。
⑦⑧⑭⑯
4枠流し4⃣ー相手2⃣7⃣8⃣ 7⃣ー2⃣8⃣
ちなみにこのレースの食わず嫌い馬は
④エクランドール
⑬ハギノピリナ
です。エクランドールはGⅠ馬フィエールマンの全妹でルメール騎手鞍上、ハギノピリナはオークス最先着、昨年はダメでしたが例年オークス最先着馬はこのレース馬券になるので評価しないといけない馬です。エクランドールは過剰人気を嫌って、ハギノピリナは実力のフロック視、あと追い込み脚質から買う気にならず(枠では押さえましたけど)。買いたくない馬では⑪ファインルージュもそうですけど、こちらに関してはフェアリーS勝ち馬ですが血統構成から中山芝2000Мタイプには思えないので軽視しました。
私が選んだ⑦⑧⑭⑯で1頭は来ると思うので④、⑬から4頭に流す馬券もありかと思います。
(結果)
1着⑪ファインルージュ 2番人気 ノーザンF生産馬
2着①スルーセブンシーズ 4番人気 ノーザンF生産馬
3着③ミスフィガロ 12番人気 ノーザンF生産馬
6着⑧メイサウザンアワー 3番人気 ノーザンF生産馬
9着⑦パープルレディー 14番人気
13着⑭ホウオウイクセル 9番人気
18着⑯クリーンスイープ 8番人気
今日の中山芝の傾向は外枠の先行だったのですが、このレースに関しては先行が潰れて内の差し馬が来るという逆の結果。
しかも距離不安から切った⑪ファインルージュが完勝。
さすがに萎えます。この馬の血統構成はバランスが悪いのでつい軽視してしまうのですけど、それ以上の走りをいつもされてしまいます。予想より強いのでしょうね。
2,3着は内枠のノーザンF生産馬。例年の傾向からは血統などで微妙だったのでノーマークでしたけど、結果微妙だと思った馬の1,2,3着。
どうも昨年の中山、あと今年の新潟小倉もそうでしたが、野芝でもエアレーション、シャタリング作業しているので1,2週目は野芝色が弱く、使い込んだ3週目あたりから野芝血統がハマるパターンが近年強くなっているような気がします。
ちょっと来ている馬が自分のパターンとズレ過ぎています。私の選んだ4頭の負けっぷりがいかに適性を見誤っているかわかります。
芝は生き物ですから変化が激しく、難しいです。
日曜の予想はそこを修正して……頑張ります。
以上土曜の予想を振り返りました。
メインレースの結果が不愉快だったので、中山最終レースのダート1200Мを軽く血統調べて予想しました。脚抜きいいダートだったせいか、野芝っぽい、母系ちょっと古めの芝血統買えばいい感じだったので母父ゼンノロブロイの6番人気②と、母父サクラバクシンオーの10番人気⑮の複勝買ったら1、2着と完璧な的中。
もうダートやろうかな、と思いました。皮肉なものです。でも助かりました。
日曜は野芝適性のイメージを少し捨てて予想します。
重賞も予想しますが、勝負は中山7R芝1600Мを考えています。
土曜の予想は以上です。
では土曜競馬を楽しみましょう!