kakikenです。
まずは小ネタ。
すでにお気づきの方も多いと思いますが、中山芝マイル戦のグレーターロンドン産駒の好走率が相当高いんです。
日曜の中山芝マイル戦アネモネSにはグレーターロンドン産駒が1頭出走。
それがメイショウヨゾラでした。
結果は9番人気3着。
もちろん馬券はゲットしましたが、こういうドハマりがあり、それを享受できるから血統重視の競馬は楽しいですし、重要さも感じます。
今後も中山マイル戦ではグレーターロンドン産駒には注目です。
では先週末土日の重賞予想を振り返ります。
土曜中山11R 中山牝馬S 芝1800М
(予想)
今年は毎週末渋った馬場で行われている中山芝コース。
ただそもそもタフな馬場設定なので良でも重でも基本狙いは重馬場向きの血統。
そういう馬場では定番のキングカメハメハ系、シンボリクリスエス、スクリーンヒーローなどのロベルト系、オルフェーヴルなどのステイゴールド系、最近ではキタサンブラック産駒あたりが狙えます。
ただこれらの血統の馬がこのレースでもたくさんいるので絞り込む必要があります。
次に例年好走している馬をみると、中山芝1800,2000Мの重賞好走、特にフラワーカップ、紫苑S好走している馬が出走していると好走するパターンがあります。
⑧ヒップホップソウル フラワーカップ2着 紫苑S2着
このレース好走する馬キャラとしては文句なし、ドハマり馬。キタサンブラック産駒ということで今の馬場も合います。凡走するとしたら露骨な前残り馬場で後ろ過ぎる位置取りをした時くらいです(このレースは差しが決まりやすいレースなので大丈夫?)。
馬キャラという点でいえば、この時期の中山の牝馬レースで狙うべきなのがノースヒルズのキズナ産駒です。
⑦コンクシェル アネモネS2着
注目していたのがこの2頭で共に4枠に入りました。
その他の馬では、
③クリノプレミアム
⑨ファンタジア
⑭ククナ
このレースは福島巧者の好走も目立ちます。クリノプレミアム、ククナは血統も合っていますし、中山と福島の重賞実績があります。
穴として狙えそうなのが⑨ファンタジア。ハービンジャー産駒で母父シンボリクリスエスで血統的にも合っていそうですし、予想以上に馬場が回復しない場合は芝22~25のような長い距離を使って来た、いわゆる距離短縮の馬の方が適性が合うので入れておきます。
③⑦⑧⑨⑭
チョイス漏れした馬たちで適性がありそうな馬が4、5頭いるので、正直パターンでハマっている⑧と⑦はかなり期待していますが、それに③⑨⑭が紛れ込んで馬連、ワイドが取れれば御の字という消極的な予想です。
絞るならドハマり馬⑧から⑧ー③⑦⑨⑭です。
(結果)
2着⑭ククナ 4番人気
3着⑤シンリョクカ 6番人気
:
7着③クリノプレミアム 12番人気
15着⑨ファンタジア 14番人気
16着⑧ヒップホップソウル 2番人気
ドハマり馬ヒップホップソウルがまさかの最下位、レース後「バテた」と騎手が語っていましたが血統的にはこういう馬場でバテるとはちょっと理解し難いですので、これは性格的に気難しい面のある馬なのかもしれませんね。それにしても脆すぎます。今後はいかにハマっていても軸にして買うのはやめた方がいい馬だと思いました。
ただ第二本命ともいえるコンクシェルが勝利して、ククナが2着で配当的には人気のヒップホップソウルやフィアスプライドが飛んだことで高配当ゲットできました。
コンクシェルの逃げ切り勝ちには感嘆しましたが、それ以上にこの時期の中山の牝馬限定レースのノースヒルズ生産のキズナ産駒のドハマりに感嘆しました。
私は週ごとに競馬を細かく分析していますが、今回はその苦労が報われたし、やっててよかったと思いました。
2着ククナは土曜の中山芝が予想以上に外差しが決まっている印象だったので「絶対来る」と確信を持っていました。ただレースはコンクシェルの逃げ切りからわかるように前残りレースとなってしまったので、ククナはよく差してくれたと思いました。タフな馬場への適性の高さの証拠でもあります。
3着シンリョクカはその母レイカーラの仔は中山巧者が多いので気になっていた馬でしたがマイルの方が合う、1800Мは微妙にずれると判断し切ってしまいました。
7着クリノプレミアムはそこそこ走っていますが、ちょっと年齢的衰えを感じます。
15着ファンタジアはゲートが開いた時に立ち上がって出遅れ、先行できなかったこの瞬間に終了しました。
日曜中京11R 金鯱賞 芝2000М
前回冒頭で触れたように今開催の中京はBコースで3週開催です。
例年Aコース2週、Bコース1週のパターンを変えたことで、本来Bコース初週で行われていた高松宮記念はBコース3週目。Bコース初週は内枠有利ですが3週目なら今年の高松宮記念は外枠有利になるかもしれません。
高松宮記念の話はさておき、Bコース初週の日曜、内枠、先行有利が基本です
そもそも金鯱賞は近7年で6年逃げた馬が馬券になっている圧倒的先行有利のレースなのでコースうんぬん関係なく、狙いは先行馬です。
とはいえ、このメンバーでは④プログノーシスは追い込みでも勝ち負けしそうなので絶対チョイスです。
もう一頭の人気馬③ドゥレッツァも金鯱賞の好走馬のパターンである『下級条件からオープンまで連勝した馬』にも当てはまっていますので普通の出来なら馬券になるはずです。ただ次走GⅠとの兼ね合い、ローテーション重視の叩き台感が強く不安要素があるとしたらこちらですかね?
この2頭のどちらかが勝つのはほぼ決まりです。
あとはこの2頭がワンツーなのか、間の2着に何か入るか。
可能性はあると思います。それがローカル重賞ですから。
そこでその可能性のある馬のチョイスとして冒頭挙げた『逃げ、先行、内枠』というキーワードです。
①シーズンリッチ
⑦ヤマニンサルバム
⑪エアサージュ
この3頭です。枠順確定前は⑦ヤマニンサルバムと⑪エアサージュが逃げそうなのでどちらかが馬券になると予想していました。枠順確定後追加した①シーズンリッチは昨年好時計で毎日杯を勝っています。『好時計で毎日杯を勝った馬はその後高確率でGⅠで馬券になる』というデータがあるので今回は内枠を引けたので先行できれば面白いと思ってチョイスします。
結論として
③④ー①⑦⑪
③ドゥレッツァと④プログノーシス、軸にするならばプログノーシスです。
(結果)
1着④プログノーシス 2番人気 道中後方11番手から徐々に進出
2着③ドゥレッツァ 1番人気 道中中団8番手あたり
3着⑥ヨーホーレイク 6番人気 道中2,3番手
:
8着⑪エアサージュ 5番人気 道中2番手~逃げ
10着⑦ヤマニンサルバム 3番人気 道中2~4番手
13着①シーズンリッチ 7番人気 道中逃げ~2番手
予想どおりプログノーシス、ドゥレッツァで決まりました。
ただ残り一つの席、3着はヨーホーレイク。
道中2,3番手で競馬をしていました。
結果として今年も先行馬が馬券になりましたが、ヨーホーレイクの先行は予想外。
ヨーホーレイクは実績では上位ですが2年以上の長期休養明けなのでちょっと手が出せないというか、先行するイメージがなかったので買えませんでした。
私のチョイスした3頭は逃げ、先行とやることはやってくれました。
ただ弱かったです。
ただ今週の中京はBコース初週ということで先行有利と思っていましたが、距離関係無くそ差しが決まる印象がありました。その辺りで先行馬は厳しい馬場だったかもしれませんが、ヨーホーレイクが先行して粘っているので言い訳にはならないですけどね。
いくら先行が良いレースとはいえ、今回は結果能力を見極められず安直な予想をしてしまったと反省する結果となりました。
レースに関してはプログノーシスの完勝でしたが、ドゥレッツァは今回控えて競馬をして明らかに調整という感じにも見えましたので着差は実力差ではないです。逆に調整レベルでしっかり2着したことで菊花賞圧勝はフロックではないとわかりました。
(予想)
阪神芝1400М重賞で私がよくリンクする条件として挙げるのが中山マイル。
中山マイルが合う馬は阪神1400Мが合います。
一昨年の覇者サブライムアンセムが好例で、この馬は祖母がハッピーパスでハッピーパスの子はコディーノやチェッキーノなど中山マイル巧者だったことからサブライムアンセムも「中山マイル適性あり=阪神芝1400М適性あり」となりました。
さらに中山マイルは東京芝1400Мともリンクします。
ならば東京芝1400М実績のある馬を選べばいいともいえます。
①コラソンビート
阪神ジュベナイルフィリーズ3着ですがこの馬のベストは芝1400М。東京芝1400Мの京王杯2歳Sの覇者でもありますし、ここは普通の出来があれば勝ち負けです。
⑥シカゴスティング
この馬はロゴタイプ産駒で、ロゴタイプ産駒は中山マイルGⅠの頃の朝日杯FSを勝っている中山巧者。その産駒であるこの馬も中山適性がありそうです。ならばここでも狙えるという論法です。母父スクリーンヒーローもこのレースが合っている血統ですし、レースへの適性は高いはずです。
②ロゼフレア
この馬は出走レースが全て芝1400М。芝1400М適性を見極めてのことで、当然このレースへの本気度は高いはず。阪神芝1400М2歳1勝クラス万両賞の勝ち馬で万両賞好走馬はこのレース好走しやすいというデータもあります。
③バウンシーステップ
この馬も新馬戦でマイル戦4着の後は芝1400Мを使い続けて結果を出しています。母系は少し微妙ですけど、昨年2着ムーンプローブ、21年覇者シゲルピンクルビーとこのレースで結果を出しているスクリーンヒーロー系モーリス産駒なのでここでも勝負になりそうです。
①②③⑥
この4頭BOXで馬連、ワイド狙い。
でももう1頭血統で気になる馬がいます。
⑦セシリエプラージュ
母アットザシーサイドがフィリーズレビュー2着馬。血統的にも重めの芝である今の阪神は合いそうなので穴馬としてチョイスしておきます。
①②③⑥⑦
絞るならコラソンビート軸で良さそうですけど、土曜の中山牝馬ステークスのヒップホップソウルのように自信度の高い馬の方が撃沈することがあるので今回は買い方に強弱つけての5頭BOXにしました。
(結果)
1着④エトヴプレ 11番人気
2着①コラソンビート 1番人気
3着⑦セシリエプラージュ 12番人気
4着③バウンシーステップ 2番人気
:
6着②ロゼフレア 5番人気
12着⑥シカゴスティング 3番人気
チョイスした5頭中3頭が2~4着。
エトヴプレさえいなければ、という結果。
エトヴプレは芝1200Мベストの馬なので馬キャラ的にもズレがあるので今回は軽視しましたが逃げ切られてしまいました。
2着コラソンビートはきっちり走ってくれましたが、勝ちきれない感じが血統構成のバランスの悪さにある気がしました(父、母父、母母父が全てヘイロー系というバランスの悪さで、バランスの悪さは底力の無さになります)。今後どの路線に行くかもありますが勝ちきれないもどかしい感じが続く気がします。
3着に穴馬推奨した12番人気セシリエプラージュが来てくれました。
この激走は馬券的にも、とても大きかったです。
母アットザシーサイドと同様にフィリーズレビュー好走、こういうのを見ると血のドラマ、血の重要さを感じます。
4着バウンシーステップも6着ロゼフレアもそこそこ走っているので予想の方向性としては間違っていなかったと思います。
唯一大敗したシカゴスティングは2番手で競馬しての前残りレースでの大敗は案外でしたが、ここまで大敗するのは馬場が合わないことが原因でしょう。ロゴタイプはマイナー種牡馬なので好走のツボが狭いので馬場が合わないとこういう結果になります。本質としては9月阪神野芝、9月中山野芝あたりがあっていると思います。
以上、先週末土日の重賞予想を振り返りました。
ドハマり馬が大敗などダメダメな面もありますが、結果としてはまずまずでした。
今週末は土2つ、日2つの計4つの重賞があります。
3つの3歳重賞は難解ですが配当妙味がありそうですし、阪神大賞典も例年堅い決着のレースが多いですけど今年は穴馬の入る余地がありそうなので、何とか的中して高配当ゲットといきたいものです。