脱4着競馬研究室

孤高の競馬アナリストの予想奮闘記

アネモネS、注目馬ジネストラが好走も雑な予想で失敗~3/13・3/14競馬の予想結果~

kakikenです。

 

遅くなりましたが先週の予想の回顧です。

土曜中山5R 三歳未勝利 芝1800М

(予想)

中山は3週目です。例年の3週目で一番狙えるツボが

芝1800Мのルーラーシップ産駒です。

なかでもノーザンF生産馬であれば信頼は高いです。

このレースでは

②プレミアエンブレム

ノーザンF生産馬は良馬場の方がいいので不良馬場になった時は不安ですが、この馬は母母父オペラハウス、重馬場得意の血統なので問題ないと思います。馬場悪化で外有利になった時が不安ですけど、それでも馬券圏外はないと考えています。

芝1800Мの未勝利戦は基本人気通りが多いので②から上位人気へ流す感じで良さそうです。正直この馬と人気を二分する⑧コスモマインと一騎打ちっぽいですけど。

渋った馬場前提で予想すると

②ー⑥⑧⑪⑫

 (結果)

⑥ー②ー⑫

②プレミアエンブレムは1番人気2着。やはりノーザンファーム生産馬のルーラーシップ産駒なので最低限の仕事はしてくれました。

私は②ー⑥1000円の馬連、②ー⑥470円、②ー⑫710円ワイドを的中。

②から4頭流しなので十分なプラスです。⑧コスモマインが2番人気10着に飛んだことも大きかったですね。コスモマインは母父クロフネということで重馬場も問題ないと思っていたのですけど、今回は本来の型である先行から不向きなまくりをしてその時点で脚を使い果たしたのかもしれません。

勝ったのはその母父クロフネである3番人気⑥ゲンパチリベロ。父ドゥラメンテを彷彿させる豪快な差し切り。ドゥラメンテ産駒は不良馬場は合っているかもしれませんね。

3着は4番人気⑫ルミナスゲート。このレースで②の相手として一番期待していた馬です。父が重、不良馬場で高い適性を誇るダンチヒデインヒル)系ですし母父サドラーズウェルズ系は緩々ペースの直線勝負は得意ですから『まず来るだろう』と思ってました。鞍上の北村騎手は土日中山の芝を完全に馬場を読んで積極的に前に行く競馬をしてました。もう1頭⑪クインズダイヤは9番人気13着。この馬の母系がここ数週言い続けている『一昔前の血統』であること、この馬の母の産駒は初戦から動ける馬が多いことから狙ってみたんですけどダメでした。

 

土曜中山10R アクアマリンS 芝1200М

(予想)

このレースは何といっても私の愛馬が出走するので取り上げます。

⑭トキメキ

自信があった1月のサンライズSの除外は痛かったですね。そのレースを勝ったアルピニズムは先週オーシャンSでも人気した馬ですが、トキメキは前走でアルピニズムに勝っています。今回昇級戦ですけど当然勝負になる馬。血統からみても、このレースと相性抜群のアドマイヤムーン産駒ですし、母系を見ても馬場不問で、枠もむしろ馬場が渋って外枠引いたことが有利になりそうです。唯一の心配は先週のような前行った順で決まることだけ。それがなければ4連勝できるはずです。

相手として①ファーストフォリオ、④グッドマックス、⑥センショウユウト、⑫ジュニパーベリー、⑮フレッチア

ー①④⑥⑫⑮

 (結果)

⑥ー③ー⑭

トキメキ3番人気3着。昇級初戦でも走ってくれました。不良は苦にしない血統でしたけど、今回は有利と思った枠が結果的に不利だったという感じでしたね。実際土日3つ行われた芝1200М戦は内枠が好走してました。不良までいくと外も伸びないので経済コース走れる内枠有利だったということでしょう。次走も当然期待できるでしょう。1着は差し馬で買うならと押さえた10番人気⑥センショウユウト。不良馬場でダート血統が合うと予想。キンシャサノキセキ産駒で母父ワイルドラッシュ。この馬をチョイスして正解でした。ワイド⑥ー⑭2200円ついたのでこのレースもそれなりのプラスに出来ました。

選んだ他の馬は①ファーストフォリオは2番人気8着、④グッドマックスは5番人気4着、⑫ジュニパーベリー4番人気7着、⑮フレッチア1番人気5着でした。

1,3、4,5着は選べていたので間違いではなかったですけど、2着8番人気③ウィズに関しては完全ノーマークでした。

 

 

土曜中山11R 中山牝馬S 芝1800М

(予想)

16頭中9頭がノーザンファーム生産馬。なかなか濃いメンバーがそろいましたね。

土曜は恐らくこのレースの前の時点で枠の有利不利、脚質の有利不利がわかっていると思いますので実際はそれらを見て最終判断した方がいいとは思います。

ここでは馬場が渋って狙えそうな穴馬を取り上げておきます。

⑦フェアリーポルカ

この馬はルーラーシップ産駒なので3週目の中山の芝1800Мはハマり。実際前年も不良馬場で勝ちました。今年も似たような馬場になれば昨年の再現もありえます。

⑮サトノダムゼル

このレースは前走が愛知杯で1ケタ着順凡走馬が巻き返す傾向があります。この馬は愛知杯7着。しかもこの馬は重馬場競馬3戦3勝。重馬場なら狙うべき馬です。

⑥アブレイズ

この馬も愛知杯4着馬。追い込み脚質なので土曜が差し追い込み決まるなら一考すべき穴馬。キズナ産駒は中山なら馬場が渋った方が好走チャンスは高いです。

⑪ロザムール

この馬は土曜が逃げ先行有利パターンの時に浮上しそうです。ローズキングダム産駒で軽視されると思いますので前走金杯以上の走りが可能だと思います。

 

土曜が先行馬場なら

⑦⑮と⑪にノーザンF生産馬の先行系②リアアメリア⑨ドナアトラエンテ

土曜が差し馬場なら

⑦⑮と⑥にノーザンF生産馬の差し馬系⑤シャドウディーヴァ⑭シーズンズギフト

明日の傾向を見て決めようと思います。 

 (結果)

 ⑬ー⑪ー⑦

私は結局土曜の傾向から先行馬場予想で買いました。なので⑦ー⑪1320円のワイドは的中できました。5番人気⑪ロザムールが先行馬場での予想通り逃げて2着。ここでも北村騎手は好騎乗。前年覇者⑦フェアリーポルカが前年と同じ不良馬場で6番人気3着。早仕掛けてで勝ちに行った分最後止まりましたが何とか3着死守。5Rといい芝1800Мノーザンファーム生産馬のルーラーシップ産駒はきっちり走ってくれました。

1着が7番人気ランブリングアレー。愛知杯経由はやはり相性がいいレースでした。中山芝1800のフラワーカップで3着してたので気になった馬でしたがノーザンファーム生産馬重視して切ったのは大失敗でした。

 

日曜中山9R房総特別 芝1800牝馬限定

(予想)

土曜は不良馬場もプラスだったかもしれないですけど、中山3週目のツボ『芝1800Мのルーラーシップ産駒』では2頭とも馬券になってくれました。やはりノーザンファーム生産馬のルーラーシップ産駒の芝1800Мは信頼度が高いです。

ちなみに日曜は1頭います。

⑩ルヴェルソー

この馬はノーザンファーム生産馬ではなく社台ファーム生産馬ですが、母父がゴテゴテの欧州系チチカステナンゴ。渋って時計も上りも掛かるレース向きなので日曜の馬場は合うはずです。

相手キンカメ産駒⑧ゴルトベルク、差しが届くなら②ホウオウエミーズ。

⑩ー⑧②

(結果)

 ⑪ー②ー⑧

⑩ルヴェルソーは5番人気4着。相手に選んだ②、⑧が2着、3着。典型的な4着地獄でした。土曜の不良馬場なら恐らく馬券になっていたと思ってます。馬場が少し回復した分ノーザンファーム生産馬が走りやすくなってしまったかもしれませんね。それでも

『中山3週目の芝1800Мのルーラーシップ産駒』はハマるツボだったと思います。また来年使えると思います。

ルーラーシップ産駒で言えば『中京芝2200М(3歳未勝利で特に)のルーラーシップ産駒』は時期関係なく使えるツボですので覚えておいてください!

 

日曜中山11R アネモネS 芝1600М

(予想)

先週あたりからようやく中山芝1600М戦は私の得意とするカテゴリである東京芝1400ベスト系の馬が好走し始めました。土曜の不良馬場で影響を受ける可能性もありますが、このレースではがっつりこれに該当する馬が出走しています。

④ジネストラ

9月中山芝1600М2着、11東京芝1400Мで勝利。典型的なアネモネS好走するパターンの馬。しかもキンカメ産駒でこのレースで必ず絡むノーザンF生産馬。

毎年、この時期の中山芝1600Мは内より外の方が来ているので④番枠は少し気になりますが、きっちり2着内確保で桜花賞権利取りすることを期待します。

相手外枠のノーザンF生産馬⑪べッラノーヴァ⑬トゥルーアート、内枠からはこのレースで好走する母系に当てはまる②スンリ⑥リュクスフレンド。

ー⑪⑬②⑥

 (結果)

⑧ー④ー⑤

④ジネストラは6番人気2着! 期待通りの好走でした。北村騎手がきっちり先行させてくれて『勝ったかな』と思いましたが惜しくも2着。

しかし相手が来ず予想としては外れ。ただ、この馬以外の馬を全く信用してなかった私は6番人気という低評価もあり、単複を厚く買っていたので複勝330円の的中だけでしたがプラスで終われました。

反省すべきは雑な予想をしたことですね。ノーザンファーム生産馬がいいレースで4頭出走の1頭がジネストラ。残りの3頭で⑪⑬2頭を買って唯一買わなかった⑧アナザーリリックに勝たれてしまうという間抜けさ。原因はリオンディーズ産駒を信用しなかったこと。同じく3着だった1番人気⑤ルチェカリーナもアナザーリリック同様ディスクリートキャット産駒が信用できないので切ってしまいました。いずれも新種牡馬の産駒で種牡馬のイメージだけで低評価を決めつけてしまいました。データ量の少ない新種牡馬の扱いに今回は失敗しました。

ジネストラの相手に選んだ馬たちの結果。②スンリは5番人気7着。母系がダート血統ということで選びました。⑥リュクスフレンドは9番人気11着。この馬も母系のイメージと東京芝1400М好走歴からチョイスしました。⑪べッラノーヴァはノーザンファーム生産馬であり、東京芝1400М好走もあり期待しましたが2番人気9着。フェアリーS好走馬がこのレースを好走するイメージは皆無でそこが不安でしたが案の定の結果。血統構成で言えば芝1400、芝1600より芝1800向きだと思います。⑬トゥルーアートは4番人気8着。この馬はダイワメジャー産駒ですが、ダイワメジャー産駒は例年この時期の中山芝1600は合います。実際このレースの前の東風ステークスではボンセルヴィーソが6番人気2着してますから、トゥルーアートにもかなり期待しましたがこの結果。三浦騎手はジネストラではなくこちらを選び裏目。あえてフォローするなら外枠が仇になったということですかね。

ちなみに他で候補だったのが11番人気4着だった⑮グローリアスカペラ。母父ダイワメジャーでしかも中山芝1600と東京芝1400で好走という芝1400ベストタイプ。中山芝1600Мはこの2週、このタイプの馬が好走しだしています。ドハマりの気配がプンプンします。今週末も土日1レースつづありますので今週末は中山芝1600М戦は確勝できっちり利益をあげるつもりです。

 

日曜阪神11R 報知杯フィリーズレビュー芝1400М

(予想)

ザ1400Мベストのような馬を選べば的中できるレースですけど、今年は微妙なメンバーばかり。ちなみにこのレースは芝1400Мで馬券になったことの無い馬はほぼ来ません。では芝1400М3着以内の無い⑧ヨカヨカは消し? でもこのレースはジュベナイルフィリーズ最先着馬が強いレースでもあります。ジュベナイルフィリーズ最先着馬は⑧ヨカヨカ。悩ましいですね。ただ明らかに芝1400Мベストとは言えない馬です。芝1200Мの馬ですね。掲示板の下かなと予想して今回は消します。

だったらジュベナイルフィリーズ6着の馬を選びます。

オパールムーン

実績だけでチョイス。血統構成からは芝1400Мがいいとは全く思いません。

③エルカスティージョ

④アンブレラデート

⑨ラヴケリー

この3頭がフィリーズレビュー向きの血統構成の馬。

この4頭BOXで勝負します。

③④⑨⑯

 (結果)

⑤ー⑧ー⑬

大外れでしたね。チョイスした4頭のうち④アンブレラデートが5番人気4着。③エルカスティージョが3番人気5着。惜しい結果ではありますけど。予想外に勝ち時計が速くなったのが痛かったです。良馬場まで回復した上に気温が上昇して馬場の硬化が進んだのが原因でしょう。特にアンブレラデートは土曜の馬場なら2,3着はあったと思います。この馬の血統父エイシンフラッシュ母父アグネスタキオンは馬場が渋れば渋るほどいい血統ですからね。7番人気10着だった⑨ラヴケリーも高速決着は不向き。

エルカスティージョと1番人気9着だった⑯オパールムーンは後ろ過ぎです。この日の阪神も先行有利は続いていました。結果的に先行馬で阪神ジュベナイルフィリーズ最先着の⑧ヨカヨカを選ぶべきだったのかもしれませんが、この馬がここまで活躍できる今年の3歳のレベルの低さを感じます。勝った⑤シゲルピングルビーは芝1400М実績があったのでここで走っても全然納得できますが、2、3着は傾向に反する例外馬。ただし11番人気3着の⑬ミニーアイルは今後ひょっとする馬かと感じました。前走芝1200М勝ちで、このレースは芝1200戦経由の馬はデータ的にほぼ来ないで切りました。しかし小倉のレースを見る限りかなり走る馬だと思ってましたからこの3着には「やられた」と悔やみました。こういう傾向を覆す馬は強い馬じゃないとできません。

ミニーアイルに桜花賞の穴馬の予感がします。

ミッキーアイル産駒も新種牡馬ということでどうしても信用性が低くなりがちですが、このミニーアイルに、先週のチューリップ賞勝ち馬メイケイエール。評価を見直すべきかもしれませんね。

 

以上先週末の予想を振り返りました。

今週末はドハマり気配の中山芝1600М戦、そしてツボのある土曜フラワーカップ
楽しみが多い週末になりそうです。